2007年08月

2007年08月26日

先輩からのおことば

本日、先輩へ報告をしました。
色々な事、言っていなかったので。
私は芝居に関して、絶対に頭の上がらない人がいっぱいいますが、その筆頭の先輩です。
私が、西三河で芝居をやっているのも、劇団の立ち上げに参加したのも、劇団に客演し入団したのも、今の劇団に入団したのも…とにかく、「芝居」ってものの根底にいつも必ず存在している先輩です。
2月公演の日程の厳しさには、やはり絶句されました。
「前も言ったけれど、小さな舞台をちょこちょこ打つ事は、成功や成長につながらないんだよ」
分かっています。
今回は、11月名古屋の講座で舞台監督・12月本公演・2月プロデュース公演・3月戯曲講座公演と続きますが、全部が本公演です。小さな舞台じゃありません。
「なお悪い」
…ごもっとも!
2月の公演は、最初「お前のところの劇団はなんでもやらすな」と言われました。
いえいえ、今回は、前所属していた劇団の関係ですと話すと、爆笑されました。
「お〜お、2年たって評価されたってか?」
う〜ん…そうかも。
良いから、身体を大切にして思い切りやってこいと言われました。
本公演へ対する緊張と不安をあって当然だけれども、ある程度は肩の力を抜く様に言われました。
「大丈夫、俺が信じて、お前も信じたメンバーだ」
なにを隠そう、この先輩、私が今所属している劇団の初代団長なのです。
うん。
頑張ります。

yuzuki6 at 21:24|PermalinkComments(0)

[マニア]小説+漫画

世界平和■世界平和は一家団欒のあとに 橋本和也 / メディアワークス
かなり前に読んだ小説です。
感想のUPを忘れていました。
暗い・黒い作品ばかりを読んでいた頃で、底抜けに「くだらない」作品が読みたくて買いました。
すかっと、「くだらない」のですが、ものすごく納得させられる所があって、かなりおもしろかったです。
続きを意識した書き方をしていて、「出し惜しみ」を感じました。
が、「ちゃんと描ききっていない」と言うよりは、「今回の物語に関係ないものは排除した」という感じで、読みやすかったです。
正義の味方の、見方が変わりました。
設定もおもしろいです。

カケル01かける02■カケル 1・2巻 竹下堅次朗 / フォックス出版
古本屋で立ち読みして、思わず買ってしまいました。
そこまでおもしろくはないのですが、設定の奇抜さが、上手く読ませてくれます。
熱い漫画だと思ったのですが、意外とそうではなく、途中でちょっと飽きた節があります。
これは続きが出ているのでしょうか?
気長に集めたいです。
2巻も物語りの途中で終わっていますが、「わぁ! 続きが気になる!」って程の興奮があんまりないので、ある意味ありがたいですが、ちょっと残念です。

■秀吉でごザル!! 1巻  たなかかなこ / 集英社
以前、たなか先生作品を友達にもらって、「あ、結構好きかも」と思った作家さんです。
オリジナルストーリーも読みたい(いや、これもオリジナルだと思うのですが)気もしますが、うん、歴史モノも気になる! と、買ってみました。
やっぱりちょっとエロいのですが、女性(ですよね?)とは思えない迫力ある絵柄と、うまい魅せる書き方に、楽しませてもらっています。

■妖怪のお医者さん 2巻 佐藤友生 / 講談社
「当たり」を感じてる作品の2巻です。
マニアックな作品なので、続きが出るか心配していたのですが、無事に掲載は続いている様子ですね。
嬉しいです。
一作品、一作品、完結なので、物語の進みが悪く、飽きてしまうかと思いきや、ちゃんとストーリーは進んでいて、ちょっと気になるところで終わっています。
早く続きが出て欲しいです。

■CHIMES 1巻 渡辺静 / 講談社
衝動買いです。
絵柄がちょっと古い気がしますが、ストーリーは新しい、そのちぐはぐがなんだかいい感じです。
オンラインゲームをやったことがないのですが、こういった画面なんでしょうか? だとしたら、昔のロールプレイングとあんまり変わってないんですね。
裏表紙のモンスターの絵柄に惹かれて購入しちゃいました。
ちょっと気になるところで終わっています。
次巻をお楽しみに〜♪

仕立■仕立屋工房Artelier Collection 5巻 日丘円 / スクウェア・エニックス
なんだか、どこへ向かっている作品かわからなくなってきちゃいました。
主人公の目的がはっきりしないので、終わりが見えないのです。
作品はおもしろくなってきました。
読んでいて楽しいです。
が、なんだかはっきりしないんです。
「はがゆい作品」です。
人間関係が描かれているのですが、どうもそれも希薄です…。

■センチメントの季節 8巻 榎本ナリコ / 小学館
古本で買っていて、やっと最終巻まで買えました。
読んだ事がある友達が、「あの、おばさんがコートばってやる作品結構好き」と言っていて、「どれ?」と思っていましたが、たぶんこれです。
やっぱり、5巻以降からあんまりおもしろくないですね。
残念です。
エロ要素があんまりないのだけれども、でもエロを描かないと成立しない作品です。
このバランスが素晴らしいですね。

■ハロー・グッドバイ 1巻 那波マオ / 講談社
この私が、デザートコミック買っちゃいました。
ストーリーの作りこみがシンプルだけれどもちゃんとしていて、おもしろいです。
淡い恋心とはちょっと違うけれども、恋愛ってやっぱりこうだよね、と、なんか嬉しくなっちゃいます。
ただ、高校生に見えません。
こんなに大人びていません。
でも、大学生にしては描けないストーリーですね。

カティ■人造人間カティサーク 1巻  緒方てい / ジャイブ
たぶん古い作家さんですよね?
詳しくはわからないのですが、この熱い感じは素晴らしいです。
清清しいほど熱いんです。
街の人たちの危機感のなさが、正直気になるのですが…。
ロボットが開発される昨今、「機械は、人間よりも人間らしい」という事をテーマにしたアンドロイド(や、ロボット)のマンガは減ってきています。
その中で、まっすぐに一昔前のアンドロイドマンガを描いているのは嬉しいです。

おせん■おせん 13巻 きくち正太 / 講談社
今年の夏は暑いです。
きくち先生描く冷製お茶漬けが食べたいです。
食欲が湧く作品です。
が、最近物語りの重さがちょっと足りなくなって気がします。
食べ物を描くのは、大賛成ですが、ちょっと残念です。
もう13巻なんですね。
早いものです。
ぶら雲先生と、同じネタをもう出さないで欲しいと思います。

シュー■シューピアリア 5巻 ichtys / スクウェア・エニックス
注目作品です。
今までの伏線がちゃんと活かされてきて、いい展開です。
魔王以外のモンスターを殺さないと決めた勇者と、勇者に恋をした魔王の悲しいけれども、楽しい旅のストーリです。
恋も盛り上がってきました。
今後の展開に期待!
もしかして終わりに近づいているのでしょうか。
今回は、シーラ(魔王)が出てこない話もあって、描き方がやっぱりうまいなと思いました。

君と■君と僕。 4巻 堀田きいち / スクウェア・エニックス
つまりらないと思っていたのですが、おもしろくなってきました。
幼なじみっていいですね。
「っぽい」を思い出しますが、あれよりもいやらしい感じがしなくていいです。
安心して読めます。
「おもしろいかも」と注目したのが今回だったので、キャラクターが覚えられていないです。
最初からちょっと読み直してみないといけないですね。

■東海道HISAME-陽炎 1巻 松永空也 / 一迅社
久しぶりにBL系を買いました。
なんか、別にBLにわざわざしなくても良いと思いますよ。
作者がすきなんでしょうか。
しかも、これ、前作がある様子です。
ありがたい事に、前作を読んだ人にしか分からないようには描かれていない事です。
つまり私でも読めました。
ストーリの進みがものすごく速いです。
すぐ終わるんでしょうか。
が、目的が見えません。
彼らはどうして旅をしているんでしょうか。
むしろ、どうして旅に出たんでしょうか。

■BITTER VIRGIN 3巻 楠桂 / スクウェア・エニックス
ずっと泣きながら読みました。
数ある楠作品の中で、これを代表作にして欲しい。
できれば、ドラマにして欲しい。
とにかく、とにかく、あまり人に勧めない私にとってお勧めの一冊です。


yuzuki6 at 19:02|PermalinkComments(0)

2007年08月25日

★初★稽古

本日、初稽古でした。
役者さんが1人来れなかったのが残念ですが、このペースで頑張りたいです。
配役やスタッフの発表も終わったし、今から半年、仲良くやりたいです。

音響の専属スタッフが最初からいる状態で稽古が始まるのは、私の演出史上初です。
しかも、「入れるところは任せる」に対し、「その方がありがたい」って言えちゃう心強い音響さんです。
早く配役やら何やらが発表したい物です。

yuzuki6 at 21:12|PermalinkComments(0)

2007年08月20日

芝居モードON

劇団のキャンプから帰ってきた日、幹事さんから「次は公演(モード)だね」というメールが飛んできた。
楽しいお遊びの日は終わり!
さてさて芝居モード。
ついぞ団長に「2月の脚本書き終わりました」と言えず。
キャストが未発表なので、団員にも今回の公演はまだ話してないし。

2月公演は場所が決まった段階で、芝居友達から「あの使いづらいホールでしょ?」と言われ、よくわからないまま「うん」とかのたまってしまった。
なんでも、「照明泣かせ」らしい。
そんなわけで一度決まった照明係を保留にしてもらった。
いったいどのくらいの程度までこちらがセッティングをしなくてはならないからわからないからだ。
セッティング(シュート)までやれと言われたら、それこそ業者レベルだ。
本日、ホールの舞台図を確認。
…あれ???
運がいい事に、このホールは以前、劇団Happy?で上演をした事がある。
すぐさま団長に確認。
案の定の回答。
「コンサート用のホールだから、緞帳はないよ」
ぎゃふん!!!!
ついでの言うと、ホリゾント幕(照明の色を当てる白色の幕)もない。
映画の上演を一緒にやるから、スクリーンは用意してくれても、ホリゾント幕は望めない。
しかも舞台の形が八角形。出入り口は、左右真ん中に3つ。
…これで舞台をやれと?
ホール代を見るとたしかに、安い。
そっか、仕方ないよな。
出演者の一人に声をかけた際、「今までにない企画をやるんだから、こけるのと当然って気持ちでやるよ」と言ってくれた。
まさにそう。
 
芝居体制に入ると意識がクリアになるのが私の性分。
気付いたぜ。
役者ばかりそろって、スタッフがいないじゃん!
舞台監督
衣装
小道具
大道具
メイク
制作
広報
…あららら???
色々迷って、10月まではこれらの仕事を私が全てまかなう決意をする。
制作と広報だけ違うかもだけど。
どうせ劇団元素時代は、全てひとりでやっていたのだから、10月までなら回せるでしょう。
頑張るぞ!
事務処理全般やらせてもらえるのも、凄く嬉しい。
劇団の事務処理、実は大好き★
裏方も、ある程度までは楽しいのだけれども、これらを全部やれと言われたら、私の独壇場だわさ。
舞台監督を、役者から出す事になったら、すっごく迷う。

劇団Happy?も芝居体制。
12月の公演の事は、ちらっちらっと聞いているけれど、なんだか楽しそう。
ついでに言うと、その次も決まっている様子なので、しばらくは芝居漬けになりそう。
嬉しいなっ。



yuzuki6 at 23:14|PermalinkComments(0)

2007年08月19日

喜ぶべきか、凹むべきか

出演者の一人から、「俺ってどっちの役?」と連絡があった。
先日連絡のあった人と、この人の2人が、「俺はどっちの役?」と思うだけで、それ以外のメンバは、読めば自分がどの役になるか予想がつくかと思う。
「どっちがやりたい?」と聞くと、かなり迷って、「演出に任せる」と返された。
私としてはもう決まっているのだけれども、希望があれば変えたい。
「直球キャラ」と、「小細工キャラ」とどっちが良いかという点のみだ。
まぁ、ありがたい事に、私が考えていた配役を、「こっちが良いかもしれない」的な言い方で希望してくれた。
性格からして、絶対この役を選ぶと思ったんだ…。
作品の感想を聞くと、「真昂風作品全開! って思った」との事。
かなり気を遣って、コロスを極力抑えて、さわやか青春ものにしたつもりだったが、私の持つ独特の雰囲気は健在らしい。
私の作品をそんなに読んだ事がないのだが、なんだかちょっと安心していた。
とりあえずは、稽古初日に向けて読み込みを進めるとの事。
忙しいのにありがとうございます。

yuzuki6 at 23:10|PermalinkComments(0)

2007年08月17日

[イベント][9/9]劇団顔交換 第12回公演

7de5216c.jpg劇団顔交換第12回公演 『ララ…』
演出・脚本/大野知恵子

日時:2007年
 9月8日(SAT)
  第1回 14:00〜
  第2回 18:00〜
 9月9日(SUN)
  第3回 15:00〜
会場:七ツ寺共同スタジオ

チケット:
 一般→前売¥1,000 当日¥1,500
 学生→前売¥800 当日¥1,000

●キャスト
米かずお/スズキカズマ
米まよみ/新海真弓
民みずる/冨本佳子

●スタッフ
照明/きなこ
衣装/新海真弓
音響プラン/スズキカズマ
音響オペ/あずみ由奈
映像/福島馨(IHONO)
制作/鷲見彩乃
マスコットキャラ/ヒロポン

HP http://www.interq.or.jp/japan/ihono/kaokoukantop.html続きを読む

yuzuki6 at 09:15|PermalinkComments(0)

失礼が無い様に

先日、劇団の友達と遊んだ際に、ちょっと愚痴を聞いた。
どうやら他の劇団さんのチラシを描いたらしいのだが、「協力」という形で、チラシに名前が載ったら良い。
その劇団さんが、チラシを描いた人をそういった扱いをしているのだとしたら、それを確かに描いた側に一言言うのが通りだと思う。
「チラシ」といえども、「イラスト」なわけだから、その「イラスト」にサインをいれさせて貰えないのって、「イラストレーター」としていは不条理かと。
「イラスト」を、「依頼」したならば、それは「イラストレーター」として依頼をしているわけだから、サインは入れさせてあげよう。
その際に、名前の話にもなった。
「名前を載せて良いかどうか聞いていない」
なるほど、そりゃ、訴えれるよ…。
とはいうものの、私もこういった事をやらかした事があるので、なんだか身にしみる話だった。
今は、やってないけれども、割と名前をバンバン書いていた頃があるので。
相手がどれほど不快か、よくわかった。
私も、脚本を手伝った際、勝手に本名で「協力」って書かれたら、腹が立つ。
腹を立てずに、「チクショー」と凹んでいるだけの彼女は偉いなぁ…。
 
そんなこんなで、ここに載せていく2月公演の方々も、極力名前が載りません。
イニシャルトークにもしていかないと思います。
まぁ、進みがざっと載るだけなので、あまり期待しないで下さい。
 
今日で出演者にはすべて台本は行き渡りそうです。
メールでデータだけ送ってあった人から昨日電話があって「自分はどの役ですか?」と聞かれました。
今回は、決めて書いていたのだけれども、なんだか途中から誰がどれやっても良くなってきたし、なにより、見たくなったので、決めていません。
「どれやりたい?」と聞いたのだけれども、「あまったやつで良いです」との事です。
今日全員に配り終わるので、待ちで。
ただ、とあるキャラクターの設定を、一発で言い当てたので、それならば、こいつはこの役しかないなとは、思っています。
私の中では、最初に決めた配役から役者は動かないかと。
楽しみだな♪
だだ、その人以外誰からも連絡がないので、みんな読んでいないのか、それとも、「駄作だ」とあきれているのか…。
「気楽に、好きにやります」と、電話の人。
そうであって欲しいです。
そうであるからこそ、君を誘ったんだから。

yuzuki6 at 08:13|PermalinkComments(0)

2007年08月16日

本日はエキストラ

Vフェス共催のキャッチさんが、映画を撮っているという事で、そのエキストラとして参加してきました。
あとから聞いたら、出演者の一人が知り合いでした。
いやぁ、世の中は狭い(苦笑)
一緒に行ったエキストラ役の子が、悪態をあまりについて、どうして良いのやら…。
2月の公演を一緒にやる子だからコキ使ってやろうと決意。
本人にも宣言。
そこまで言うのならば、相当の演技をしてみせなさいな。
 
台本を本日配布しました。
一人が寝ていたのを叩き起こしてしまったみたいで、台本を持っていったら無口でした。
ごめんなさい。
出演者の一人がつかまらなくて、その人だけが配布が遅れています。
後から文句を言わない様にお願いします。
今のところ出演者からはなんの連絡を受けていないので、このまま予定通り稽古に滑り出しそうです。
スタッフ担当さんにお願いしていた音響さんと、今日引き合わせの予定が熱が出てしまったらしくいらっしゃっていなかったです。
会えるのは25日の初稽古かな?
かなり緊張します。

yuzuki6 at 00:56|PermalinkComments(0)

2007年08月14日

思った以上の速さで

12日の昼くらいから書き始めて、10ページ。
この進みで大丈夫かなと心配をしていたのだけれども、13日に書き終わって、14日には更に追加シーンをくわえて完成!
思っていた以上に私の書く速さは健在で良かった良かった。
おそらくは45分の芝居に書き上がっていると信じている。
男子の友情はやはり描いていて楽しい。
これに声や演技がつくんだと思うと嬉しいな

yuzuki6 at 00:44|PermalinkComments(0)

2007年08月12日

[マニア]今回は古本も入っています。

獣■獣神演武 1巻/SE/荒川弘■
『鋼の錬金術師』以外の作品が見てみたくて購入。
絵柄が可愛いのに、筋肉をはじめとする身体をきちんと描くところが好き。
実は絵はあんまり好きではないのだけれども…。
北斗七星の中国での呼び名を元に作られている作品で、かつて同じ題材で小説を書こうとしていた私としては、先を越された感じをもちつつ、これからを追って行きたい。
北辰天君と出会っておきながら、別れて行くという流れに、おそらくこれは巻数がけっこう出るんじゃないかと思っている。
原作付きと言えども、きちんと書き分けができる荒川先生は、才能ある人だなと、実感した。
とりたてて面白いとは思っていないが、ちょっとの間追いかけよう。

蒼■蒼海訣戦 4巻/一迅社/納都花丸■
ストーリーが本当にゆっくり。
あんまり進まないのがウリなのか、狙っているのか、非常にじりじりする。
前も話したけれど、「耳かわいい!」とか、そういった作品ではないのが、好感が持てる。
八島がちょっとずつ他の生徒達と距離を縮めて行っていて、こういった描き方がうまいなと思った。
なにか事件が起きて、改心して、仲間になるっていうベターなイベントはなく、じっとりじわじわと、なんだかんだでなじんで行く人間模様は、本当に「人間」が描かれていると実感した。
キャラクターがあんまり増えないので、混乱もなくありがたい。
民族がやたら出てくると、覚えきれない。
苦手な、國を描いた作品なので、ちょっとついて行くのが…。

NHK■NHKへようこそ! 完結/角川書店/大岩ケンヂ■
作品に特に思い入れはないのだけれども、この作品を巡って起きた色々は、感慨深いものが多い。
私がこの作品を読んでいるという事実だけで、かなりの『萌』要素だったらしい。
正直迷惑な話でもあり、ここに登場しうるキャラクターを私が持っているというのは、なんかだ不思議な感じだった。
ただ、最終巻を読み終わり、私が岬に似ていると言われていたのが、すごくよくわかった。
それに勘づいていた人を普通に尊敬してしまった。
「最高の幸せを自分で捨てる」
これだな。これを求めて私はずっとこうして来たんだなと、なんというか、喪失感を持った。
「僕にも岬ちゃんが現れないか待っています」と、いう人がいたが、私も佐藤君を捜したくなった。
誰かを愛し、誰かが私のトリコになって…そんな幸せを、いつか自分で捨ててしまいたい。
ま、捨ててきたんだけれどもね。
そんなに良いものじゃないよ。

鋼■鋼の錬金術師 7巻/SE/荒川弘■
ゆっくりではあるものの、ストーリーが確実に展開していて、とても安心している。
ただ、ちょっと間延びしているので、雑誌派の人にはつらいのかも知れない。
魅力的なキャラクターが多いが、真新しかったり、突飛なキャラがいないのが、ありがたい。
許容範囲内のキャラクターが、イミシンに登場して、物語を上手く回してくれる。
核心にだいぶ触れてきたので、そろそろ戦争が始まって、終わっちゃうのかなと思いつつも、話のスケールが大きくなり過ぎて、弟の体を元に戻すと言う話はどこに行っちゃったのかな? と、不安ではある。
でも、「お父さん」が「お父さん」で良かった。
ちょっと泣いちゃいました。

メテオド■メテオド 1巻/小学館/四位晴果■
衝動買い。
なんせ、この絵柄でサンデー。
ストーリーからして、アフタヌーンでやってもおかしくない! と、購入したが、まぁ、たしかにサンデーコミックスだった。
文字が多いので、受け入れられるかちょっと心配。
キャラクターもそこまで可愛いわけじゃないし、どうなんだろうか。
たぶん新人だろうけれども、読みづらい。
絵柄も、描き方も。
成長して行くといいなと思った。
期待している。
十威の設定や力が分かりづらいけれど、これからもたぶん色々なメテオドがでてきて、戦ったりしちゃうんだろうね。
読み切りで終わった方が面白い作品だったかも。

エデン■EDEN/角川書店/スギサキ ユキル+RETROGRADE■
書き手が悪いのか、原作が悪いのか、多分理解されない部類の作品。
人間の描き方がが、圧倒的に足りない。
「どうしてこうして、こうなったのか」の5W1Hがきちんと読み手に伝わらない作品は、ただの独りよがりで、これを2人で描いたとしたら、どうしてその片方は気がつかなかったのだろうか。
完結作品でよかった。
でなければ、また無駄なお金をつぎこんでしまうところだ…。


リボーン■家庭教師ヒットマンREBORN! 16巻/集英社/天野明■
前章がとてもあっさりと終わってしまって、「え?そんなもんなの?」とちょっと唖然。
いきなり突入した新章があんまりついて行けない。
絵はとても好きで、わくわくしながら読んでいる部分もあるのだけれども…。
とにかく、先を見守ろうと思ってる。
この展開が、編集者側のてこ入れでは無い事を願う…。

おやすみプンプン■おやすみプンプン 1巻/小学館/浅野いにお■
「まったく新しい表現方法」という帯に負けて買ってしまった、優しい読者。
確かに、なんとも言えない表現方法で、なんだか吸い込まれてしまった。
「まったく新しい」かどうかは別として、書き方としては成功していて、それを、こういった「普通の装丁」として発行しているのはすごいなぁと思う。
これって、いったいどうなっていくんだろうか。
主要となる登場人物が、ちょっとずつずれている。
そのひずみがどうなっていくんだろうか。
続きがすっごく気になるってわけじゃないけれど、気にはなる。

ロスト2ロスト3■ロスト〜異界の獣たち〜/一迅社/川添真理子■
書店で3巻で完結というのを見て、「え? 3巻?」となった。
1巻しか持っていなかったので。
慌てて古本で2巻を購入。
それから、書店で3巻を購入。
読んでみた感想としては、特にない。
ありきたりで、どこにでもある、うすっぺらい感じの話だった。
たぶん、書き手の力量だと思うが、もうちょっと深い書き方ができたと思う。
それこそ、泣けちゃう様な。
人間関係が、紙面上で語られているだけで、そこに血の通ったつながりが見られない。
寂しい感じの物語だった。
絵柄は可愛くて好き。

★以下、古本★

ジン5ジン7■王ドロボウJING/講談社/熊倉裕一■
1〜4・6巻がそろっていたので、これで新装丁版全7巻そろった。
ノリがアメリカの漫画みたいで、なんだか好きだった。
これを機会にアニメの方も見てみたいなと思った。
書き方の工夫は上手いが、デッサン力はイマイチな作家さん。
彼は、この後もなにか書いているのかな。
書いているのならば欲しいと思った。


忘却■忘却の旋律 5巻/角川書店/片倉真二■
4巻を買ったはずなのに、紛失。
こりゃもう一回買わなきゃ駄目か。
絵柄がすごく好きな作家さん。

■極楽丸/バーズ/相川有■
ついに全巻ゲット!
すごく好きな作品で、3巻をずっと探していた。
極楽丸が大好きで、何年後しかで愛している。
友達に「あぁ、なんとなく(ディスコミュニケーションの)松笛君に似てるよね」と言われて、結局私はこれが好みかと、ちょっとあきれた。
でも、好きだ。

■リヴァイアサン 8巻/角川書店/衣谷遊■

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