よくあるA打ちの第二弾。

例題1

黒番

c8が縦の石のみを裏返すいい手。このように辺で一方向だけを裏返すのはいい手になりやすいです。理由はやはり辺で相手の手を増やしていないから。


例題2

黒番

黒がa6と打った局面を考えます。ここで注意すべきなのが白からa7とする手。下辺が黒のウイングなのでそれを攻撃しようということですね。これは結構厄介です。黒がa8の隅をとるのを嫌がって別のところに打つと白からa5とされて辺で2手打たれてしまうからです。おまけに左下が3個空きになるので後々白はb7のX打ちも残りそうです。



かといって白a7のあとに黒a8ととるとウイングを攻撃されて白はh8の隅まで手が伸びます。



つまり黒は隅をとってもとらなくても嫌なわけです。このように相手から強引にC打ちで攻撃されるのが嫌な場合は黒a6のA打ちは控えた方が良いでしょう。


例題3

白番

h6のA打ちを考えてみます。今までの例と違うのは黒からh5と付け手をすることができる点です。こういう付け手、いい手になるかどうかは局面によります。g6の石が裏返るのがイマイチに見える、という人はいい感覚です。が、この局面だと付け手に対して白がh4と辺をとりにくい(あっちこっち裏返るので)ので有効に見えます。あとこのような形で不用意に辺をとるとh5h4h3h2g7!みたいな打ち方をされて困るときもあります。



ということで相手から付け手をされないに越したことはないわけです。
そうすると例題3の局面ではいきなりh6ではなく先にf8と打っておくのが良い手になります。
この後に白h6と打てば黒からh5の付け手がなくなっていることを確認してください。




<まとめ>
①縦(横)方向のみ返すA打ちはいい手になりやすい
②隣の辺が自分の悪形だったりすると相手にC打ちから強引に攻撃されることがある
③付け手をされない状況で打てるのがベスト