こんにちは。
明日9月23日に私の著書『これだけで勝てるオセロ』が発売になります。
オセラー向けにはおちゃらけた宣伝ばっかりしていましたが、ちょっと真面目な話をしようと思います。




どういう本?

 オセロ初心者が確実に連盟初段をとるために必要な知識を全部書いた本という位置づけになります。
いわゆる入門書ですが、今までオセロ入門書として出版されていたものと比べると良くも悪くも細かく、難易度の高い内容になっていると思います。

 オセロって盤面が狭いので、部分的には好手でも全体との兼ね合いで緩手になってしまうなんてことはよくあります。とは言っても全体の最善手というのは部分的な好手をそれぞれ見極めたうえで「じゃあどこを優先して押さえるの?」という観点から決まっていくことがほとんどです。で、そもそもその部分的な良い/悪いって何?というのをまとめたのが本書です。

マイナビ出版について

 このブログを見てくれているような人は言わずもがな知っているとは思いますが、マイナビ出版は囲碁や将棋の書籍を多く出している出版社です。オセロで言うと、佐谷七段著『現代オセロの最新理論』や髙橋八段著『髙橋晃大のオセロ必勝手筋100』などかなり上級者向けの本を出版したことで話題になりました。

 私が初めてマイナビ出版の本を見たとき、とても読みやすいレイアウトだなと思いました。例えば既存の本は練習問題の出し方って問題図を10問まとめて載せて、最後の方のページに10問解説をまとめて載せる、みたいな構成だったんですよ。そうすると順番に読んでくと10問全部解いてから解答みることになるんでその頃には最初の問題で考えてたこと忘れちゃってたりするわけです。かと言って1問ずつ解答見ようとするとページを行ったり来たりする必要があったり、はたまた意図せずして次の問題の答えが目に入ってしまったり、みたいなことがあります。まあこれはこれでそういうものなので、全然目くじらをたてて言うことではないのは承知のうえです。が、マイナビ出版の本では必ず一問一答形式で、左ページが問題・右ページが解説みたいに決まったレイアウトになっているので上記のようなストレスがないんです。こういう細かい配慮が、長年にわたって囲碁将棋の書籍に携わってきたノウハウなんだろうなと思いました(その代わり書く側はページ調整にめっちゃ苦労しました、、)。

子供向けではないかな・・・

 そんな素晴らしいレイアウトになっている本書ですが、子供向けではないかなとは思います。やっぱり子供向けの入門書って目を引くような色とりどりの図がページいっぱいに載っていて、○○名人と初心者の○○君が吹き出しで会話しながらコツを覚えていく、みたいなものだと思うんですよ。まあすでにそういう本って世の中にあるし、中途半端にそっちに寄せてもどっちつかずになると思ったので、文章表現もあまり子どもに分かりやすいかとかは意識せずに書きました。ある小学生の保護者さんに「ふりがなとかありますか?」と聞かれたこともあるんですがごめんなさい、ありません。

 ただ以前小学校低学年の子で『現代オセロの最新理論』読んでますという子に出会ったこともあるので気合いで読めちゃう子は全然いると思います。

執筆の経緯など

 『現代オセロの最新理論』の発売後、マイナビ出版の方がオセロのコンテンツ作成にかなり興味を持っているということでお話させていただく機会がありました。実はYouTubeの動画がずっと止まっているのもその時期からです(単純にネタ切れしてきたのもありますが、、)。
 
 Twitter見てて思うんですが、将棋の本って毎月のように出てて羨ましいですよね。オセロもそれぐらい市場が広がればいいなーという思いもありつつ。ただそれよりもお話しのなかで、利益どうこうではなく純粋に「こういうものがあったらおもしろいよね!」というものづくりの精神を感じたのでありがたく協力させていただこうと思いました。
 
 実際『これだけで勝てるオセロ』の具体的な話が出てきたのは20年1月くらいで、ちょっと難しい本を出しすぎたので初心者向けにつくりたいと。まあそうですよねと答えつつお引き受けしました。ご時勢的な事情で家にいる時間が長かったとはいえ、半年で原稿あげたのはまあまあ大変でした、、

今後について

 もともとYouTube動画とこのブログでオセロの戦術に関してまとめたいと考えていたんですが、ほとんどの内容をこの本に集約してしまったのでどうしようかなという感じです。せっかくなので何かしらの媒体で活動は続けていこうと思うので何かやってほしいことがあればお願いします。


あともう一つお願いがあります。
この本、実はけっこう誤植が残ってしまっています。第2版のときには修正したいので見つけたらこの記事のコメント欄に書き込んでおいてもらえると助かります。

最後になりますが、自分の書きたいことは書けたし、関係者の皆様のおかげでいい本にできたと思っています。多くの人に読んでもらえたら嬉しいです。