ユズポニッキ

咲-Saki-好き 百合好き イラストとか妄想とか晴絵ちゃん関係

こんにちは~ ゆずぽです。咲阿知賀編第2話!

実写版は、キャラクターの芯や動機が分かりやすくなっていますね。すごい。

今回は、鷺森灼と、いつも通り赤土晴絵についてぼちぼち書いていこうと思います。
全キャラにコメントするのは長野編の時に意識的にやったけど、今やもう視聴者がたくさんいて、それぞれに指摘するから良いんじゃないかなぁと思っている(うれしいなぁ)ので、マイペースに自分の好きなことだけ書いていこうと思います。
(しずもあこもくろちゃんも宥ねえも初瀬も本当みんな好きだよ。)


ちなみに2話で一番笑ったのは、女子高生晴絵の「洗濯よろしくな!」の回想から復帰した瞬間、「洗濯ありがとう!」とぶっこんで来たことです。(そんなこと言われたらオタクはネクタイを泣く泣く洗うしか無いし、ハルちゃんの使用済みネクタイをずっと保管しているヤバイあらたその路線は実写世界で暗に取り消されたの笑う。)
image
りこたそ あらたそ かわいいたそ~
【2話から思う鷺森灼像】
今回もごく個人的な感想。なので、灼とキャストさんが好きな方には不快にさせる記事かと思います、ご注意です。

個人的に、
・鷺森灼の指針がはっきりした。
から良かったです。

自分は鷺森灼ガチ勢ではなく、そこそこ好き勢です。
何度も あらたそ絵を描きました。(過去ログ参照)
でも、何回挑戦しても、どうしてもマンガや小説を書けなかった。何回構想を練っても練ってもあらたそを動かせない。理由は、自分は「鷺森灼」を解釈し切れていなかったからです。

鷺森灼は、「寡黙がち」「ズバッと言う」「服とか こだわり派」とか、外郭は浮かぶんだけど、
「どうしてその行動をとったのか」「何を考えているのか」の内側の核が私にはつかみ取ることが出来ず、未消化でいました。

その大きい理由が、ハルちゃんを「憧れる」「カッコいい」「慕う」「好き」……これらの感情が、恋愛として好きなのか、人間として好きなのか、その"比率"が私には読み取れなかったから。

アニメでも、あらたそが露骨に頬を染めるとか、そういう描写もあるんだけど、灼が恋愛として晴絵目当てで動いていると処理するには、自分的には描写が足りない。鷺森灼がどうしてそのように行動しているのかが断言できない。「あらたそって、こうだよね。」が私は言うことができなかった。


ずっとそういう燻りを持っていたので、私は灼ガチ勢にはなれずにいたし、創作も妄想も中途半端だった。(妄想に中途半端とかあるのかはさておき。)



で、実写の鷺森灼。
まず雑談から言うと、

「あらたそ おっきいやんけ ボケ、解釈違いじゃ!!!!は~~~~~~~もう無理、This is 解釈違い~~~~~~~~ブログで取り上げなかったらみんな察してぇぇぇぇぇぇ~~~~~~は~~~~~~!!!!!!(ただしキャストに罪はない。かわいい。)」

って思ってたし、実写鷺森開口10秒で「ちゃうわ」
って思ってたんだけど、
わりとすぐ、「いや、これ三次元の鷺森灼だな……」って思いました。


「愛想よくない」「キラキラ女子に迎合するタイプじゃない。」っていう中身は、なんとなく自分の鷺森灼像と一致してたからです。

二次元のあらたそは、とっても小さくて、あぐり先生の絵がキュートだから緩和されてるけど、性格でいうと結構……尖ってる……と個人的には思っているからです。以下説明。

《愛想》
漫画でも、久々に鷺森レーンに来た玄に直球で「冷やかし?」とか「メリット少ない」言っちゃうし、「わずらわし」とかもズバァっと言っちゃう。
「女子のなかよしの輪」に入るには、正直すぎて、かなり、尖ってる……ように思う……

《迎合しない》
見た目からも分かるんだけど、女子の輪に合わせたりしない。
特に服。制服について、実写を見て確信を深めたんだけど、モブキャラ含め、まわりみんながカーディガンを着てる中、あえて半袖だけをチョイスしてるの結構尖ってると思う。

なんで女子がカーデ着てるのか、よく男性に聞かれるんだけど、まず夏の実用的な理由からすると、「日焼け対策」「冷房の寒さ対策」がまずある。

それ以外には、「制服で、かわいい女子高生をエンジョイしたいから」とかがある。自分の個性を出すため、好きな色を着たり、萌え袖で媚びたり、制服アレンジはいわば自分の魅力の強化アイテム。
カーディガンっていう武器を放棄しちゃうんだあって思った。(あと、無用に半袖でいるとダサくね?暑がりか??デブかよwみたいな嘲笑すらあったわ、咲世界はそんなことないと思うけど。)


そして、「古い制服をゲットして着てる」人は、結構な確率で「レアだから」「制服のアレンジが効くから」「仲良しの先輩にコネがあるってイケてるっしょ」みたいな、「自分の魅力を上げるための」感覚で着てるイメージ。(高校時の体験による偏見)

実写の松実玄が発言してるんだけど、「灼ちゃんはいつもそのスタイルなんだよねぇ。」


なんとなく、灼の場合、キラキラしてる女子の目的とは違う気がする。たぶん、実写の世界の鷺森灼も、「自分を魅せるために着てる」んじゃなくて、「自分が着たいから着てる」タイプの人間。(旧式制服はハルエリスペクトなのかは分からないけれど…)私服も個性的だし。
好きなことは譲らないけど、そうでないことに時間や愛想を振りまくのは生き様に反する。そんな感じの人物に推測できた。

(古い制服については、かなり捏造と妄想と偏見が入ってる。)


いずれにせよ、たぶん、鷺森は、多感な年ごろの女子の輪の中では……浮きやすい……のではないかな。だから、玄もクラスメイトだろうがなんとなく疎遠になったのではないかなと推測。


自分の中の鷺森灼像は、「自分の決めたこと、好きなことには、意固地でまっすぐ。」(裏を返せばそれ以外は省エネ?)なキャラクター。
晴絵の新情報に驚き思わず「あの」阿知賀女子麻雀部に名前だけ貸した。貸してしまった以上全く顔を出さないわけじゃないけど、必要以上に卓で練習したくはない。
実写を受けて、灼のイメージが浮かんでくる。(あくまで私の考えです。)


そういうのがじわじわ伝わってくるなかでの、晴絵とのシーン。まず漫画版から。
image


実写版のセリフがこちら。
「ハルちゃんの"麻雀"が、大好きです。本当に本当にカッコよかったです。ずっとずっと、応援しています。」


麻雀、が足されていたことで、「灼は恋愛として晴絵に憧れている」印象が小さくなった。「麻雀」柄があしらわれた「ハルちゃんばこ」を「ずっと」大切にしていることからも、「ずっと」応援していたい気持ちが本当にあったんだと思う。子どもと慣れ合って麻雀をする姿ならば見なくないほどに。(ちょっと頑固かもしれないけど、それだけガチなんだと思う。)

image

(カタツムリ!ちなみにハルエの誕生日は6月で、吉野山にはたくさんのアジサイが咲いている。カタツムリもいっぱいいると思われる。)


その後、阿知賀の教室で再開を果たしてからの、

晴絵「わたしも連れてってくれないかな…インターハイ。」
灼「……なんで今更インターハイなんですか。それよりも自分自身で打ってほしいです!」

のくだり。このあたりは一切台詞の変更がなく、相変わらずあらたそは結構言葉が鋭い。しかも口調が強くてキツイ。でもこれまでの実写版省エネあらたそを見てきたからこそ、これこそが本心で言っているんだって分かる。


あぁ。あらたそは、「麻雀をする晴絵」「強くて凛とした晴絵」が本当に好きなんだ。って思った。


灼「その根拠のない希望のために(インターハイ行きたいんだ)」 に応じる、実写ハルちゃんも良かった。

晴絵「うん。」

即答。

もしこれが、晴絵の単なる再就職先探しなら、真剣な灼を前に、思わず言い淀んだっておかしくなかった。

でも晴絵は即答した。
それは、赤土晴絵が、10年に渡って「あの時の記憶」を抱えている上、「麻雀と向き合えていない自分」についても考えていて、どうしたらよいのか道が見つからないまま暗闇の中を歩いていたところ、こうしてこの阿知賀で穏乃や灼達に出会い、自分で決めたこと。


この即答良かった……。
あの時の記憶から逃げるのではなくて、もう一度向かい合う。
晴絵自身が、「この選択は、(一見寄り道に見えるかもしれないけど、)麻雀ともう一度向かい合うためには、必要なんじゃないか。」って思ったのではないか。


灼も、「コーチや監督としての晴絵」は、自分が幼い頃から大好きだった「麻雀をする晴絵」ではないけれど、もう一度その姿が見れるなら、その手助けができるなら。

灼「なら私も行く。インターハイへ。」
灼「ハルちゃんをインハイへ連れていく。」



う~ん……すっきりした……。

灼は、こだわりが強く、意思も強く、実行するためには周りがどう言おうが気にしない強さを持っている。
レジェンドガチ勢、オタクの鑑こと鷺森灼………。

なるほどね……。そんなあらたそもアリよね……。相変わらず捏造を重ねたそんな視点から、私ももう一度 阿知賀編に向かい合おうと思いました。




玄がずっと掃除していた教室へ穏乃たちが入室した時、晴絵が加入した時、みんなの阿知賀の時間がもう一度進みだすときに、教室の時計の音が「カチッ コチッ」と響くのが本当に大好き。

OPのイントロでも時計の音が鳴り響く。
ここから、はじまる。あたらしい ストーリー。

ゆずぽ☆2017.12.14
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

こんにちは~。ゆずぽです☆

先日は「咲世界の男女のあり方」というような結構重い内容の日記を掲載したんですが、女性からは「腑に落ちた、共感した。」、多くの男性からは「新しい視点に感銘を受けた。目から鱗だった。」と言っていただけてすごく嬉しかったです~。
 ☆記事はこちら→ http://blog.livedoor.jp/yuzuponikki/archives/1069098291.html


今回の記事では、【1話の実写レジェンド♡♡♡】について書く前に、ちょっと整頓がてら自分のことを思い返しながら、【咲実写のキャスティング】について書こうかなと思います。
(再確認ですが、これ、ただの個人的な日記なんで……)


改めて考えると、わたしは「マイノリティだから特別扱いして!」と主張するつもりがあんまりないなと思います。代わりに、自分が高校生の頃先生が強い口調で言っていた、「真面目に やっている子が馬鹿を見るようじゃ いけない!」と言っていたこと……。それに強く共感していた遠い記憶を思い出しました。

「特別扱いは要らない。」だけど、「不当に不利益な扱いを受けるのは気にくわない。」青臭いけど、このスピリットが意外と自分の中に ずっと流れていたのだなぁと前回記事にしてみて思いました。


《咲実写のキャスティング》

前回の記事で、「○○だからといって、不当な不利益を受けない世界」だから咲が好き、と書いたわけですが、咲実写を応援するにあたって、隠れて共鳴していたのがキャスティングについてなのではないかな~とも思いました。

 
前作も今作も、咲は個人的には 割と好印象なキャスティングでした。それで、
今回の阿知賀のキャスト発表では、「おっ!!似てる!!よく見つけたな!!」と思って調べた結果「所属するアイドルグループの解散を目前に控えていた」キャストだったことがありました。
それに対するコメントは控えるとして、「今後売り出す予定のアイドルグループから抜擢することだってできたのに…。」と思ったのが一番初めに浮かんだ素直な感想です。その後すぐに感じた、


★「たとえマイナーキャラだろうと、彼女は確かにその世界で生きている」という咲の世界を尊重してくれたこと
★「事務所等の大人の事情ではなくて、そのキャラになるべき 能力を備えた子が抜擢されていること」

というのが、なんとも嬉しかったです。
私が咲に関わっているときは、「不条理」を感じていたくないと、私は心の奥底で感じているから。


まぁこれは本当に個人的な考え方の話ですね。それに意外にも、基本的に自分は事務所や商業的な事情から若手俳優・有名アイドル等のキャストを連れてくるのを否定するつもりは一切ありません。

よく、実写化にあたって「キャラに全然一致していないのに、これから売り出す大きい事務所のタレントが押し込まれる」現象があるけれど、それはエンターテイメント界で商売をしている方たちの判断であって、単なる一人の原作ファンである私ができるのは「買う」「買わない」だけです。
それに、原作が改変されようが、愛される作品はあるし、その辺は作り手の手腕ですよね。

(青木雄二先生監修のクッソむさくるしい男性の絵柄(←すき)の法律マンガ‹カバチタレ!›を、常盤貴子と深津絵里の法律百合ドラマに変えたの本当に大好きだし…………なんなら原作よりも繰り返し見てるし……。)


いずれにせよ今のところ、咲実写の一連のプロジェクトに関しても無用なストレスなく咲活動が出来て幸せです。

ずっと前のブログにも書いたけど、「自分にとって面白い改変ならOK」ってスタンスだしね~。まぁ、その中で、「おいおい~~~、そのキャスティングは無いぜ~~」って配役があるとしたら、実写サイドとの解釈違いか、もしくは商業面が理由だと思うんで、「抜擢した以上、頑張ってくれよ……うちの大事な子なんだよ…」って思うんじゃないかな……

キャスティングについての話、おわり。


【1話のレジェンド晴絵】

で!!!!!やっと私の赤土晴絵のターーーーン!!!!!
皆さん推しキャラが実写化されてどうでした!?
安心してください!!!!!なんとわたしのレジェンド晴絵!!!!!!!!!
見た目だけなら原作改変ぶっちぎり候補です!!!!!!wwww
image
←みんなが想像するレジェンド(アニメ版) 以前描いた絵。

まぁ、キャラのオタクならキャラの髪型と服を見ただけで「どの時系列の、何歳の、いつ頃の様子か」って把握してると思うんですが、初めて実写のレジェンド像を見たとき、


「まって……このジャケット姿いつの…?一番近いのは春に阿知賀に就職した時のってことは分かる。その後このままずっとこのジャケット姿ってこと……?アニメでいつも着ていた白ジャケットとカーキ色インナーではないということ……?」
「髪型レジェってなくない?????」
「調子乗ってる感じがあんまりしてないかな~?」
「………身長174センチの女性はそういないよね…。」←単に高身長のイケメン♀が好き


……結論から言うと、 全然気にしてないです!!!!!!!!!
もしアニメ版の服を踏襲していたら、「お前社会人なら多少はオフィスカジュアルの服着ろよ、勤務中だろ。」って普通に思うもん……。

だいたい、アニメ版の晴絵、春でも初夏でもブーツ履いてる。みんな宥ねぇ見てるからあんまりバレてないけど、晴絵もたいがい着込みすぎててヤバイ。改変ありがとう。(漫画はわりと違う夏服着てるしイケメンなので見て)


で、なんでこれまで実写レジェンドについて触れてなかったのかっていうと、前作・藤田靖子役の夏菜さんの功績です。
夏菜さんも髪色は靖子を放棄してたんだけど、演技と「圧」で実写版の藤田靖子を叩き付けてくれたから。
動いて、演技して、映像作品になってからしか 良し悪し判断できないもんね。

2017-12-05-20-36-45
レジェペロ……。

で、咲実写一話。レジェンド!!

結論、すごい良かったです。一番 舌を巻いたシーンはこちら。

こども麻雀クラブにて、
(生徒の手牌を覗き込み)「どーおぉ?おー いいじゃん!」」(肩や身体を少し強引に  さすり、ポンポンし、エールを送る)
(その後、腰に手を当て各卓を見回り、生徒を見ながら若干ナチュラルにドヤってる)


……そう!!!!!レジェンド!!!!!絡みが若干めんどくさい!!!!!!!


大好きだから言いますけど、レジェンド……本当、良い先生!本当良い人なんだけど……
たまにめんどくさいんですよね。(解説が雑)
「南沢さん、良く気づいたな……」って思ってたんですが、キャストコメントを見て納得。


2017-10-04-19-48-41

「毎日赤土晴絵を研究し、考え、演じる」

南沢さん…圧倒的感謝……。

でもこれ、本当だと思いますよ。わたしは一切南沢さんのこと存じ上げなくて、
調べた結果、読書が好きだと分かり、連載を拝見して読むジャンルを調べたんです。紹介する中には小説とかもあって、つまり、「様々な人物がどのように振る舞うか」を趣味の読書の時間から、データを蓄積している可能性があるんですよね。
うーん、まるで休み時間も麻雀の牌譜を見てる赤土晴絵みたい。


その後、他作品(相棒)で晴絵以外の役柄も見せてもらったんですが、オーラのある俳優さんを前にした難しい役どころでもしっかり演技を魅せてくれたので、結構 南沢さんの赤土晴絵楽しみにしてます。


ま、もし「この演技や演出はちょっと解釈違いだったな~」って結果になっても、キャストさんがきちんとハルちゃんに向き合ってくれた結果なら問題ないです。(チョロイオタク……)


↓オフの海外旅行に「サキ」を連れて行れてった挙句、放映時期に合わせて更新してくれる奈央ちゃんキュートでしょ。(すき)

2017-12-08-20-11-21
   https://www.bookbang.jp/minamisawanao/article/318

この短編小説サキは小さそうなので、私も購入していつかまた吉野巡礼に行くときにでも読もうと思います。
早く2話以降、そして映画で、ハルちゃんの軌跡を見つめたいです。


おまけ。
image

見る人が見れば分かるように、「のどちゃんが のどちゃんたる部分」が、配慮されて上手いこと隠して処理されてる服好きよ。
玄ちゃん、なるほどしながら「見てる」よね。笑 こういうコッソリが見つかると楽しい。

☆ゆずぽ☆2017.12.10
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

こんにちは。ゆずぽです~!咲実写阿知賀編。ネット配信で見れてます!ありがたいですね~。相変わらず早速感想を……。

自分自身でも「どうせ、全体についてと、レジェンド♡について書くだけやろ」と思ってたんですが、新子憧のオリジナルシーンで考えざるを得ない、書かざるを得ない、咲-Saki-について大真面目な感想が浮かんだので、かなり独りよがりな感想を書きます。
先に、軽い「咲実写阿知賀編全体への感想」を書いて、「咲世界は《女性の理想郷》である」という観点について真剣に書きたいと思います。(ゆるふわ記事を求めていたらごめん……)

《実写咲のここがグレードアップした!》

・演技力の向上

  演技の質が上がったことは咲ファンとして本当に素晴らしいです。

 まず、阿知賀編を実写化するにあたり、前作の長野編よりも難しいのは、咲の魅力の要素が増えたからです。
わたしは、その一つが、「時間」だと考えます。阿知賀編以降、咲は「時間」……「歴史」という軸が増え、一気に魅力が加速しました。単純に阿知賀編なら小学校から高校までです。灼や松実姉妹ならばもっと幼い頃が含まれます。そして、スピンオフ作品であるシノハユでは松実姉妹が乳幼児としても登場します。
このように松実姉妹を例に挙げると、彼女たちがいかにして生活し、考え、成長し、現在、阿知賀編で女子高生として存在しているのかが、幾多のエピソードで裏付けられています。

 つまり、阿知賀編では、「どうしてその行動をとったのか」「どう考えているのか」という理由が明らかにされている人物が多く存在するわけです。キャストが「ただ可愛いだけ」では許されません。
今回のキャラクター達は、「背負っているものが何か」を私たち読者はなんとなく感じている。それぞれの読者が「キャラクター像」を持っていると思います。阿知賀編以降、強化された魅力であり、実写化で難しい点なのでは?と懸念していました。

 そして、今回見事に、子役から主役まで、それぞれに上手い演技を見せてくれました。ドラマとして素直に楽しめました。かなり偉そうな物言いになって恐縮ですが、わたしは、ドラマとして、実写作品として、前作から大きなレベルアップをしたと感じました。映画も期待できそうで今から楽しみです☆


《オリジナルエピソードと咲世界の女性論》

☆私はオリジナルエピソードのここを評価したい。☆
新子憧のエピソードです。

和の全中優勝を見て、穏乃から阿知賀の麻雀部に誘われた憧。
  ↓
 「今さら遅いよ(中略)そんな思い付きに、簡単に乗れない。」
 (でも写真立てに阿知賀こども麻雀教室の頃の写真が)
  ↓
 阿太峯中学生活…なんかイマイチかも
  ↓
  あたしは、阿知賀女子で麻雀をやる!の流れ


ありがとう実写咲。わたしね、ずっと憧が「偏差値70の麻雀名門高校を蹴ってあっさり阿知賀に来た」のがしっくり来てなかったんですよね。
 
 【本題】
なぜかというと、わたしが思う咲の世界は「現代を生きる女性の」「理想郷」だからです。あの世界は、「自分らしく」「能力を発揮することができる」世界です。2つの観点から説明したいと思います。

1、仕事と男尊女卑
 咲の世界は、麻雀も男子より女子のほうが強いですよね。あの世界、女性だからといって制限されることが無いんです。まずは、仕事面から言うと、「のどちゃんのママは転勤(検事、国家公務員で全国転勤)、パパはそれを止めない」というのが阿知賀1話でも明らかですよね。これ、現代の日本でどれだけの夫婦が実行しているでしょうか。
 咲の世界では、女性が男尊女卑の圧力や「ガラスの天井」にブチ当たることなく、能力を発揮しイキイキして働いています。漁師さんをしているユエママ、パティシエのはやりママ、記者に教師に監督。子供がいても、未婚?でも、自分の得意なこと、好きなことを仕事にできている。本当に素敵な世界ですね。

2、身体
 話しがかなり飛躍します。みなさん、小林先生が「全員カレシいない歴=処女です」とブログに掲載した時、どう思いましたか?多くの人は笑っていた気がします。実は私は号泣しました。今でもその衝撃を覚えています。
「結婚して、処女で、子供がいるんだww」って言葉にした瞬間、「……子供がいる、世界なんだ。」って思ったら号泣していました。意味が分かりますか?

「男性と性交渉しなくても」子供ができるとしたら?
何人のLGBTが幸せになれるでしょうか。
咲の世界では自分らしく生きることができるんです。

今、はめられている枷(かせ)からあまりに自由になれて、その時の私には
《処女、の意味が、「咲の世界では女性器がない」という意味なのでは?》
くらいのブッ飛び理論が浮かびました。

もし、処女どころか女性器がなかったらどうでしょう。「婦人系の疾患が存在しない?」不妊が存在せず子供を持てる世界?何人の女性が幸せになれるでしょうか。

それに、もし生理が無かったら、生理痛が重くなかったら、挑戦したいこと、たくさんあったな。(生理がなければパンツもはかなくていいし、真っ白のスカートを履いても汚れないゾ~~~~♡)


もう、最後のほうは、かなり飛躍した推測になっていますが、推測が合ってる合ってないではなく、
私はたぶん、あの頃、「女性であること」という、見えない重圧に、疲れ切っていたのだと思います。
だから、小林先生のブログを読んで わけも分からず号泣してしまったし、ふと落ち着いたとき、「なぜ咲が好きなのか」との問いの一つに、「咲の世界では、女性への制約や無言の圧力がないから」だと思いました。


と、いうわけで、話は随分と逸れましたが、

あの《《咲の世界は、女性が能力を最大限発揮できる》》理想郷なんだと思います。

現代の日本ですら、「女の子は結婚するから大学なんて行かなくていい。」と言われることがあるようですが、咲の世界では絶対にありえないと思います。
だって、「社会や男性からの圧力」や「身体(生理とか)」に一切能力を遮られることなく、能力が生かせるから。(←生理は暴論にしても、女性だからといって、心身ともに不利益を受けない世界だったら良いな、と私が思っている。)


その、理想的な世界で、新子憧が「偏差値70という進学校」「麻雀の名門部」という、「大学への一般入試対策力の向上」もしくは「麻雀としてのキャリア」を捨てて、「阿知賀を選んだ。」という事実。
やっぱり、きちんと描写して欲しいシーンだった。実写で補完されて本当に良かった。
憧は、「自分の能力が如何なく発揮される咲世界」でのメリットデメリットを計算した上で、それでも「みんなとの阿知賀女子を」選んだ子なんだ……。新子憧……。よく判断を下したね…。なんて強い子なの。


以上。

で、なんで、こんな重いジェンダーの話をしたかというと、小沼監督が咲のこの空気に気付いているような気がしたからです。前々回行った、長野編の映画のオンライン上映会で、監督はこのようなことをつぶやいています。


image


普通の人なら、性別どおりにハギヨシが父、藤田が母と決めつけませんか?「監督は性別にとらわれていない人なんだ」って思いました。

小沼監督は男性ですし、お子さんもみえますから、上に書いたような女性の話を理解を完全にしているとは断言できません。ですが、なんとなく、
咲の分かりやすいエッセンス……例えば「見た目」や「能力」など明文化されているものだけでなく、「咲世界に漂う、暗黙の世界観」も汲んでいるように思えてなりません。そういうのはきっと、ドラマや映画ではっきりと伝わるものではないし、「そもそもお前は原作とブログを深読みしすぎwww」と言われるだけかもしれないけど、きっとどこかに滲み出ていくのではないかな、と思います。(実写でも重要な脇役は女性が多いしね。)


小林先生は、以前ブログで外国人と日本人の子について「ハーフ」等の蔑称になりそうな言葉を避けていました。
だからきっと、咲の世界は、人種・性別・宗教……あらゆる差別や圧力から自由になれている優しい世界なんじゃないかな……。わたしもそんな人間になりたいです。


☆ゆずぽ☆2017.12.7☆
(無茶な意見が多かったと思いますが、自分の経験を踏まえての感想ブログ、ユズポニッキなので、「合ってる、合ってない」の議論は求めていません。適当に読み飛ばしてくださいね。少しでもみんなが生きやすい世の中になるといいね。あしたからまた ゆる~くがんばりましょ☆2話も楽しみ~♡)
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

↑このページのトップヘ