こんにちは。ゆずぽです~!咲実写阿知賀編。ネット配信で見れてます!ありがたいですね~。相変わらず早速感想を……。

自分自身でも「どうせ、全体についてと、レジェンド♡について書くだけやろ」と思ってたんですが、新子憧のオリジナルシーンで考えざるを得ない、書かざるを得ない、咲-Saki-について大真面目な感想が浮かんだので、かなり独りよがりな感想を書きます。
先に、軽い「咲実写阿知賀編全体への感想」を書いて、「咲世界は《女性の理想郷》である」という観点について真剣に書きたいと思います。(ゆるふわ記事を求めていたらごめん……)

《実写咲のここがグレードアップした!》

・演技力の向上

  演技の質が上がったことは咲ファンとして本当に素晴らしいです。

 まず、阿知賀編を実写化するにあたり、前作の長野編よりも難しいのは、咲の魅力の要素が増えたからです。
わたしは、その一つが、「時間」だと考えます。阿知賀編以降、咲は「時間」……「歴史」という軸が増え、一気に魅力が加速しました。単純に阿知賀編なら小学校から高校までです。灼や松実姉妹ならばもっと幼い頃が含まれます。そして、スピンオフ作品であるシノハユでは松実姉妹が乳幼児としても登場します。
このように松実姉妹を例に挙げると、彼女たちがいかにして生活し、考え、成長し、現在、阿知賀編で女子高生として存在しているのかが、幾多のエピソードで裏付けられています。

 つまり、阿知賀編では、「どうしてその行動をとったのか」「どう考えているのか」という理由が明らかにされている人物が多く存在するわけです。キャストが「ただ可愛いだけ」では許されません。
今回のキャラクター達は、「背負っているものが何か」を私たち読者はなんとなく感じている。それぞれの読者が「キャラクター像」を持っていると思います。阿知賀編以降、強化された魅力であり、実写化で難しい点なのでは?と懸念していました。

 そして、今回見事に、子役から主役まで、それぞれに上手い演技を見せてくれました。ドラマとして素直に楽しめました。かなり偉そうな物言いになって恐縮ですが、わたしは、ドラマとして、実写作品として、前作から大きなレベルアップをしたと感じました。映画も期待できそうで今から楽しみです☆


《オリジナルエピソードと咲世界の女性論》

☆私はオリジナルエピソードのここを評価したい。☆
新子憧のエピソードです。

和の全中優勝を見て、穏乃から阿知賀の麻雀部に誘われた憧。
  ↓
 「今さら遅いよ(中略)そんな思い付きに、簡単に乗れない。」
 (でも写真立てに阿知賀こども麻雀教室の頃の写真が)
  ↓
 阿太峯中学生活…なんかイマイチかも
  ↓
  あたしは、阿知賀女子で麻雀をやる!の流れ


ありがとう実写咲。わたしね、ずっと憧が「偏差値70の麻雀名門高校を蹴ってあっさり阿知賀に来た」のがしっくり来てなかったんですよね。
 
 【本題】
なぜかというと、わたしが思う咲の世界は「現代を生きる女性の」「理想郷」だからです。あの世界は、「自分らしく」「能力を発揮することができる」世界です。2つの観点から説明したいと思います。

1、仕事と男尊女卑
 咲の世界は、麻雀も男子より女子のほうが強いですよね。あの世界、女性だからといって制限されることが無いんです。まずは、仕事面から言うと、「のどちゃんのママは転勤(検事、国家公務員で全国転勤)、パパはそれを止めない」というのが阿知賀1話でも明らかですよね。これ、現代の日本でどれだけの夫婦が実行しているでしょうか。
 咲の世界では、女性が男尊女卑の圧力や「ガラスの天井」にブチ当たることなく、能力を発揮しイキイキして働いています。漁師さんをしているユエママ、パティシエのはやりママ、記者に教師に監督。子供がいても、未婚?でも、自分の得意なこと、好きなことを仕事にできている。本当に素敵な世界ですね。

2、身体
 話しがかなり飛躍します。みなさん、小林先生が「全員カレシいない歴=処女です」とブログに掲載した時、どう思いましたか?多くの人は笑っていた気がします。実は私は号泣しました。今でもその衝撃を覚えています。
「結婚して、処女で、子供がいるんだww」って言葉にした瞬間、「……子供がいる、世界なんだ。」って思ったら号泣していました。意味が分かりますか?

「男性と性交渉しなくても」子供ができるとしたら?
何人のLGBTが幸せになれるでしょうか。
咲の世界では自分らしく生きることができるんです。

今、はめられている枷(かせ)からあまりに自由になれて、その時の私には
《処女、の意味が、「咲の世界では女性器がない」という意味なのでは?》
くらいのブッ飛び理論が浮かびました。

もし、処女どころか女性器がなかったらどうでしょう。「婦人系の疾患が存在しない?」不妊が存在せず子供を持てる世界?何人の女性が幸せになれるでしょうか。

それに、もし生理が無かったら、生理痛が重くなかったら、挑戦したいこと、たくさんあったな。(生理がなければパンツもはかなくていいし、真っ白のスカートを履いても汚れないゾ~~~~♡)


もう、最後のほうは、かなり飛躍した推測になっていますが、推測が合ってる合ってないではなく、
私はたぶん、あの頃、「女性であること」という、見えない重圧に、疲れ切っていたのだと思います。
だから、小林先生のブログを読んで わけも分からず号泣してしまったし、ふと落ち着いたとき、「なぜ咲が好きなのか」との問いの一つに、「咲の世界では、女性への制約や無言の圧力がないから」だと思いました。


と、いうわけで、話は随分と逸れましたが、

あの《《咲の世界は、女性が能力を最大限発揮できる》》理想郷なんだと思います。

現代の日本ですら、「女の子は結婚するから大学なんて行かなくていい。」と言われることがあるようですが、咲の世界では絶対にありえないと思います。
だって、「社会や男性からの圧力」や「身体(生理とか)」に一切能力を遮られることなく、能力が生かせるから。(←生理は暴論にしても、女性だからといって、心身ともに不利益を受けない世界だったら良いな、と私が思っている。)


その、理想的な世界で、新子憧が「偏差値70という進学校」「麻雀の名門部」という、「大学への一般入試対策力の向上」もしくは「麻雀としてのキャリア」を捨てて、「阿知賀を選んだ。」という事実。
やっぱり、きちんと描写して欲しいシーンだった。実写で補完されて本当に良かった。
憧は、「自分の能力が如何なく発揮される咲世界」でのメリットデメリットを計算した上で、それでも「みんなとの阿知賀女子を」選んだ子なんだ……。新子憧……。よく判断を下したね…。なんて強い子なの。


以上。

で、なんで、こんな重いジェンダーの話をしたかというと、小沼監督が咲のこの空気に気付いているような気がしたからです。前々回行った、長野編の映画のオンライン上映会で、監督はこのようなことをつぶやいています。


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普通の人なら、性別どおりにハギヨシが父、藤田が母と決めつけませんか?「監督は性別にとらわれていない人なんだ」って思いました。

小沼監督は男性ですし、お子さんもみえますから、上に書いたような女性の話を理解を完全にしているとは断言できません。ですが、なんとなく、
咲の分かりやすいエッセンス……例えば「見た目」や「能力」など明文化されているものだけでなく、「咲世界に漂う、暗黙の世界観」も汲んでいるように思えてなりません。そういうのはきっと、ドラマや映画ではっきりと伝わるものではないし、「そもそもお前は原作とブログを深読みしすぎwww」と言われるだけかもしれないけど、きっとどこかに滲み出ていくのではないかな、と思います。(実写でも重要な脇役は女性が多いしね。)


小林先生は、以前ブログで外国人と日本人の子について「ハーフ」等の蔑称になりそうな言葉を避けていました。
だからきっと、咲の世界は、人種・性別・宗教……あらゆる差別や圧力から自由になれている優しい世界なんじゃないかな……。わたしもそんな人間になりたいです。


☆ゆずぽ☆2017.12.7☆
(無茶な意見が多かったと思いますが、自分の経験を踏まえての感想ブログ、ユズポニッキなので、「合ってる、合ってない」の議論は求めていません。適当に読み飛ばしてくださいね。少しでもみんなが生きやすい世の中になるといいね。あしたからまた ゆる~くがんばりましょ☆2話も楽しみ~♡)