ディスカスの逍遥日誌

逍遥とは、≪そこここをぶらぶらと歩くこと.散歩. 2.心を俗世間の外に遊ばせること.悠々自適して楽しむこと.≫とあります。自分の行きたかった所、行った所を記録して、読者の皆さんが、『こんな所も有るんだ!』と感じて戴ければ幸いです。

2018年03月

世田谷の『砧公園』でお花見


先週はウオーキングを兼ねたお花見を実施しましたが、今週は本格的な花見をしようと思い、『東京で静かに花見が出来るスポット』で検索して思いついた世田谷区にある『砧公園』へ向かいました。
二子玉川の『ライズ』でお花見弁当を買い込み、15分程バスに乗り、砧公園の西門から入りました。



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西門の入口です。運動公園と住宅街に面した裏門にあたり、こちらから出入りする人は少ないです。(環八側に正門があります。)


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都立『砧公園』は広い芝生広場に沢山のソメイヨシノが植えられています。
この季節は大勢の花見客が訪れますが、園内が39ヘクタールと東京ドームのグランド30個分の広さがある為、混雑や歩きづらいと言った問題は全くありません。


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昼時でも、奥の方はこんなに空いています。


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ここの桜の特徴は、とにかく木が大きくて、樹高が高い事です。


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人の背丈と比べると、樹の高さが特別です。


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家族連れが多く、皆さん静かにお弁当を広げて花見を楽しんでいます。


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私もこの季節らしいお花見弁当を戴きました。


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こんな小さい椅子ですが、地面に座るよりは疲れません。
持って行って正解でした。


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日差しが強くなってきて、日陰で昼食する方も多いです。


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1本の木で赤白の花を咲き分ける『源平桃』という木だそうです。

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正面入り口に近い、このあたりが一番混雑しているでしょうか?

帰路はバス路線がわからず、20分かけて田園都市線の『用賀駅』まで歩きましたが、結局この日も歩数が1万歩を超え、疲れました。


皇居を望む




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今日、東京駅前の『KITTE』に連なる『JPタワー』の高層階の事務所に用事が有り出かけました。その事務所からは皇居が良く見えます。折しも『乾通りの一般公開』が行われており、坂下門前には500m位の長い入門待ちの人の列が出来ていました。

(写真クリックで拡大すれば、人の列が見えるかな?)


横浜山手で過ごす絶好なお花見日和


今日の日曜日は暖かく、絶好のお花見日和です。
こんな日は日帰り温泉は封印して、お花見に出かけるしかありません。(笑)



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何処へ行こうかと考えた挙句、昨日とはガラリと方角を変えて、今日の目的地を『横浜山手地区』に決めました。

降り立つたのは京浜東北線と繋がる根岸線の『石川町駅』です。


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駅を出るとすぐ目の前には中華街の『西陽門』が聳えています。

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しかし実際の中華街はその先の広い道路を渡り『延平門』をくぐった先にあります。


04開帝廟

この派手な建物は『関帝廟』というお寺で、主神は三国志の英雄として有名な実在の武将武梯が祀られているそうです。


05保昌

せっかく横浜へ来たので、中華街でランチを戴きます。

06牛バラ肉カレー

中華街でカレーを食べるのは変ですが、この『保昌』は中華料理の他に『牛バラ肉カレー』の美味さが東京にまで知れている有名店なのです。


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晴天で暖かい日曜日とあって、中華大通りは大混雑!

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有名な店の前には行列が出来ていました。

10港が見えr丘公園

昼食後は昨日に続き、静かにお花見が出来る高台の『山手』にやってきました。
こちらは『港が見える丘公園』の展望デッキです。

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デッキからは『ベイブリッジ』が眺められますが、港は遠いですね。海を近くで観るなら山下公園ですが、今日は大混雑しているのではないでしょうか?

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まるで5月の陽を浴びるように、ポピーが満開です。

13大仏次郎記念館

この一帯は公園として大変綺麗に整備されていて、気持ち良く散策が出来ます。
正面は『大仏次郎記念館』です。
広いバラ園が広がり、開花の時期はより素晴らしいと思います。

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『イギリス館』の先に大きな桜の木がありました。

15外人墓地

少し横に入ると広い外人墓地があります。
この山手一帯の高台を抜ける『山手本通り』沿いには、いくつもの洋館が保存されていて、散策する者を楽しませてくれます。


18元町公園

もちろん、公園も数か所に分かれてあります。


19元町公園

この『元町公園』の桜並木は綺麗でした。

20電話BOX

桜の木の下にあるこの建物は電話BOXですが、その恰好良さからインスタ映えすると、皆さん近くへ寄り、写真を撮っていました。(笑)

21エリスマン邸

『エリスマン邸』という洋館です。1階はカフェになっています。

22洋館喫茶

こちらもカフェで利用されている洋館ですね。

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25ベーリックホール

この洋館は『ベーリック・ホール』と呼ばれる洋館です。

26ベーリックホール

応接室はホールの様に広い為、そういう名が付いたのでしょうか?

27同テーブルウエアー

これは、テーブルウエアーの見本です。
これらの洋館はどこも皆無料で見学できるのが素晴らしいですね。

28横浜双葉学園

向かい側に有ったのは横浜雙葉学園』でした。


29山手カトリック教会

山手本通りを更に南に進むと、『カトリック山手教会』がありました。


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解説盤は、クリックで拡大出来ます。


31マリア像

そのお庭には明治元年にフランスから寄贈されたというマリア像が祀られていました。


31フェリス女子大

有名な『フェリス女学院』もこのあたりにあります。



32テニス発祥記念館

更に脇道に入ると、『山手公園』内には『横浜・テニス発祥記念館』がありました。



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昔はこんな衣装でテニスをした様です。


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館内を飾るステンドグラスも素敵ですね。


35山手公園68番館

テニスコートの脇には『旧山手68番館』という洋館がありますが、ここは周囲に6面あるコートでテニスを楽しむ人たちの休憩所になっている様です。


36イタリア山庭園

更に『山手本通り』を南に向かった先には、『山手イタリア山庭園』があります。


38外交官の家

ここは3年前に訪問しましたが、『外交官の家』という洋館が保存されています。

39イタリア山公園からの眺め

この山手イタリア山庭園からは遠く『ランドマークタワー』望めます。

今日は昨日寒かった北風も止み、暖かいお花見日和の休日を楽しむ事が出来ました。


山手観光地図
拡大はクリックで!

そしてこれでようやく『横浜山手地区』の大半の見所を巡り終えたことに成ります。



桜の名所『都立公園』でお花見のはしご


桜が見ごろとのアナウンスがあった今週末、運よく特別の用事も無く、それならお花見に!と出かけました。
混雑を避け、早めの午前中に着いたのは『駒込駅』です。

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駒込の駅前広場は桜が満開でした。

003正門

そして、駒込で桜の名所といえばここ『六義園』ですね。
駅近くの『染井門』は混雑するので、少し遠い『正門』迄歩きました。

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早めに来た積りでも、既に入場券を購入する列が出来ていました。


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それでも5分程並んでシルバー料金150円を払って、中門をくぐると!

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すぐ正面にそれは大きな『枝垂れ桜』があり、これを目当てに花見客が押し寄せていました。

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遠く後ろに下がらないと、全体が撮れない程の大きさがあります。
この枝垂れ桜は例年ソメイヨシノより1週間ほど満開時期が早いのですが、今年はその差が少ないのは、気温の関係でしょうか?


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夜のライトアップも綺麗ですが、青空の下が一番桜が映えます。

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広大なお庭が広がる大名庭園は『和歌の庭』と名付けられ、1702年に川越藩主『柳沢吉保』が築園した事で知られています。


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振り返れば、しだれ桜が見えます。

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庭園内には正門入口の枝垂れ桜以外、あまり大きな桜の木はありません。

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高台から庭園を見下ろします。


14渡月橋

池を渡る橋は『渡月橋』と名付けられています。

15染井門

帰りは駒込駅近くの『染井門』から出ましたが、こちらは既に入場チケット購入の列が100m位に伸びていました。

18ドーム

昼食後、地下鉄南北線で『後楽園駅』迄来ました。
今日は東京ドームで巨人のオープン戦があるようです。

19後楽園

時折、ジェットコースターが歓声と轟音を響かせて疾走していきます。

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私はドームシティを後に、この瓦塀に沿って歩いて行きます。

21後楽園入口

そう、午後の訪問地は『小石川後楽園』、今回は3回目、5年ぶりのお花見訪問です。

後楽園は水戸徳川家の初代藩主『頼房』が1629年に中屋敷を造り、2代藩主光圀の代に完成した庭園です。
ここも『枝垂れ桜』で有名な公園です。

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庭園に入り、広場正面に1本、独立して大きな枝垂れがあるのですが、今年はその上部が切られ老体化してしまっています。

23しだれ2013年

この写真は5年前の『2013年』に訪問時のものです。


24しだれ2003年

更には、これは今から15年前の『2003年』に訪問した時の写真です。
推定樹齢は60年だそうですが、この15年間でずいぶん衰えてしまったものです。
枝垂れ桜の寿命は意外に短いのかも知れません。


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こちらの若い木の方が人気が出てしまいました。

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地面近くまで枝が垂れて綺麗です。

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奥にもう1本ピンクが濃い枝垂れ桜があります。

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今日は晴れたり曇ったりの忙しい天気でした。桜の写真は何と言っても青空の下が映えるので、日が出る迄待ってシャッターを切る事が何度もありました。


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高台から見下ろす事が出来ます。

36円月橋

『円月橋』と言われる橋です。


37菖蒲田

庭園の奥には菖蒲田や藤棚があり、その季節には又大勢の観光客を呼ぶことでしょう!

新宿御苑を含めて、都立の有料公園は飲酒、宴会が禁止されている為、いずれも静かにお花見が出来るスポットです。

明日は何処へ花見に行こうかな?



どんどん変わる渋谷



今日は会合が有り、渋谷に出かけました。

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渋谷駅南口駅前の東急プラザビルの再建築が階を伸ばし始めました。

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マークシティ近辺は変わりませんが、東急百貨店の跡地ビル(東棟)は既に最上階まで立ちあがっていました。


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スクランブル交差点を渡り終えると!

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マリオカートが隊列を組んで走って来ました。
シートベルトは無いし、ヘルメットも被っていません。
こんな車、街中を堂々と走って合法なの?と誰でも思いますね。

家に帰って調べたらなんと合法らしいです。

理由は、ミニカーは道路交通法上は『自動車』に、道路運送車両法上は『原動機付自転車』に位置づけられるからだそうです。

上の例で言えば、ミニカーは、道路交通法上は『自動車』なので、ヘルメットの着用義務はありません。一方で、道路運送車両法上では『原動機付自転車』に定義されるため、シートベルトの設置義務がありません。

という事で、法の抜け穴をすり抜けて公道を闊歩しているようですが、なんとなく納得行きませんね。


晴天に魅かれて洗足池散策




今日は一見暖かそうに見えるが、外へ出ると意外に北風が強い日でした。
そんな土曜日の午後、自宅から電車で20分程の『洗足池』の散策に出かけました。
2016年3月に続いての訪問です。


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洗足池は東急池上線の洗足池駅の目の前にある大田区の公園です。
池の水源は湧水で、昔は灌漑用水として利用されたそうです。
池の周囲1.2kmを廻る遊歩道には多くの見所があります。



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日蓮がこの池で手足を洗う際に袈裟を掛けたという『袈裟懸松』が残る妙福寺の山門
中へ入ると竹林が見事です。


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勝海舟の別邸『洗足軒の跡』『夫妻の墓』もあります。

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その隣にある西郷隆盛の『留魂詩碑』などなど見ごたえがあります。
大河ドラマの影響で多くの観光客が訪れていました。

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水生植物園。 夏はホタルが飛ぶそうです。


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池には巨大なコイが泳ぎ、人が近づくとエサをもらえると思い、集まって来ます。


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カモを始めとする多くの水鳥が見られますが、これはカモメでしょうか?

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芽吹きたての柳が青空の下で綺麗です。

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スワンボートが水面をゆっくり移動していきます。

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洗足池は桜の名所ですが、まだ咲いていません。


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池に張り出した島には赤い弁天様が祀られています。


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名馬『池月』は源頼朝の愛馬だそうです。

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その名を取った池月橋

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白い桜は大島桜でしょうか?満開でした。


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帰路は隣の『長原駅』まで歩き、今こちらで話題の『wagashi  asobi』 に立ち寄り、買い物をしました。


和菓子のあそび

ドライフルーツを練りこんだ羊羹です。
イチジクやイチゴなど、甘さの中にフルーツの味が楽しめる、美味しい和菓子でした。
説明書にはワインなどのおつまみにもなると書かれていましたが、私はチョットね!






多摩センターで日帰り入浴


多摩市の中心である『多摩センター駅』から歩いて行ける温泉があるというので、出かけました。


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我が家からは電車でおよそ1時間半弱掛かって多摩センター駅前に到着です。
ここは調布から京王線が、又新百合ヶ丘から小田急線がそれぞれ乗り入れています。


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駅前の階段を上がると、『パルテノン大通り』という広い歩行者専用の通路が奥へと続いています。
その両側にはショッピングモールが幾つも展開されていて、その賑やかさに驚かされます。

02地図

案内図があったので、撮影しました。(クリックで拡大)
周辺には緑に囲まれた多摩ニュータウンを始めとするマンション群や住宅があるので、このような家族で楽しめる街が造られたものと思います。

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パルテノン大通りから駅の方を振り返るとこんな感じ!

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高層ではありませんが、あの京王プラザホテルもありました。


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パルテノン大通りを左に曲がると高層ビルが現れました。


06ニキの彫刻

このビルはあのベネッセの東京本部ビル(本社は岡山)でした。
ビルの前にはカラフルな『ニキ』『蛇の木』という題名の作品が飾られ,目を引ています。

08ピューロランド

さらに進むと、大きな建物が見えてきました。

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そう、『サンリオ・ピューロランド』でした。
ピューロランドは多摩の方にある事だけは知って居ましたが、孫も居ない私なので行く機会も無く(笑)!この多摩センター駅近くにあるのを知りませんでした。
今日は土曜日の11時過ぎなのに入場していく人がまばらなのにも驚きました。


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そのピューロランドの隣にあるのが今日の目的地『極楽湯』です。
この施設は全国に20か所以上の施設を展開する大手です。


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最近の大型デラックス施設に比べて、玄関も質素です。
比例して、入浴料も休日で会員900円と安いです。


13内湯

湯殿の写真はHPよりお借りしました。


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こちらは露天風呂ですが、塀に囲まれていて外はあまり見えません。
お湯は薄茶色で40.3度のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉という泉質で、入浴中に肌をさわるとヌルヌルします。

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入浴後、今日は石川さゆりを聴きながらの昼食です。(笑)
もう年なのに、こんな脂っこい昼食を食べて大丈夫かな?と思いながら食べています。

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極楽湯を出ると、晴れの天気に変わっていました。


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温泉だけでは無く、新たな土地を訪ねた時はウオーキングを兼ね、付近を観光するのも楽しみです。
パルテノン通りの突き当りはこんな大階段が待ち受けています。

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階段の左右には『パルテノン多摩』という大ホールを中心とした施設になっていました。
中へ入らなかったのですが、入れば歴史資料館とか色々あったようです。

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息を切らせて大階段を登った先の広場です。


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更にその先は芝生広場になっています。
ここは『多摩中央公園』という広~い公園になっています。



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大きな池もあります。


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公園の場所はこの位置です。


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更に奥には図書館と旧家があるようです。

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こちらが旧富沢家の門。

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建物も移築復元されていました。明治天皇も狩の途中で立ち寄られたとか。



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公園内には立派な竹林も!


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都内では散りかけた梅林もここではまだ咲き始めから満開でした。


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公園の一角には温室もあります。

30ライブセンター

『グリーンライブセンター』は市とボランティアが共同で運用しているそうです。

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お花畑や


32バラや椅子がある

バラ園、そして市民が自由にくつろげるテーブルとイス&ベンチが設置されていました。

33パルテノン通り

パルテノン大通りまで戻り、大階段上から駅方面を眺めます。


34多摩センター駅

多摩センター駅までもどり、今日の温泉&ウオーキングも無事終了です。


白石城へ



遠刈田から車を走らせて40分。最後の訪問地である白石市内の『白石城』を訪ねました。
新幹線が1時間に1本しか止まらないので、乗り遅れない様、旅の最後は毎回駅近の観光地を巡るようにしています。

150白石城

白石城(別名:益岡城、桝岡城)は、白石市の中心部(益岡公園)にあった平山城です。
仙台藩の南の要衝であり、関ヶ原の戦い後、明治維新までの260余年間、伊達家の重臣『片倉氏の居城』となりました。
   

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明治7年に解体されましたが、伊達政宗の片腕として名をはせた片倉小十郎景綱の偉業を偲び、平成7年に三階櫓(天守閣)と大手一ノ門・大手二ノ門が忠実に復元されました。

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天守閣に登る階段は、どの城も急で怖いです。

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天守3階から見た本丸跡とその外の市街地の景色です。

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本丸御殿跡地は綺麗に整備され、桜が植えられていますので、その季節には絶好のお花見スポットになる事でしょう!

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天守以外にもたくさんの住まいがあったのですね。

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お城の外には、武家屋敷が保存公開されていました。

161白石武家屋敷



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中級武士の住まいでしょうか?茅葺の質素な建物でした。

163白石蔵王駅前

今回の1泊旅行も無事終了し、白石蔵王駅に戻りました。

長編4回に渡りお読みいただき、誠にありがとうございました。




靑根温泉・遠刈田温泉の入浴と観光


靑根温泉の雰囲気も昨日の雪空と今日の晴天では大違いです。

112じゃっぱの湯

こちらは靑根温泉の中心にある共同浴場『じゃっぽの湯』全景です。
じゃっぽとは仙台弁の幼児語で風呂の事だそうです。

113じゃっぱの湯

湯屋はこの棟にありました。

114じゃっぱの湯

内部は石造りで少し硬い感じがしました。共同浴場は木の浴槽だと最高なのですが、大勢入るのでそれは無理な注文なのでしょう!

117靑根洋館

共同浴場から道路を隔てた反対側におしゃれな『靑根洋館』があります。
明治の末期に仙台に建てられた宣教師の住まいを移築したものだそうです。

118古賀政男記念館

2階には『影を慕いて』をこの地で作曲したと伝わる『古賀政男の記念館』がありました。

119古賀記念館

写真や賞状、そして彼が愛用したギターやマンドリンが展示されていました。

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今度羽生君がもらう国民栄誉賞が飾ってありました。
贈呈者は福田赳夫総理だったようです。


122一階は喫茶室

1階は喫茶室になっていて、コーヒーを戴きました。

125蔵王大権現

靑根を後にして、遠刈田温泉まで下ると、神の湯の後ろに神社があり。鳥居には『蔵王大権現』と書かれていますが・・・・

126刈田嶺神社

社は『刈田嶺神社』が正式名称の様です。

127刈田嶺神社

この神社は蔵王山の頂上に本社があるそうですが、冬の期間だけご神体はこの里社に祀られるそうです。

130里の湯(旅館三治郎)

遠刈田温泉で日帰り入浴に選んだ宿は『旅館三治郎』が開設した『里の湯』です。

131三治郎内湯

当旅館は山の上に有り、展望風呂に魅力を感じたので選びました。
お湯は遠刈田7号源泉で、神の湯と同じです。


132三治郎露天

露天風呂から蔵王連峰が良く見えますが、真ん中の柱が実に邪魔です。(笑)


133蔵王連峰

露天風呂から乗り出せば、こんなに綺麗に山が見えるのですが・・・・
雪をかぶった蔵王山。絶景露天風呂を楽しみました!

140蔵王こけし館

『みやぎ蔵王こけし館』を見物しました。

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こけしもその地方地方により特徴があるようです。

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作者からの寄贈品だそうです。

145松川の流れ

松川の堤防脇が公園として整備されていました。
桜が咲く頃は、さぞかし綺麗な事でしょう!

つづく

















































靑根温泉『湯元不忘閣』へ


私が目指した『青根温泉』の宿は伊達の殿様ゆかりの『湯元不忘閣』(ふぼうかく)です。
この宿は伊達家の湯守として長年『御殿湯』を守ってきた歴史ある老舗旅館なのです。


040不忙閣

不忘閣の名は約470年前に伊達政宗がここに滞在した感激と喜びを忘れぬよう『不忘』と名付けた事に由来するそうです。


041ロビー

玄関ロビーはシンプルなフローリング。


041会員宿

そして『日本秘湯を守る会』の会員宿でもあります。


043靑根御殿

客室からは伊達藩主専用の湯治別荘であった『青根御殿』が望めます。

現在この宿には6つの湯殿があり、その内3つは貸切です。しかし客室数が少ないことから、貸切以外でも他の客と同浴する事はありませんでした。


044蔵湯入口

まず最初に貸切の『蔵湯浴司』を訪ねました。


045蔵湯

3つ並んだ蔵の最奥にそれは造られていました。

046蔵湯入口扉

この重い蔵の扉を開けると!

047蔵湯

広い蔵の奥に木製の大きな湯舟が1つ、照明に照らされ浮かんでいました。

その瞬間、この浴槽に浸かりたくて遠くここまで来たのだ!という思いが込み上げて来ました。

天井は覆いが無く、梁がむき出しで、重厚な雰囲気を醸しています。


049蔵湯

新しい浴槽で、浸かるとヒノキの香りが満ちてきます。

050湯口

湯口から注がれる湯は熱めの42.9度でした。


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単純温泉の透明な湯は素晴らしく、浴槽に体を沈め静寂な広い蔵の中でその湯の流れる音だけを静かに聴けば、熱めの湯が体全体にしみ、心憎い演出がされた浴槽だと思いました。


052L蔵湯脱衣かご

浴槽の反対側はシンプルに脱衣かごが4つだけ床に置かれ、照明に照らされています。







054浴場案内

各々の湯屋が離れているため、その案内図が部屋に置かれていました。


060新湯入口

次に訪れたのは、これも貸切の『新湯』江戸時代に後から新たに発見された源泉)です。

061信湯脱衣所

扉を開けると、ここも華美な装飾は無く、脱衣かごと照明だけの演出です。


062新湯

昔の浴槽を再利用したと聞く石造りの小さな湯船がありました。
先人達もこの浴槽に浸かったと思えば?感慨もひとしおです。


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亀の甲羅の様な石の湯口が特徴です。
コップがあり、飲泉が可能の様です。

053古い分析表

昔の源泉分析書が掲げられていました。
現在の青根温泉は6種類の源泉を一元管理している混合泉(49.8度の単純温泉)となっていて、どの旅館も同じお湯を利用しているようです。

068長い廊下

長い廊下を今度はロビーの反対側へ進みます。

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扉を開けて、一旦外に出て、暖簾をくぐると!

070亥之輔の湯

石造りの半露天風呂『亥之輔の湯』は新しい湯殿だそうです。
既に2湯入浴した後の為、今回は撮影だけ!
夕食後楽しもうかな?


075不忘楼

この宿は山の斜面に建つため、不忘庵と呼ばれる多くの客室は階段を登らなければたどり着けません。

076階段

しかもこんな長い階段が2つも連なり、最上階は81段もあるとか?
私は1階の部屋にしていただきました。(笑)

077蔵湯の裏側

先ほどの蔵湯の裏側は雪が積もっていました。



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休憩室では飲み物やお菓子のサービスがあります。


079蔵王

地酒『蔵王』も飲み放題!


080古賀政男

青根は古賀政男が『影を慕いて』を作曲したとされる地ですが、一方で自殺未遂を起こした地とも聞きます。


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自分の部屋の前も雪がいっぱいです。


082一旦部屋へ

そして部屋からも美しい造りの『青根御殿』が望めます。
部屋でひと休憩後、3つ目の貸切風呂へ向かいます。

3湯目は『大湯』です。

084大湯

浴槽の扉を開けた瞬間、その大きさ、佇まいに思わず『オオー』声が出てしまいました。

元々は青根の共同浴場『大湯』として利用されていたそうですが、老朽化の為休止されていたものを、所有者の本宿が改装し、貸切の内湯として再開したそうです。

085大湯

一段低い処に、これも照明に照らし出された大きな木の浴槽、床は青森ヒバでしょうか?今度は壁は木ではなく土壁が塗られています。
長さおよそ7m、巾2.5メートルほどの大きな浴槽です。

086大湯

湯口から出た湯は、浴槽の底から流れ出る独特な構造のかけ流しだそうです。

087大湯

上からの照明が土壁を照らします。


088大湯

こんな広い浴槽を独り占めした喜びの表情が伝わりますでしょうか?(笑)



090夕食

夕食は個室で懐石料理を戴きます。

091夕食

今夜も一青窈を聴きながら!(笑)

095御殿湯

御殿湯の由来も掲げられています。

096御殿湯

二つある御殿湯は男女で昼夜交代制でした。

097御殿湯

夕食後一休みして、伊達の殿様も入った御殿湯に入湯です。

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廊下には昔の入浴規則が書かれた額が飾ってありました。

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翌朝はもう一つの御殿湯を堪能しました。

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朝、この『青根御殿』を若女将の案内で見学させていただきました。





105靑根御殿漢学

今は客室としても使用せず、当時の遺品や資料が展示されていました。

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108仙台を望む

伊達の殿様はこの靑根御殿から遠く仙台の領地を見下ろしたそうです。

110不忘閣玄関

昨日は雪で撮れなかった不忘閣の玄関です。

111不忘閣別館

こちらは食事処などがある別館です。

ネット上の写真や記述を見て、これは何としても浸かりたいと思って訪れた『蔵湯』と『大湯』ですが、そんな気持ちが伝わりましたでしょうか!


今日は昨日とは打って変わって暖かい晴天となりましたので、じっくり靑根を観光しようと思います。
つづく!


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生まれも育ちも城南住まい。ハイキングや日帰り温泉なども良く行きますが、時々グライダーで空も飛びます!あと、POPSのコンサートに出かけるのも大好きです。

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