宮の下から箱根湯本へ降りてきたらまだ時間に余裕が有るので、前回湯本訪問時に知り、気になっていた場所を訪問してみることにしました。

それがここ『平賀敬美術館』です。
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場所は『滝通り』に入り、『はつはな』を過ぎ、突当たりを右に折れ、更に左へ行けばたどり着きます。湯本駅からは徒歩10分位でしょうか!

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気になっていたのは美術館の看板よりはむしろ『温泉入浴できます』という記述でした。
美術館に温泉が湧くのは関東では珍しいのではないでしょうか?
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見れば美術館というよりは、昔の別荘風の建物です。

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隣りの老舗旅館『萬翆楼福住』の別館として建てられたのでしょう!


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玄関も昔の造りです。

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館内には十数年前に亡くなられた画家平賀敬の写真が飾ってあります。

そして作品は日本画では無く、油絵です。
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独特のタッチの『和洋折衷のエロス』が題材となっています。


驚いた事に、館内を案内してくれるのは奥様で、まずは居間に通されます。
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そこで茶菓の接待があり、私は冷たいお水をお願いしたのですが、その器がレトロで大変気に入りました。(お饅頭も戴きましたが、写真を撮る前に食べてしまった!(^_^;)  )
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そして美味しいお水を戴きながら、TVで放送された平賀敬画伯の番組をビデオで流し、どういう画家であったかを紹介してくれるのです。(先客が一人居ましたが、茶の間でTVを見るくつろぎの感覚です。)

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床の間にはこの絵で世に出たという受賞作が飾られています。

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館内に続く『蔵』が展示室になっていました。


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廊下に置いてあったこれはピエロでしょうか?

そして、最後にお風呂を見せて戴きました。
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個人宅としては大理石の床で造られた立派なお風呂で、すぐ裏にあるという源泉がかけ流されていました。
分析表も掲示してあり、アルカリ性単純温泉42.4度の源泉だそうです。

また、洗い場も広く、貸し切りで利用させて戴けるそうです。
今度時間があるとき、入浴を果たしたいです。

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帰路途中で早川の流れの中にアオサギ?を発見。かわいい顔をしていました。

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復路は箱根湯本駅から電車で小田原経由東京城南を目指します。
この大きなアーチの開放が美しいですね。