宿で目を覚ますと、やはり天気予報通り雨が降って居ました。

宿の部屋から山を見ると雨雲がかかっています。

今日は前々から楽しみにしていた、塩原の山中にひっそりと湧く天然の温泉を楽しむ予定が組まれていました。
温泉マニアは秘湯と聞くと、小雨くらいではひるみません!(笑)

傘をさして林道を秘湯を求めて歩き始めました。

駐車場所からおよそ20分ほど歩き、この橋を渡った先に目的地があります。

しかし、林道からは道の無い急斜面を下り、更に雨で増水した危険な川を渡歩した先に目的地が有ると言うのです。
相談の結果、今回は無理をせずに、その源泉への入口を確認するに留め、次回の楽しみに取っておく事に決まりました。

皆んな後ろ髪をひかれる思いで駐車場所迄戻りました。(笑)

秘湯探索の後は、日塩モミジラインの途中にある奥塩原の『新湯』を訪問しました。
ここは硫黄泉の源泉地帯で、たくさんのホースで湧いたお湯を源泉升に誘引しています。

木の升に源泉が集められ、ここから『新湯』にある数軒の旅館と3つの共同浴場に配湯されています。

共同浴場の一つ『中の湯』です。

こちらはドアがひとつ、混浴の共同浴場『寺の湯』です。
私はここで入浴しましたが、数人の客が入浴中で、内部の写真は撮れませんでした。

代わりに湯めぐり手形で入浴したのは『奥塩原高原ホテル』です。
露天風呂前のモミジの紅葉が見事でした。

白濁の湯船に浮く落ち葉も風情があります。

今回の旅の最後に入浴したのは、ここも独自源泉を持つ『赤沢温泉』です。

小雨がぱらつく中、我々グループ以外のお客さんが居なかったので、露天風呂でくつろぎながらの温泉談義です。

暗くなる前に最後の記念撮影です。

最後に、温泉付き分譲別荘地として開発されたがその事業が中止され、露天風呂だけが残され、今もお湯が掛け流されている場所があると言うので、見学する事にしました。

道路から何やら露天風呂のようなものが見えています。

近づくと確かに露天風呂です。

ホースから湯船にお湯が注がれています。 温度を測ると、湯温は34度しかありません。
おまけに湯船には落ち葉が堆積し、手分けしても30分程清掃しなければ入れません
まあ、夏ならば清掃して入るマニアは居ると思いますが、今回はさすがに『入ろう!』
と言いだす人は居ませんでした。 (爆)
と言う事で夕刻も近づき、昨日集合した『道の駅』まで車を走らせ、次の再会を約して、それぞれの車に分乗して家路に就きました。
「中の湯」は旅館と同じ「なかの湯源泉」を使用してますが、
「寺の湯」と「むじなの湯」は、それぞれ別源泉です。