赤倉温泉と言っても新潟県の赤倉スキー場に有るあの赤倉温泉ではありません。

こちらは山形県の最上町にある『やまがた赤倉温泉』です。

2019年3月、私は古川駅からレンタカーで鳴子温泉を超えて向かいました。



 02山形赤倉温泉

周りにはまだ雪が多く残っていました。



04赤倉温泉三之丞

数件有る宿のうち今回の訪問先は、藁葺き屋根をトタンで覆った感じで、いかにも秘湯を連想させる山の宿『三之丞』です。



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玄関風景



08三之丞ロビー

ロビーには囲炉裏が切ってあります。



10三之丞岩風呂

ここの素晴らしさは何と言ってもこの地下にある広い内湯です。

扉を開けたとたん思わず『オー!』と声が出るほど、ひなびた中にも美しさがある浴場です。



11底が綺麗

この浴槽は立ち湯となっていますが、浴槽の底を見ると昔ここが川底であり、その川底の石の上に浴槽を造った事が明らかです。

場所によっては穴があり、溺れるほど深い場所もあるので、気をつけなければなりません。



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お湯は隣にある噴出場所から竹筒で落とし込まれまれ、完全掛け流しでお湯の新鮮さは半端ないです。




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私も立ったままで首までお湯に浸かります。




赤倉温泉三之丞

こちらは大黒敬太氏のモデル写真!

お湯が透明で底石の複雑な模様も良く表現されていますね。





赤倉三之丞2

こちらも同じ大黒敬太氏の作品ですが、このモデルさんは穴の中に立っていますね。

この穴は甌穴ではないかと私は思うのですが、宿の説明書には『湯かき穴』と成っています。自然浴槽には排水口が無いため、何百年もの間、掃除の時は人が湯をかき出していた為、その部分の穴が掘れて深くなった!と言う事みたいです。







大黒敬太本

カメラマンの大黒敬太氏は全国の秘湯をめぐり毎年本を出版し、作品は週刊誌のグラビアに採用されています。

それらは私の湯巡りの教本にもなっています。(笑)