
羽田の『海老取川』でハゼ釣りをしようと思い、車をコインパーキングに駐めて、空港への入口にある『弁天橋』迄歩いて来ました。

橋の上から下を見ると、いつもの釣り場にはクレーン船が浮かび、護岸工事の真っ最中!

仕方無く100m位離れた多摩川へ移動し、堤防の上から川を眺めると護岸があり、釣りが出来そうです。

遠くには羽田空港の管制塔が見える場所です。

多摩川の河口方面を見ると、橋梁工事が行われています。
これは『羽田連絡道路』と名付けられた一般道で、国際線ターミナル近くから、川崎市の殿町を結ぶ路線で、2021年には完成するとの話です。 この橋の先には首都高速湾岸線がありますが、川底トンネルになっていて見えません。

自分の釣り場の川上側には釣船屋の桟橋があります。
今日は薄雲りの天気ながら川風があり、大変涼しい釣り日和です。

今日の釣り場はこちらです。

こんな場所でハゼ釣りを始めたのですが、何度もウキが引き込まれて合わせるのですが、一向に釣れません。ハゼならすぐ釣れるのですが、何度やっても釣れないのはハゼでは無いようだと思いましたが、ハゼ釣りに来ているので、ハゼ針しか持って来て居ません。

やっとの事で釣り上げたら、ボラの子供(イナ)の様です。これではハゼ針では釣れない訳です。

ハゼが釣れないので1時間ほどで納竿した帰り道で多摩川に突き出たお堂を見つけました。
このお堂は『五十間鼻無縁仏堂』と呼ばれ、関東大震災や第二次世界大戦の東京大空襲で多くの水難者がこの辺りに漂着したそうです。この小さな祠は、亡くなられた方たちをお祀りしているといわれています。

無縁仏が祀られています。

羽田連絡道路の先を旅客機が着陸して来ます。
南(川崎沖)から進入しているので北風なのですね。どおりで涼しいと思いました。

出発点の弁天橋に戻ると、空港の一番端に大きな鳥居が目に付きました。

近寄ると、ベンチなども置かれた公園の様に成っていて『平和』と書かれています。

この鳥居は旧空港ターミナルの駐車場の中に建っていましたが、元を正せば、戦前この地には『穴守稲荷神社』がありました。終戦時にアメリカ軍より空港の拡張のため移転が命じられたそうです。ところがこの鳥居の撤去に携わった職人に次々と災いが起こり、たたりを恐れて鳥居だけはここに据え置かれたのだそうです。(写真はネットより拝借)
その後の空港開発の過程で撤去せざるを得なくなり、移転なら災いも無いだろうという事で、空港の末端(現在地)に移転させたそうです。

話のついでに、前述の鳥居から500m離れた移転先の『穴守稲荷神社』を訪ねてみました。
京浜急行羽田線の駅名にも成っている神社は立派な社を構えていました。

お稲荷さんなので、鳥居の連棟もあります。

せっかくなので、次回の釣果を祈願して(笑)、羽田を後にしました。