キャロットメインの一口馬主回収率研究所

キャロットクラブ、シルクホースクラブ、サンデーレーシングを中心に出資検討に役立つ情報を提供していきます。

2018年03月

【検証】出資馬検討ファクター分析 第一弾

本日は、出資馬検討ファクター分析に関する記事を書いていきます。

すでに一口馬主をされている方は、毎年募集時期に来ると出資申し込みをどの馬にするか塾考されていることと思います。
わくわくする時期であると同時に悩む時期でもありますね。

出資馬を決定するまでのプロセスは人それぞれでしょうし、明確な正解があるわけではありませんが、活躍馬に出資できる可能性を上げる方法は存在します。
そのあたりも含め私見を以下に述べます。

まず、出資馬検討をする上で大きく判断材料は3つ、馬体(動き含む)、血統、厩舎です。
しかし、この3つの優先度は決して同列ではありません。

まず優先すべきは、馬体、次に血統、少し優先度が落ちて厩舎です。
競馬はブラッドスポーツと呼ばれるように血統が重要なファクターです。

ただし、どれだけ良血馬であっても、馬体に欠陥がある馬は高確率で走りませんし、逆に血統面でのアドバンテージがなくても、馬体や動きに資質を感じる馬は高確率で走ります。
ですのであくまで、最重要ファクターは 馬体 と考えます。


また上記3要素の内、血統、厩舎は調べれば定量的な数字が得られる事項です。

血統についてはまず種牡馬の影響度が大きいので、例えばやはりディープインパクト産駒は走る可能性が高いです。
(クラブ馬に出来の良いディープインパクト産駒は中々回ってきませんが。。)

種牡馬の産駒実績くらいならJRAのHPでわかりますし、他の切り口なら、単純に全兄、全姉が活躍馬なら走る可能性は高いです。これも母馬の産駒実績を調べればわかりますので特に難易度は高くありません。

厩舎についてもJRAのHPでリーディング実績は簡単にわかりますし、過去クラブ馬での実績も調べられます。(一流の厩舎でも個人馬主の馬優先で、クラブ馬は二の次の厩舎もありますのでその点は注意が必要です)


血統、厩舎は調べれば定量的な情報が得られますし、判断しやすいですが、最も重要なファクターである 馬体 は主観で定性的な情報から判断するのが基本になります。

この馬体の判断はいわゆる相馬眼が求められます。
相応の経験がいりますし、一朝一夕にいく分野ではありません。
ここに難しさがあり、奥深さがありますね。

この馬体の部分は次回に掘り下げますので少々お待ちください。




最後まで読んでいただきありがとうございます!

【回顧】2016年度 キャロットクラブ募集馬 高評価馬の現状は?(第2回)

かなり寒さも和らぎ春を感じる日々ですが、一口馬主界の王者キャロットクラブが明け3歳世代で苦戦
が続いています。

2016年度募集馬が明け3歳世代となりますが、 79頭中2勝以上をあげた馬がわずかに4頭、重賞勝ち馬は0頭ですので、レイデオロがいた2015年度募集、シンハライトがいた2014年度募集とは比べるまでもなく低調な成績です。

その4頭に関しても特に大物感のある馬はおらず、クラシックへの出走が叶えば御の字というレベルですので寂しい限りです。
近年は馬の価格も高騰している中で、この成績なので出資者の方は不満がたまる状況でしょうね。。

少し募集当時を振り返りますと、この世代で屈指の評価をうけていたのは、ヴェルテアシャフト(ヒルダズパッションの15)でした。
馬体のバランス、筋肉量、動きのしなさかさ、ストライドの伸び等どれもハイレベルで私も非常に高く評価していた馬です。

しかし、現実は厳しく、先週末のゆきやなぎ賞(500万) で9着に惨敗し、クラシックへの可能性は事実上なくなりました。(可能性ゼロではありませんが。。)

特にこれといった故障もなさそうですし、距離が長かったにせよ力負けですので、500万クラスでこの負け方では、今後の成長を見込んでも少なくともクラシックは厳しいといわざるをえません。

自身の相馬眼のなさを反省するとともに、気性面や成長力、育成面も含めて先を読む難しさを改めて感じています。
何とかこの反省は2018年度募集につなげていく所存です。



ここからは本題に入りますが、キャロットクラブ 2016年度募集馬の内 高評価馬としてブログでとりあげた馬の成績を見ていきたいと思います。
(3月11日時点)

ちなみにブログで取り上げたのは、総合評価B-以上の馬たちです。
いいかえますと、オープン級の素材と評価した馬達ですので期待は大きかった馬です。

では個別にみていきます。

・ヴェルテアシャフト 2戦1勝
・エリスライト 2戦1勝
・ヴァルディノート 5戦1勝
・トゥザフロンティア 3戦1勝
・シンハラージャ 2戦0勝
・デアフィアンテ 1戦0勝
・ブルーメンクローネ 0戦0勝
・ミーティアトレイル 6戦0勝
・インボルク 0戦0勝
*エクストラブレンドは調教中の事故で予後不良となり、保険適用で全額出資金返金のため含めず



2016年度募集馬の頭数は79頭、高評価した馬は上記の9頭となります。

79頭全馬の勝ちあがり率は、3月13日時点で40.5%に対して、上記9頭の勝ちあがり率は44.4% と全馬平均を上回ってはいますが、かなり物足りない数字です。

勝ちあがり率低下の主要因は、まだデビューできていない馬が2頭もいる点ですね。
馬の体質の影響ももちろんありますが、育成面でうまくいっていないことを象徴するデータの一つと捉えています。

上記9頭の内、クラシックの夢を見れる馬は残念ながらいません。
素質が高いと見込んでいた ヴェルテアシャフトは500万クラスで大敗、エリスライトは故障で休養 ですので、可能性は実質なくなりました。

まとめますと現時点では、キャロット所有 2016年度募集馬の評価については反省しかありません。
シルクは有益な情報を提供できたと考えていますが、キャロットは有益な情報を提供できず、読者の方に申し訳なく思っています。
何とか反省を次に活かし、2018年度募集でリベンジしたいところです。





最後まで読んでいただき誠にありがとうございます!



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【回顧】2016年度 シルクホースクラブ募集馬 高評価馬の現状は?(第2回)

クラシックの重要な前哨戦である、チューリップ賞、弥生賞が終了し、クラシックの勢力図が明らかになりつつあります。

チューリップ賞は、ラッキーライラックが無傷の4連勝で桜花賞に王手をかけました。
テン良し、中良し、終い良しの隙のない内容でしたので、本番でもアクシデントなければ勝ち負けは必至でしょうね。

唯一懸念があるとすれば、馬場が悪化した場合です。
今まで良馬場の経験しかなく、馬場悪化でパフォーマンスが落ちる可能性はあります。
ただオルフェーブル産駒ですので問題なくこなすかもしれません。。


一方弥生賞は、ダノンプレミアムが先行して抜け出す横綱相撲で完勝し、こちらも無傷の4連勝で皐月賞に王手をかけました。

スタートが良く、好位で折り合えるので中山2000M向きですし、本番でも最有力でしょうが、ハイペースになった際は不安が残ります。

弥生賞はスローからの瞬発力勝負でしたが、本番はもっと厳しいペースで流れるでしょうし、そうなればスタミナ、持続力が求められます。

ダノンプレミアムのスピードが抜けているのは過去のレースからうかがえますが、スタミナを要求される流れになった際は未知数ですのでその点は要注意ですね。

同じく弥生賞に出走していた、シルク期待のオブセッションは残念ながら7着と大敗し、クラシックに黄色信号がともりました。

ただこの大敗は明らかに騎乗ミスが原因ですね。(結果論ですが)
4コーナー手前でルメールが鞭をうった瞬間大きく外に膨れてバランスを崩して、コーナーでも大きく外に膨れ競馬になりませんでした。
素質は高い馬だけになんとか立て直してほしいですが、後遺症が心配です。



さてここからは本題に入ります。

おさらいになりますが、当ブログでは、2016年より本格的に一口馬主のレビュー記事を書きはじめており、2017年より有料情報の提供を始めています。

有料であれ、無料であれ、読者の方に発信する以上は結果を回顧する必要があると考えていますので、今回の記事では、2016年度 シルクホースクラブ募集馬 の中でブログで取り上げた高評価馬の現状を見ていきたいと思います。(3月7日時点の情報にUPDATEしております)

ちなみにブログで取り上げたのは、総合評価B-以上の馬たちです。
いいかえますと、オープン級の素材と評価した馬達ですので、クラシック候補となる馬も出てきて欲しいと願い評価しています。

では個別にみていきましょう!

・アーモンドアイ 3戦2勝
・インディチャンプ 2戦2勝
・オブセッション 3戦2勝
・サラーブ 2戦1勝
・ダイアトニック 2戦1勝
・ブレイニーラン 2戦0勝
・ルソンデュレーブ 2戦0勝
・ロングランメーカー 5戦0勝
・グローリーヴェイズ 3戦1勝
*グローリーヴェイズは前回抽出漏れていたので追加

2016年度募集馬の頭数は74頭、高評価した馬は、上記の9頭となります。
74頭全馬の勝ちあがり率は、先週終了時点で43.2%に対して、上記9頭の勝ちあがり率は66.6% と大幅に上回る数字を残しています。

また74頭の代表馬と評価されている、シンザン記念の勝ち馬、アーモンドアイも高評価馬の9頭からでていますし、牡馬クラシック候補の一角と目されている、オブセッションも高評価馬ですので、現時点ではある程度納得のいく数字ですし、読者の方に有益な情報を発信できたと思っています。
(オブセッションには何とか立て直して欲しいところです)

まだ勝ちあがっていない、ブライニーラン、ルソンデュレーブ、ロングランメーカーも素質は足りますので、まずは勝ちあがりを決めて欲しいところです。


本日はここまでとしますが、今後も定期的に回顧記事をUPし、反省を今後につなげようと思いますのでよろしくお願いいたします。



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【検証】一口馬主クラブ分析 第二弾~平均獲得賞金編~

本日は、一口馬主クラブを平均獲得賞金の観点から分析、記事にしていきたいと思います。

一口馬主をされる方は、重賞で活躍するレベルの馬を持ちたいと願う方が多いと思いますし、さらに言うと少々高くてもかまわないので、素質馬をひいて重賞勝ち、ひいてはG1勝ちの夢を見たいという方が多いのではないかと思います。

重賞の夢を見ようと思うと勝ち星を積み重ねる必要がありますし、勝ち星を積み重ねると必然獲得賞金額が増えていきます。

ですので、平均獲得賞金の多いクラブは活躍馬が多いのは事実です。
(ただ、そういったクラブは募集価格も高いので回収率がすぐれているわけではありませんが。。)


では平均獲得賞金を比較していきます。
現6歳世代、7歳世代の平均値です。

・サンデーサラブレッドクラブ 4,352万円
・キャロットクラブ 4,470万円
・社台サラブレッドクラブ 3,975万円
・シルクホースクラブ 3,257万円
・ラフィアンターフマンクラブ 2,388万円
・G1サラブレッドクラブ 3,002万円
・東京サラブレッドクラブ  3,719万円
・ウインレーシングクラブ  3,261万円
・ノルマンディーオーナーズクラブ 3,430万円
・ユニオンオーナーズクラブ  1,650万円 
・ロードサラブレッドオーナーズ 1,723万円
・グリーンファーム愛馬会 3,034万円
・ターファイトクラブ 839万円
・サラブレッドクラブライオン 1,718万円
・友駿ホースクラブ 2,284万円
・広尾サラブレッドクラブ 1,359万円
・ローレルクラブ 1,684万円
・タイキレーシングクラブ 1,088万円
・ブルーインベスターズ 1,674万円
・DMMバヌーシー データ無し
・ワラウカド データ無し


改めて比較すると、やはり サンデーレーシング、キャロットクラブが頭一つぬけていますね。
王者ノーザンファーム系列で良血牝馬を多数かかえ、育成施設でもアドバンテージを握っているため、当面この勢力図に変更はないとみます。

サンデーレーシングは過去に、オルフェーブル、ジェンティルドンナ、ブエナビスタ等の歴史的な名馬を輩出していますし、他にもG1馬多数で実績はNo1です。

キャロットもサンデーレーシングには劣るものの、ダービー馬 レイデオロを輩出し、シンハライト、マリアライト、エピファネイア等のG1馬も輩出しており、会員に感動を与えています。
400口クラブとしてはまさに偉業といえますね。

その他のクラブでは中々G1勝ちまでには至らないケースが多く、大舞台での活躍を夢見るなら、サンデーレーシング、キャロットクラブが近道なのは間違いありません。

ただその事実は多くの一口馬主会員が知るところなので、競争は激化の一途をたどり、中々欲しい馬が買えない状況が発生しています。

キャロットであれば複数年に一度は出資チャンスがめぐってきますので、辛抱強く待つのも手でしょうが中々根気が要りますね。




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