働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)
普段,生物学の本はほとんど読まないのですが,話題になっていて気になったので読んでみました。
生物学や数学の知識がないせいか,理解できない部分もありましたが,以下のように,なるほどと思ったところもありました。
・エサの場所を知っているアリについて行くことができずに迷ってしまう,能力の低いアリがいるおかげで,かえってエサの場所への近道が見つかることがある。
・すべてのアリが働いていると,疲れたときの交代要員がいなくなってしまう。よく働くアリが疲れてしまい働けなくなったときに,なかなか働こうとしない(それまで休んでいた)アリが働くことによって,子供の世話などを途切れることなく行うことができる。
こうして見ていると,アリの社会は個々のアリの能力や性格にばらつきがあることでうまくいっているようです。
人間の社会でも同じようなことがあるかもしれないですね。
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