2006年12月16日

首は縦に振れ!

ミスをしたら、
「首は縦に振れ!」
それはなぜって? その方が勝つために有利だからです。
その理由は、相手から見た自分をイメージすれば明らかです。
例えば、ミスをしても縦にうなずいている対戦相手は、ダメージをおっていないように見えます。
ミスをして首をかしげている対戦相手を見ると自分の方が優位に感じます。

ミスをして首を縦に振るには、そのきっかけが必要です。
きっかけとしてはミスの原因を決める。決まらなければ仮説を立てるのが一番です。合っているか間違っているかは二の次です。次も同じミスをしたら仮説が間違っていたと判断し、また違う仮説を立てればよいのです。
瞬時に仮説が見つからなければ、「次がんばればいいや」とうなずけばよいでしょう。
首をかしげてしまっては相手を乗せるだけです。

ところでミスをすると「おかしいな〜」と首をかしげてしまいますが、ほんとにおかしいことでしょうか? いつも同じようなミスしていませんか?いつもと同じならおかしくないですよね(笑)。そう考えるだけでも首は縦に振れるはずです。

首と言えば、うつむき気味に下を向くのも同様によくありません。遠くを見るように少し上を見あげましょう。ポジティブエネルギーが湧いてきます。



ソーホーストリンガー

  

Posted by yyr_co_jp at 02:57

2006年12月06日

言葉の表現を変えて習得する(その3)「引き算でボレーする」

5f402942.jpg前項の補足にもなりますが、沈んだボールに対するボレーはなぜ「光を遮る」だけでよいのか考えてみましょう。

ローボレーは下から上方向に打球します。
上方向に打たれたボールは、トップスピンが掛かっていない限り、強く打てば強く打つだけ遠くまで飛びます。
上記のことから、ボレーは

 「球速 = 距離」

という公式が成り立ちます。ボールの強さによって距離をコントロールします。

ところで、シングルスにおいてはボレーは浅ければ浅いほど角度をつけることができ、有効なボールが打てます。
よって、シングルスのローボレーは遅い球ほど有効に働く場合が多いと言うことになります。
光を遮るだけでも強すぎる場合が多く、球威を殺してコントロールするテクニックが重要になってきます。このテクニックを私は

「引き算でボレーする」

という表現をしています。
インパクトの後、ラケット面は打点より後ろにさがります。
テニスのほとんどのショットは、ボールにスイングのパワーを足し算して返球しているわけで、引き算でのボレーは特別なテクニックです。

ボレーの上手くない選手は、ラケットフェースを引くことができないため、引き算ではなく、ボールを擦って小数の掛け算をしようとします。
例えば90という速度で飛んできたボールを70という速度に減速してコントロールしたい場合、引き算なら20引けばよいとすぐ計算できますが、かけ算では0.777..という答えは算出しづらいわけです。
引き算でボレーする人の方がコントロールの計算間違えが少ないと言うことです。

軟式テニスにはこのテクニックを使う機会がなく、軟式出身者は習得に努力が必要です。野球ならバント、サッカーならトラップ、バレーならレシーブが同様のテクニックです。

引き算でボレーができるかできないかはある程度素質があるようです。ボールをガット面でキャッチする練習や、ワントラップしたボールをボレーするまでの時間を短縮していく練習すると習得できますが、どうしてもできない人は、トップスピンをかけてスイングボレーしましょう。

ストロークが得意な選手は、無意識のうちに
「球威は大きければ大きいほどよい」という感覚を持ってしまい、
ローボレーにもこの理論を適用して良い結果が出ず、
結局ネットに出なくなる
という悪いスパイラルに落ち込んでしまう傾向にあります。

サービスラインをひとたびまたいだら、ローボレーは符号を反転し、
「球威は小さければ小さいほどよい」という感覚に切り替えましょう。

ローボレーは「遅さで場所をコントロールするショット」と心得ましょう。



ソーホーストリンガー

  
Posted by yyr_co_jp at 17:14TrackBack(0)

2006年12月03日

言葉の表現を変えて習得する(その2)「光を遮る」

ボレーというテクニックを論じるとき、まずそれを2分類する必要があります。
その2つは全く別のテクニックを使用すると言うことです。
もらったボールが自分にとって、
・浮き球か
・浮き球でないか
です。
自分にとって浮き球かどうかの判断方法は、上から下に向かって打球できるどうかで決まります。サービスラインの内側に突き刺すようなボールが打てれば、それは自分にとっての浮き球です。
一般的にこのようなボレーの打ち方を、
「パンチング」
すると表現します。グリップでボールをパンチします。

プロにとっての浮き球のレベルは高く、かなり球威を持ったボールでも浮き球として処理しています。安易に真似しないよう、自分にとっての浮き球の見積もりは低めに設定してください。

浮き球でないボールの場合、これを浮き球と同様に処理してミスを重ねている選手が非常に多いです。プロの試合でもストローカーはこのミスが多いです。
浮き球でないボールはこれをボールだと思わないことがボレー上達の近道です。
浮き球でないボールはこれを「光」だと思って対処しましょう。

光の相手をするのはガットではありません。通り抜けてしまいます。ラケットにはってあるのはガットではなく鏡です。
鏡の貼ってあるラケットを振り回しても意味がありません。光がどこに反射するか制御できなくなります。光がネット上30cmを通るよう、面の向きを調整して「光を遮る」だけでよいのです。

・光を遮るには鏡を動かさないほど、うまくコントロールできます。
・光を遮るには力は必要ありません。
・光を遮るのにラケットを引いても無駄です。最短距離を遮りましょう。

こう考えれば、ボレーは浮いていない鋭いボールの方が容易に返球できるのです。

インパクトの瞬間の光は1本線ではなく、Vの字です。

ボレーの得意な選手は、背面ボレーや又抜きボレーをいとも簡単に決めてしまいます。光を遮っているからに他なりません。

余談ですが、フィギュアスケート日本選手が表彰台男女独占という快挙を成し遂げてがんばっていますが、選手達のインタビューを聞いていると、「ジャンプを跳ぶ」のではなく「ジャンプを降りる」と表現しています。スケートのジャンプは跳ぶのは誰でもできるが、降りれてなんぼなんですね。
テニス選手にとっても、「ボレーを打つ」のではなく、「ボレーを落とす」と表現するべきでしょう。ボレーも打つのは誰でもできるが、目的のマンホールに落とせてなんぼですね。



ソーホーストリンガー

  
Posted by yyr_co_jp at 14:10