2008年08月28日

蝕面 = 面の向きに対する意識

学校じゃ教えられない!の具体例-1

大事なことなのに、テニススクールではあまり教えてくれないことをピックアップしていきたいと思います。
もしあなたのスクールが、それを教えてくれているとしたら、上達目的には良いスクールだとご判断下さい。

●面の向きに対する意識

shokumen硬式テニスにおいて、最も重要なことは「面の向き」といっても過言ではありません。

どんなに高速なスイングも、どんなに素早いフットワークも、最後のインパクトで面の向きが間違っていては何の役にも立ちません。
逆の見方をすると、どんなに鈍いスイングでも、どんなに雑なフットワークでも、最後のインパクトで正確な面の向きを作れればそこそこ勝てます。
それほど重要なことにもかかわらず、テニススクールでそれが語られる機会はほとんどありません。

例えば、グランドストロークのインパクトの瞬間(低めの打点)、面はどの方向を向けると意識しますか?
ネット面と同じ真っ平らな向きですか? それではボールはよくつぶれません。

面はこれから打ちたいボールの頂上近辺に向けたとき、ボールは良くつぶれます。頭の中に黄色い放物線をイメージし、その頂上に面を向けます。

真っ平らな面より微妙に上向きになります。

ちなみに、ライジング・ショットにおいては打球時点でボールが上昇方向にボールが移動している分だけ面は下を向きます。ライジングが極端な場合、フラット面より下向き面になります。

ネット上1mがどのくらい微妙かと言えば、打点からネットまでの距離が12mだとすると、その角度は時計の秒針にして1秒にも満ちません。
フレーム横幅27cmのラケットフェースを約11mm回転させる量です。
グリップ3のグリップ表面を約1.5mm回転させる量です。

ところが人間はその微妙な違いを感じることのできるすごい生き物です。
ただ、右手の感覚だけでそれを感じるのは困難です。
それを感じる方法は簡単です。
「左手の指で面に触る」
それだけです。
それだけのことですが、それを教えているスクールはほとんどありません。

蝕面」とでも名付けましょう。

触ることによって、面の向きを考えて打球している、という意識づけが発生するというメリットも大きいようです。

注意点として、左指でガットを触っているとき、右手は完全脱力していなくてはいけません。左指の感じた面の感覚を、脱力した右手でキャッチするのです。右手のひらを毎回一度開くと良いです。

ところで、この面の微妙な角度をコントロールするためには、グリップが太いほどが有利なのは言うまでもありません。グリップをいっぱい回しても角度の変化が小さくて済むからです。

プロの世界で蝕面を行っている選手は、雑感で8割以上だと思いますが、はじめてTTNテニス練習会に訪れた選手がこれを行っているのは1割以下です。
弾道の安定しない参加者に蝕面を教えたとたん、ネット上1mの安定した弾道でラリーできるようになります。
プロの残りの2割は、右手だけでそれを感じることのできる天才プレーヤーか、蝕面すればもっと上手くなる選手のどちらかでしょう。

プロと全く同じプレーを誰でも簡単に真似できるのに、9割の人がそれを真似していないのは、非常にもったいない話です。

私が常々、軟式テニスは硬式テニスの害になると言っている理由は、軟式はこの微妙な面の感覚をなくしてしまうスポーツだからです。コンタクトタイムの長い軟式のボールは面の向きに関係なくスイングした方向に飛ぶ性質があります。




ソーホーストリンガー


  

Posted by yyr_co_jp at 16:15Comments(3)TrackBack(0)

2008年08月11日

学校じゃ教えられない!

B17おかげさまで好評を得ております「ボランティアコーチング」ですが、そもそもなぜ無料でコーチをしようと思ったか、「ただより高いものはない」と不審に思う方もいるかも知れませんので、その理由を書きたいと思います。

ひとことで言うと、
テニススクールで上達は難しい
これにつきます。
その上、上達という名のベクトルをフェデラーの方向に向けていないのです。
どんなに小さな上達ベクトルでも、その方向はフェデラーに向けたときが一番上達が早いはずです。
フェデラーの真似をしろと言っているのではありません。高い山に登りたいのなら、高尾山の頂上に着いて、「あそこにもっと高い山がある」と気づくより、はじめから富士山に登れということです。
高尾山に上ってしまった人は、富士山に登る前に下山という努力が必要です。テニスでは悪い癖を消す努力です。下山が登山より難しいのは言うまでもありません。

テニススクールを悪く言うつもりは全くありません。むしろこのスポーツ不況の中、がんばって経営されているテニススクールにエールを送りたいです。
テニススクールは営利事業ゆえに、生徒の上達は犠牲にしないと成り立たないのです。
スクールにとって重要なのは、
「生徒の上達」よりも
「生徒の居心地の良さ
なのです。通い続けてもらえることが、コーチにかせられた重要な営業活動なのです。
居心地よくするためには、以下は御法度です。

A.辛い練習
B.ややこしい理論
C.叱責
D.コーチより上手くなること

これらの「学校じゃ教えられない!」ことをやる場所を作るためにはじめたのがこの「ボランティアコーチング」です。

私がコーチングで心がけたいと思っているのは、

A.辛い練習→実際には辛いが辛く感じさせないようなアイデアを考える。
B.ややこしい理論→プロの実映像やイメージングの妙で解りやすくする。
C.叱責→せずに自責に導く。
D.コーチより上手くなること→大歓迎。というよりプロの世界ではそれが常です。

話はがらりと変わりますが、ちかごろ深田恭子が出演しているキリン氷結のCM、彼女の魅力が100%引き出されていて、思わず見入ってしまいます。プロデューサーのお手柄ですね。
例えばこの演出のまま長澤まさみが演じたとしたら、その魅力を100%出すことは不可能でしょう。長澤まさみには長澤まさみ用のプロデュースが必要なのです。

テニスのコーチングも全く同じで、個々の潜在能力を見極めてそれを伸ばすコーチングを行わなければなりません。

私は営業活動をしたくありませんので、少々居心地の悪い部分はあると思いますが、試合で勝つことによってそれを解消していただきたいと思っております。
参加してみたい方はこちらをクリックしてください。


おって、「学校じゃ教えられない!」具体例をアップしていきたいと思います。




ソーホーストリンガー


  
Posted by yyr_co_jp at 20:28