2009年11月25日

フェデラー張りは理にかなった高機能張り

c37ce948.jpg近頃流行のハイブリッド張り、つまり縦糸と横糸に異種のガットを張る張り方ですが、縦糸と横糸の機能の違いを理解した上で張っている人は意外に少ないようです。

縦&横、共通の機能
 ガットを虫取り網のようにボールを吸い込み、その反発力でボールにパワーを与える機能です。ガットの基本機能と言って良いでしょう。(必ずしも大きくたわめば高機能というわけではありません)

縦糸独自の機能
 打ったボールの軌道とスイングの軌道をずらすことによる摩擦によって、縦糸はフェースの左右にたわみボールにトルク力を発生させ、ボールをスピンさせます。

横糸独自の機能
 その縦糸の左右のたわみを支える滑り台の役割をします。

さて、フェデラー張りとはどんな張り方かと言えば、縦糸にナチュラル、横糸にポリエステル素材のガットを使用します。

ナチュラルガットは最もたわむガットであり、
ポリエステルはその縦糸を最も滑らせる素材です。

まさに、縦糸独自の機能と横糸独自の機能をフルに生かす張り方がこのフェデラー張りであることが理解できると思います。
ポリエステルが滑り台になり、ナチュラルをワイドレンジに振幅させます。
ミラフィットを塗ると、この滑り台効果がさらにアップします。フェデラーにもお勧めしたい(笑)

ここで、横糸のポリエステルは虫取り網のようにたわむ機能の一番乏しいガットです。
モダンテニスにおいては、この縦横共通の機能は押さえてボールをぶっつぶし、トップスピンに頼らずにボールを落下させるエッグボールが必須です。
エッグボールを打つには、虫取り網のたわみは少ない方が高機能と言うことになります。
フェデラー張りでは、横糸にボールをぶっつぶす機能をプラスしているわけです。
よって横糸のポリエステルは太めのゲージをお勧めします。横を細くしてたわみを増してしまっては大事な機能を低減させることになります。

フェデラー張りが、結果フェデラーのプレーにどう生かされているかと言えば、ボールの軌道とスイングの軌道をあまりずらさなくてもスピンがかかるため、フラットに近いスイング軌道にもかかわらず、十分なトップスピンがかかり、横糸の面圧によって、ボールはぶっつぶれ、最強のエッグボールを生んでいます。

ナチュラルガットが高価で張れない場合は、マルチフィラメントの柔らかいガットで代用しましょう。

横糸のチョイスはボールがぶっつぶれるときのホールド感が、自分にとって一番気持ちよいガットを探しましょう。ポリ・プラズマ1.33mmはお勧めです。
フェデラーの場合、表面に凹凸加工を施したポリエステルガットを使用し、そのがさがさ感を心地よく感じているようです。


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2009年11月22日

ボールから目を離せ!

48fb1bf8.jpgテニススクールのコーチはよくこう言います。

「ボールから目を離すな!」
と..

ところがテニスにおいて、これは明らかに誤ったコーチングです。

子供の頃、野球のキャッチボールで「ボールから目を離すな!」は正しいコーチングですが、野球においてもテニスにおいても、ことヒッティングに関してはこのアドバイスは不適切です。

サインはV」関連の記事を読んでいただければ分かりますが、インパクトの瞬間、視線を停めないと、正しいボールイメージを認知することができません。

目を離すなと言うことは、飛んでいるボールを目で追い続けろということですから、「視線を停めるな!」と言っているのと同じことですので、明らかな間違いだと分かってもらえるでしょう。
視線を停めない限り、ボールイメージのサインである「V」マークは見ることができません。

つまり、インパクトの瞬間に限っては
「ボールから目を離せ!」
が正しいのです。

コーチングとしては、
「インパクトの絵から目を離すな!」
といえばよいかも知れません。


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Posted by yyr_co_jp at 19:14Comments(1)TrackBack(0)