2012年04月06日

予言/ノーバウンドで打つ選手が世界を制す

CIMG0355ノーバウンドで打つ選手と言ってもサービスアンドボレーヤのことではない。ベースラインの直前で打つストロークボレーのことだ。

現在のテニスでは、ベースラインにいる選手はワンバウンドで打つことが常識となっている。私から言わせてもらえば、それは間違った常識だ。正確に言うとポリエステルガットの登場以降、それは間違った常識だ。
言い方を変えると、ポリエステルガットの登場によってストロークボレーがコントロール可能になったのに、みなそれに気づいていないのである。
その証拠に有明のジャパンオープンでプロの練習風景を見ていると、深くて浮いたボールをノーバウンドで打つ練習をしている選手は皆無であった。
現在ノーバウンドでプレーできないのは、その練習を全くしていないからなのだ。
スキージャンプ競技で言えば、今のプロ選手達は、いまだにスキー板を2枚揃えて飛んでいるのだ。早くV字にした方が飛距離が出ることに気がついて欲しいものだ。
「ベースラインではワンバウンド」
という固定概念を早く捨てて欲しい。テニスのルールはワンバウンドまたはノーバウンドなのだ。

具体的なテクニックとして重要なのはラケットの面作りである。
通常のグラウンドストロークのように、面を打球方向に向いていない状態から振りだしたのではコントロールは難しい。というよりノーバウンドの場合テイクバックは不要なのだ。
テイクバックはインパクトを強くするためにとるものであるが、ノーバウンドの場合もともとインパクトが強いため、テイクバックはコントロール力をロスするための無駄な力になってしまうのである。
面を打球方向に向けてセットするのが得策だ。

そこで必要になるのが絶妙な面作りなのである。パワーは既に充分与えられているので、ちょっとした面の狂いがオフコントロールの原因になる。
そのために使う最も重要なテクニックが、左手の指でガットを触る「触面」である。触面は驚くほど絶妙な面コントロールを可能にする。

一つ注意してもらいたいのは、ワンバウンドとノーバウンドの打点での垂直方向のボールの動きである。ライジング主体の現在のグランドストロークではインパクトの瞬間ボールは上昇方向に動いているのに対し、ノーバウンドのボールは全て下降方向に動いているのだ。
浮いたスライスボールなどは下向き面で打球するとほとんどネットにかかる。
従って現在世界を制しているジョコビッチのようなコンスタントな下向き面では、ノーバウンド打法は無理で、『絶妙な上向き面』が必要なのである。
上向き面の厚い打法も使えているマレーの方がノーバウンド打法の習得は早いはずだ。

これからの若者に言いたい。
深くて浮いたボールは、下がらず、ベースラインの中にぐぐっと入ってノーバウンドで打球しよう。まだトッププロもやっていない最新テニスだ。ただしポリエステルガットは必携。
練習量をとことん増やし、普通の人には浮き球に見えないようなボールを浮き球と見なせるようになることが勝利への鍵だ。

私は予言する。深くて浮いたボールをノーバウンドで打球し始めた選手が世界を制することであろう。
フェデラー復活の鍵にもなる。




ソーホーストリンガー



  

Posted by yyr_co_jp at 14:37Comments(0)TrackBack(0)