2014年12月12日

RacquetTune実用法

RacquetTuneIcon

テンション測定アプリ=RacquetTune だが、まだ一般プレーヤーへの認知度が低い。
このアプリをガット張り職人が利用する特殊なものと勘違いされているのではないだろうか?

このアプリは一般プレーヤーにこそ必要なツールなのだ!


なぜならガット張り職人はアプリが登場する前から計測器は使用していたし、
プロに至っては信用できるストリンガーがガットを張り、それを1時間使用したらもう張り替えなのだ。測定する必要など無い。

スマホアプリになって初めて最小の出費で一般プレーヤーが使用できる貴重なツールとして誕生したのだ。
普段持ち歩いているスマホにダウンロードできると言うことは、重量 0gでいつも携帯できる非常にありがたいツールなのだ。


使用法-1【依頼したショップを評価】

一般プレーヤーのガットを張るストリンガーはと言えば悲しいかな、必ずしも信用できるとは言いがたい。研修中の店員が店ばんがてら、接客しながら張ることだってあるかも知れない。ガット2本ずつ引っ張る手抜き張りかも知れない。タイオフ=ガットを留めて切る時に大量にテンションロスしているかも知れない。
だから防衛手段としてこのアプリが役立つわけだ。

まず、張り上がったラケットを受け取ったらすぐテンションを測定しよう。
依頼したテンションより低かったら、ちゃんと張れていないか、張ってから日数が経過していることが考えられる。

打球せずに翌日に測定して1ポンド以上降下していたら、張り上がりに近い状態で受け取ったと推測できる。

こちらのページのグラフを見ればわかるが、張り上がり直後は急激にテンションが降下する。

このグラフはポンドに換算してトレースさせてもらいました。
BlogPaint


使用法-2【テンション降下の推移を理解する】

先ほどのページのグラフを自分のラケットを計測して作成しよう。
iOS版のアプリの場合、こまめに測定しデータを保存すれば自動でグラフを作成してくれる。

ガットテンションが急激に降下する時期ほど、ガットは性能の良い状態なのだ。
そして打球するとその降下カーブを無視してエアポケットに落ちたように落下する。(グラフの(P)or(打)の部分)

プロ選手が試合中にガット張りを依頼するシーンを観たことがあると思うが、ラケットが足りなくなったわけではなく、張り上がり直後の最も性能の良い状態を使用したいという行動だ。(用意したラケットのテンションが合わなかった場合もある)
ただ張上直後の場合、テンションの時間変移も大きいのでそれを嫌う選手も多い。そういう選手は前日に張り上げる。


使用法-3【張り替え時期を決定する】

これが一番重要な利用法だ。
切れないからと言って、死んでしまったガットで練習し続けると、腕に無駄な力が入り、最新の脱力テニスも習得が難しくなってしまう。

私の推奨する張り替え時期の決定法は、先ほど言ったエアポケットの深さが判断基準だ。
つまり、
・練習前のテンション=T1を測定し保存
・練習時間=hを記録
・練習後のテンション=T2を測定し保存
としたとき、

(T1-T2)÷ h < 0.1ポンド

になったら張り替え時だ。
つまり練習時間内に降下したテンションが1時間につき0.1ポンドを下回ったら張り替え時期と言うことだ。
経済的余裕のない人は2時間につき0.1ポンドを基準にしても良い、
自分で張り替える人は1時間につき0.2ポンドを基準にしても良いだろう。基準を厳しくするほど脱力テニス習得に有利になる。

T1-T2=0ポンドのエアポケットの存在しない死んだガットだけは使用するのは止めよう。

この事を知らずに死んだガットで練習している人が多いのが現状だ。


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RaquetTune 外出用-叩き器




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2014年11月13日

「あて木」と同じ機能のパーツ=Pojie

前記事で紹介した「あて木」と同じような機能のパーツが海外で販売されているのを見つけた。

Pojie Racquet Performance Extensions
Pojie Racquet Performance Extensions


あちらのアマゾンで、1ヶ500円以上するようだ。
100均で丸棒1本買ってくれば、あて木10セット以上作れるのに。
簡単に壊れた旨のレビューも書かれている。

紹介ビデオもYouTubeにあった。



お金に余裕のある人は買って、あて木との差を教えて欲しい。




ソーホーストリンガー



  
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2014年06月08日

RacquetTune:ガットが上手く鳴らない場合

racquetTuneiPad


RaquetTune を使い出して半年以上になるが、まれにガットを叩いても上手く振動しないラケットがある。
ガットとラケットの固有振動数が全く合わない所にはまってしまうためであろう。

こんな時でも、ラケットの持ち手を少しずつずらしてやると共鳴する場合がある。
ラケットのほうの固有振動数を変えてガットに共鳴させるわけだ。

指2本だけで軽く握ったり、小脇に抱えて握ったり、トップ側を摘んだり、持ち方にバリエーションをつけるのもよい。
とにかく鳴るまでいろんな所を持ってみよう。

鳴っているラケットでも、持ち手をずらすと更に良く響いて測定しやすくなる場合があるので試して欲しい。



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2014年05月11日

RacquetTuneでうまく計測できない人へ

RacquetTuneIcon

現時点で唯一実用できるストリング・テンション測定アプリ RacquetTune だが Android版は、どうもiOS版に比べ受信設定が難しいようだ。
とくに「Sound Sensitivity」設定が重要だ。
参考までに私のLG G2 L-01F の設定は下記のように低い位置で落ち着いている。
この画面ではスライダーのみで設定値の表示がないのが手落ちである。%値をつけるべきだろう。

2014-05-11-14-28-002014-05-11-14-28-17


それからミスが出やすいのがフェース面積の単位設定だ。
例えば、Babolat Pure Drive 100 で「Raquet Head Size」の単位は、100cm2(平方センチ)ではなく、100in2(平方インチ)だ。
これを間違えると全く計測できない場合がある。

Raquetsラケットセット
本来アプリの方で1度平方インチに設定したら、それをディフォルトにしてもらいたいものだ。

「String Pattern」とはガットの縦横構成のことで、Babolat Pure Drive なら
 縦:16本
 横:19本
の構成なので、
 Main:16
 Crosses:19
に設定すればよい。

Strings
[Strings]画面で右上のをタップ

[Add String]画面で Generic String をタップ

AddString

「String Material」はガットの材質のこと。

 Polyester:ポリエステルガットのこと。
 Synt Gut:合成繊維ガット。...ナイロンはこれを選択。
 Gut:ナチュラルガットのこと。
 Kevlar:ケブラーは現在ほとんど販売されていない。

入力すると StringFactor値が自動で算出される。
しかし、ガットと精密秤がある場合は実測して直接その値を入力した方がよい。

ガットの重さ(g)÷ガットの長さ(m)=StringFactor値

である。
SOHOストリンガーで張った場合、StringFactor実測値をカルテに記入してお渡ししているので、それをそのまま入力。ハイブリッドの場合でもハイブリッド用の入力画面ではなくこちらの画面でよい。


ガットを叩く道具は、ボールのような柔らかいものではダメで、目打ちの柄のように硬めのものが適している。
端末のマイクがどこにあるか確認し、フェースの中心をできるだけそのマイクに近づけて叩くとよい。柄を押しつけるように叩くとダブ打ちしてしまうので、インパクトしたらスパッとガットから離れるように叩く。



計測画面

思えばこの計測画面が実に不親切だ。最低でも現在設定されている

 フェース面積:
 ガット本数:
 StringFactor:

の値は表示するべきである。そうすれば設定値に誤りがある場合気がつきやすくなる。
本来この画面で値変更できれば便利なのだが..
個人が1種のラケット、1種のガットで使用することを前提にしているのかも知れない。


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2014年04月03日

RacquetTuneの薦め

RacquetTuneIcon


Android版も発売され普及の期待できるテンション測定アプリ RacquetTune。
無料版が出れば普及に拍車がかかるのでしょうが、真剣にテニスに取り組む選手には有料でも是非使用して欲しいアプリです。

なぜなら多くの選手はガットの銘柄にはこだわりを持って選んでいますが、ガットにとって最も重要なファクター
 「張りたて度
にこだわりを持っている選手は非常に少ないのが実情です。今まではそれを測る道具が普及していなかったのでしょうが無い話です。
ところがその道具が200円程度で手に入るようになったわけですから、これを機に是非ガットの新鮮度に興味を持っていただきたいです。

張りたてのガットがいかに高性能か分かってもらえると思います。
無駄な力が自然と抜けていきます。
同時にその期間が如何に短いかも気づいてしまいますが、「美人薄命」しょうがないことです。

トップ選手達が切れてもいないガットをボールチェンジの度に交換してしまうことに自然に頷けるようになったら、あなたのガットに対するこだわりも本物です。
変えた方が勝つ確率が高まるのです。

逆にガットの銘柄を変える頻度はほとんど無くなって行きます。
ガットの銘柄を変えても勝つ確率が上がることはほとんど無いのです。
ナイロンからポリエステルに乗り換えるのは別です。

ダウンロード先のQRを貼っておきます。
QR_RacquetTuneAndroid
Android版

QR_RacquetTuneIOS
iOS版

張りたて直後のテンションは目に見えるくらい急激に降下します。数分で0.1ポンド落ちていきます。
そして3ヶ月もするとその動きが全くなくなってしまいます。使用頻度によってその期間は変わってきますが、そこがガットの寿命なのです。

動きが無くなった = ガットがお亡くなりになった
わけです。


SOHOストリンガーでもRacquetTuneの使用を開始して半年が過ぎ、このアプリの普及を期待して、計測に必要なガットのStringFactor係数をカルテに記載しお渡ししています。
カルテにはもちろん張り上がり直後の測定テンションも記載していますので、その後のテンション経過を自分で同じゲージでモニターできるわけです。

StringFactor とはガット1mの重量ですが、このアプリのハイブリッド設定画面では、2本のガットの平均になってしまっています。これでは縦横の重さに差があるほど誤差が大きくなってしまいます。縦横の必要長には差がありますので当然です。
SOHOストリンガーでは誤差を軽減するため縦横の長さ比を考慮した StringFactor 値を計算し記載しています。
各ガットのStringFactorは、ガットの重量を正確な秤で実測して計算しています。


RacquetTune で残念なことは、ライバルが居ないことです。
テニス名選手も同時期に良きライバルがいることで、お互いを高め合い、より高い到達点に達しています。サンプラス×アガシ、エドバーグ×ベッカー、ボルグ×コナーズ、あ〜懐かしい。
フェデラーには突出したライバルが無く分散してしまったのが残念です。

RacquetTune にも良きライバルが出現し、進化の速度を速めて欲しいものです。


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2013年12月11日

ガットのアハ体験

ガット劣化に気がつかない人は、
「自分って鈍感なのかなー?」
と落ち込む必要はない。徐々に劣化していくからその変化に気がつかないのだ。

これ、ちょうどあの「アハ体験」の原理と同じだ。
ほんとに徐々に劣化するから気づかないのだ。



分かってしまえば
「なんでこれに気づかなかった!」
という気持ちになる。

ストリンガーやテニス上級者目線では
『なぜこんなヘタッたガットに気づかない!』
と感じる。

さて、ここでみなさんに気づいて欲しいのは、
『どこがどう変化したか分かった状態で動画を見ると、秒単位で変化している様子が分かる』
と言うことだ。
ガットも張りたての物と、へたりきった物を同時に用意し、どこがどう変化したか検証し、いつもそこを意識していれば、時間単位でそのへたり度に気づくのだ。

特に、音の変化には敏感になってほしい。張りたての打球音は実に切れの良いサウンドを響かせる。

「気がつかないんだから、へたってたっていいじゃない」
という理屈を言う人は、かなり技術的に損をしている。
張りたてのガットという極上の性能を出すガットを、硬くて扱いにくいガットに感じてしまうのだ。
YouTubeのスクロールバーを一気に先頭付近に戻した状態だ。

まるで研ぎたての包丁が、切れすぎて恐い、と嘆く料理下手の主婦のようだ(笑)

研ぎたての包丁は、力を入れなくても食材が気持ちよく切れる。
切れなくなった包丁に徐々に慣れていくと、知らず知らず無駄な力が入っていき、結果料理も上達しないのだ。

テニスも同じ、ヘタッたガットに慣れていくと、気がつかないうちに無駄な力が入っていく。
モダンテニス=脱力テニス とは、どんどん逆行してしまう。




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2013年11月09日

racquetTune 続検証-2 ▶StringFactorを実測

racquetTuneLogoiPhoneのテンション測定アプリ=racquetTune、このアプリの要とも言える係数=StringFactor は、『ガット1mの重さ』ですので、実際測定してみます。

このアプリ内には、30cmほどの長さのガットにテンションをかけ、その音程で StringFactor を算出する機能がついていますが、値がいまいち一定しないので、これは使用せず、freestring

 ガットの重さ ÷ ガットの長さ

で測定することにしました。

まず重量を測定する秤ですが、私が現在ラケット計量に使用している秤が0.5g単位と心許ないので、0.01単位で計量できる秤を購入しました。

01g単位-最大100gHEM-KDSP01001S-S¥644

これがなんとAmazonで¥644と驚きの破格値!
安かろう悪かろうも心配しましたが、1円玉を何枚乗せても少数2桁“.00”となり、正確なようです。
10年前に購入したラケット用秤は、1万円以上していたので安くなったものです。
この秤は100gまでしか計れませんので、ラケット計量にも併用したい人は500gまで計れるタイプを購入した方がよいでしょう。

この秤、座面が5cm強と小さく、このままではガットを乗せることができません。
座台を発泡スチロールで自作しました。折りたたみ式で約11gです。
デジタル秤の良いところは、Tare機能を使用して、座台を乗せてから「0」クリアできることです。

DSCN0478 → DSCN0483

横から見るとこんな感じ。
DSCN0486

たまたま手元にあったガット、プラズマピュア1.25mmを計測すると、

 重さ:14.13g
 長さ:7.97m

で、StringFactorは、
 14.13 ÷ 7.97 ≒ 1.77
となしました。

長さの計測は、1mの物差しを使用しました。
通常サンプルは長いほど正確になるはずですが、回数たぐる誤差がありますので、1張り分=10mくらいがちょうど良いのではないでしょうか。張り始める前にその都度計測できます。

さて、ここで算出された StringFactor ですが、他にも利用価値があると思いませんか?
そうです、手元にあるガットの重さを計測してあげれば、

 ガットの重さ ÷ StringFactor

で、そのおおよその長さが何mか、わかってしまうのです。
つまり重量計で長さが測れるのです。

余談ですが、Bluetoothで計測値を転送できる秤を探しましたが、安価に購入できる物はまだ無いようです。


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2013年11月02日

racquetTune 続検証-1 ▶StringFactorとは?

racquetTuneLogoiPhoneのテンション測定アプリ=racquetTune、使用してわかってきたことを書きたいと思います。


◆StringFactorとは?

このアプリの要とも言える係数=StringFactorとは一体何なのか?
それは、このページに書いてありました。

“the weight in gram of a 1 m long piece of the string”
つまり
『ガット1mの重さ』
のことでした。

「それなら都合がいい!」
とういうのも、当方/SOHOストリンガーでは必ずガットを張る際の長さをセンチ単位で正確に計測しています。
前述のハイブリッドでの不都合も回避できます。
つまり縦糸と横糸の長さの比で、StringFactorを按分してあげればよいのです。


◆ハイブリッドの按分

このアプリ内のセットアップでハイブリッドを計算すると単純に2本の StringFactor の平均になってしまいます。これでは縦横の StringFactor の差が大きいとそれだけテンションにも誤差が出てしまいます。
例えば

縦糸 StringFactor = 2.0
横糸 StringFactor = 1.4

で計算するとその平均は、
2.0×(5÷10)+1.4×(5÷10) = 1.70
になります。

縦糸、5.5m
横糸、4.5m
計、10m

で按分すると、
2.0×(5.5÷10)+1.4×(4.5÷10) = 1.73

3ポイントの差が出ます。


◆ガットは収縮する

一つ心配なことがあります。
ガット1mの重さといっても、ガットは引っ張る前とあとでは長さが違うのです。
SOHOストリンガーではガットの伸張指数という数値で表しています。
張るテンションによって StringFactor は微妙に変わってしまうはずですが、このアプリではどのように処理されているかが不明です。


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2013年10月19日

テンション測定器 racquetTune

GammaStringTester長年使用してきた Gammaストリング・テスター、ついに動かなくなってしまいました。20年以上使用してきましたから大往生でしょう。お疲れさまでした。
さてこれからどうしようと思案しました。他のメーカーからいまだに同じ商品が販売されているようですが、スペックが古いためそれはあきらめ、iPhoneアプリに移行することにしました。

Gammaストリング・テスターの何が古いかといえば、まだウッドやアルミ製のラケットも残っている時代に設計されているため、

・想定フェース面積が小さい
・その時代には無かったポリエステル素材の測定時、振動しづらい
・横のテンションを落とした想定値になっているためか、現代主流の縦横同じテンションだと値が高く算出されてしまう

などの問題がありました。


racquetTuneLogo今回導入するiPhoneアプリ/ racquetTune は、現時点¥200でダウンロードできます。

ストリンガーでない一般の選手もテンション降下を認識する上で是非お勧めしたいアプリです。

張りたてに近いほど一気にテンションが降下し、3ヶ月もするとほとんど変化しないことが理解できるようになります。
「ほとんど変化しない」=「死んだガット」なのです。

Android版はありませんが、類似のアプリFreqmess ¥117があるようです。使用していませんが説明を見る限り機能は劣るようです。


racquetTuneiPad

IMG_0064
【計測画面】

このアプリおおざっぱに言ってしまえば、ガット面を叩いたときの音程でテンションを推測する仕組みです。

ところがその音程は、弦楽器をかじった人ならおわかりでしょうが、その
 太さ
 長さ
 材質
によって変化します。

このアプリでは、
 ガットの太さ
 フェース面積
 ガットの材質
をあらかじめ登録し、String Factor という係数を導き出し計算しています。


DetaList
【登録ラケット/ガットリスト】


RacketDeta
【ラケット登録画面】



非常に良くできたアプリですが、問題があるのはハイブリッドです。一応設定はできますが、これは2種類のガットを同じ長さで張った想定になってしまっています。
普通のラケットは縦の方が長くできていますので、誤差が出てしまうことでしょう。
どうしても気になる場合は、長さの比を換算してString Factor係数を手動で設定する必要がありそうです。

Hybrid
【ハイブリッド登録画面】



Gammaストリング・テスターにも良いところがありました。コンタクト・タイムが計測できるところです。
ガットとボールの接触時間です。計測できなくなるのは淋しいものです。テンションから計算で導き出しているのでしょうが、どこかにそのチャートデータはないものでしょうか?
racquetTune自体に搭載されれば嬉しいのですが..

音程さえ測定できれば大丈夫ですので、私の使用する初代iPadでも問題なく動作しています。



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2013年02月14日

振動止めにまつわる誤解

振動止め振動止めというネーミングから、これをラケットの振動を止めて腕への衝撃をやわらげるものと勘違いしている人が非常に多い。

着いている場所をよく見てください。振動止めが着いているのはガットです。
ガットの振動を止めているだけなのです。

ガットはギターに例えると弦に当たります。弦は音を出す音源、つまり振動止めとは

音消し = ミュート


なのです。音も空気の振動なのでネーミングに誤りはありませんが、正確には空気の振動止めと言うことになります(笑)

冷静に考えれば、たかが3gのゴムの固まりがラケットの衝撃を止められるわけがありません。
グリップのそばに300gの鉛を着ければしっかり衝撃を止めてくれることでしょう(笑)

ここまで読んで、「なんだ無駄のものを着けていたものだ」と思ってしまうかも知れませんが、全くそんなことはありません。
テニスにおいて「音」というのは非常に重要なファクターで、音のニュアンスによって脳で感じる打感が全く変わってきます。
練習中、耳栓をしてラリーしてみてください。いきなり調子を崩すはずです。

ギターではミュートの方法によって音のニュアンスが全く変わってきます。主に音が消えるまでの時間の長短を右掌でコントロールしてバリエーションを与えます。
テニスにおいてもいろんな振動止めがあるのは、それぞれに音のニュアンスがあり、自分にあった音のする振動止めを選ぶべきなのです。
つまり自分が打感のよいと感じる音を見つけるのです。

当然のことながら音の良し悪しはガットの銘柄によっても変わってきます。あなたが打感がよいと思っているガットは実は「良い音を出すガット」なのかも知れません。

音楽的に音の長さは長いほど音価(音としての存在価)が高くなります。
音質は音価が高いほど判別しやすいのは当然のことです。
と言うことはテニスにおいては音価を低くしてやれば、相手に球質がばれにくくなります。

微力ながら振動止めは着けた方が勝負には有利と言うことになります。

余談ですが、シャラポワが打球時に発する声が他の選手から非難されるのは、その打球音を声でかき消して球質を判断しづらくしていることに起因します。現時点のルールで禁止されていない以上、シャラポワにとって上手な手法と呼べるかも知れませんが..




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2005年04月08日

張り人に思いやりのPrinceラケット

日本社会に不足しがちな「思いやり」ですが、最近の Princeのラケット造りには小さな思いやりが見られます。
ラケットのフレームで、縦糸と横糸が交わってしまうエリアに、縦横どちらの穴か瞬時に判別できるよう、縦糸の穴だけに小さなドットマークを打っています。



このマーク、ストリンガーにとっては非常にありがたいマークなんです。
どちらの穴か迷わずテンポを崩さずに張り上げられると言うことは、張り上がりにも影響してきます。間接的にプレーヤーにとってもメリットのあるマークということです。

対照的なメーカーもあります。選手から見てインパクトのある構造にしたいのか、ストリンガーに対する配慮が完全に無視され、非常に張りづらいラケットを発売しています。
テニスショップでセールスするのはストリンガーだと言うことを考えたら、売上にも影響するはずだと思うのですが..
張りづらいラケットをあえてお客様にはお勧めしないでしょう。

余談ですが、全ての選手が使用するかわからない、ラケットカバーを押し売りするのは、日本メーカー全体の思いやりのなさですよね。護送船団方式と言われても仕方ないでしょう。思いやりのあるPrinceさんから改革してみてはいかがでしょう?







ソーホーストリンガー

  
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2005年04月04日

日本の異常なグリップサイズ

プロ選手達の使用しているグリップの太さをよーく観察してみてください。
柄の部分から、グリップの部分がどのくらい太くなっているかを自分のラケットと比べてみてください。仮に2だとしたら、柄とグリップの太さにほとんど差がないはずです。
男子プロで、グリップサイズ2や3を使用している選手はまずいません。
なのに、日本で発売されているグリップは2,3だけ..
疑問を感じたら以下の記事を読んでください。

クリック!
 




ソーホーストリンガー

  
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