ボボンゴは武蔵という名を隠していた。「武蔵」そう呼ばれると覚醒してしまうのだ。もう一つの人格。人斬り抜刀斎や白夜叉などが霞むぐらいの殺人狂であり皆にはそんな自分を見せたくなかったのだ。

声をかけてきた謎の男。ナギナギ。小町。複雑に絡み合う運命の輪。複雑に絡み合う狂気の性。

ナギナギはボボンゴに声をかけてみた。ボボンゴは笑顔でハグをした。覚えていてくれた。素直に嬉しかった。その様子を見ていた声をかけてきた謎の男は不思議に思った。この阿呆を慕ってる女の子が存在するだと?直ぐに理解した。ボボンゴは阿呆だか強い。それも異常に強い。直感による推理。こいつなんか隠してるな?そう思わずにはいられなかった。だが知らない振りをきめこんだ。殺されたくない。本能がそう言っていた。謎の男が言った。「テクスチャーマインドを取得する為の秘宝の一つの在り方を知っている。お前の力が必要だ。一緒に行かないか?」ボボンゴは暫く声が出なかった。【ザオ】を探している途中で秘宝の在り方を知れるとは思っていなかったからだ。「おら行ぐだ!」ボボンゴは嬉しくてつい訛りを出してしまった。ナギナギはそれを聞いて唖然とした。こいつ田舎者かよ。ボボンゴはナギナギのドン引きに気付いて即座に「悟空の真似な」とフォローを入れた。ナギナギはホッとした。そのやりとりを見て謎の男は飽きれた。こいつら大丈夫かよ。と。

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