機械部品製造会社を退職した従業員が、競合する業種の会社を始め、元の勤務先の取引相手に営業し、受注した行為が不法行為にあたるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は25日、「自由競争の範囲を逸脱した違法なものとはいえない」との判断を示した。その上で、競合会社側に賠償を命じた2審名古屋高裁判決を破棄、元の勤務先側の訴えを退けた。

 同小法廷は「競合会社側が元の勤務先での人間関係を利用することを超えて、元勤務先の秘密情報を使ったり、信用をおとしめたりするなどの不法な方法で、営業活動を行ったとは認められない」と指摘した。

 1審名古屋地裁一宮支部は元の勤務先側の訴えを退けたが、2審は「競合行為を隠蔽(いんぺい)する工作を施した。過去の顧客情報を利用したことも、元の勤務先に気づかれないように工作した」などと判断、不法行為を認定した。

 2審判決などによると、原告の機械部品会社(愛知県大口町)を依願退職した元従業員2人は、休眠会社を利用して、競合する会社の経営を始め、かつての取引先4社から受注するようになった。

【関連記事】
やられっぱなしの企業に朗報 名誉毀損判決で一気に逆襲だ!
最高裁判事に岡部喜代子氏 女性で歴代4人目
街頭募金詐欺で実刑確定へ 最高裁初判断
ネット書き込みでの名誉毀損めぐり最高裁が初判断 有罪判決確定
キツネ侵入による事故死、高速会社に「責任なし」 最高裁
あれから、15年 地下鉄サリン事件

新たにわいせつ行為認め賠償増額=浦安市元教諭虐待訴訟-東京高裁(時事通信)
<殺人未遂容疑>インスリン投与の看護師を再逮捕 京都(毎日新聞)
通り魔?テロ?ツイッターで現場の声続々 竹下通り事故(産経新聞)
宇佐神宮世襲家、宮司任命巡り神社本庁と対立(読売新聞)
北教組起訴 小林議員会見の一問一答 「ご支援には心から感謝」(産経新聞)