鳩山由紀夫首相は5日、上海国際博覧会(上海万博)の「ジャパン・デー」に当たる6月12日に合わせて訪中する方向で調整に入った。上海訪問前後に北京に立ち寄り、胡錦濤国家主席、温家宝首相と会談し、日中双方の調査官が相手国の食品製造現場に立ち入ることを可能とする「日中食品安全推進イニシアチブ」に調印する。

 鳩山首相の訪中は、昨年10月の日中韓首脳会談に続き2回目。中国側は5月1日の上海万博開幕式への出席を求めていたが、日中首脳往来の次回順番に当たっている温首相の来日日程が固まらないことなどから調整がついていなかった。それでも温首相の訪日は年内の早い段階となりそうなうえ、胡主席が11月に日本で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席する見通しのため、上海万博を重視する中国側の強い意向に配慮することにした。

 中国製冷凍ギョーザ事件の容疑者逮捕で懸案の一つが解決したことを受け、中国側は中国製食品の安全性をアピールしたい意向だ。鳩山首相は日中友好の具体的成果を訴えたいところだが、東シナ海ガス田開発に加え、日中国交正常化以来初めて日本人の死刑執行問題が浮上し、日中関係には依然として課題が残る。【野口武則】

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