閣内対立が生じている郵政改革案を巡り、菅直人副総理兼財務相と亀井静香金融・郵政担当相(国民新党代表)が28日の民放番組で言い争う一幕があった。昨年12月の基本政策閣僚委員会での衝突に続く再戦だ。それも今回は野党党首らの目の前で、少数政党に振り回される鳩山政権の弱点をさらけ出した。

 口論のきっかけは、亀井氏が「鳩山由紀夫首相の了承を得た」と言い、首相は「了解していない」と語ったゆうちょ銀行の預け入れ限度額を2000万円に引き上げる話。

 亀井氏が「首相からは全然(苦情の)電話がない。菅さんにも全部申し上げた」と発言すると、菅氏は「首相が言うことが首相の認識」と反論し、「私は数字は聞いてません」とかみついた。これに亀井氏は「申し上げたじゃないか」「あなたの耳が悪いんだよ」とむきになった。

 野党側は「論評しようがない」(谷垣禎一・自民党総裁)、「国家運営の体をなしていない」(渡辺喜美・みんなの党代表)とあきれ顔だった。【坂口裕彦】

【関連ニュース】
郵政改革法案:亀井担当相「株式公開時期は明示しない」
郵政改革案:30日に閣僚懇談会で最終案 鳩山首相が表明
鳩山首相:「郵政」閣僚懇での協議を指示
郵政改革:閣内対立激化 鳩・菅・仙VS社・国の構図に
亀井担当相:郵政改革案「首相が了承したから発表した」

【風を読む】論説委員長 中静敬一郎 若者が自衛隊に入れない(産経新聞)
輸入食品の検査を強化=中毒事件受け、情報一元化も(時事通信)
<ビッグバン>「1兆分の1秒後の数百兆度」再現(毎日新聞)
<天気>近畿、冷え込む 金閣寺も雪化粧 (毎日新聞)
<訃報>松原義治さん84歳=近畿大名誉教授(毎日新聞)