Augenblicke

主にニコニコ動画のアイドルマスターMADについてのよしなしごと。

2011年10月

閉じるということ。

 主観によるニコマス史の話が出ているんだけども。某氏からのリクエストもあったので、前のblogを消した時の話をしておこうと思う。

 ニコマスは二次創作でMADなので。どの道黒いんだからそこにモラルとか要求するのはおかしくね? という話があって。ヤクザの仁義とか一般市民から見ると滑稽だよというか、端的に言うと「空き巣が強盗に説教する」ようなことはどうなのかと。

 ただ、二次創作全般はその通りであっても、ニコマスはそういうものとは違った、もっと特別なものではないか、という認識はあった。あったが、それはどっかの時点で上の認識によってハシゴを外された格好になる。何人かにとっては、それがニコマスの終わりだ。そういう意味では、自分のニコマスは08年のネタ☆MADによって終わった。(念のために言っておくと、私はオーキドPは大好きである。)

 モラルとか政治的な(つまりは世論による線引き)統率を度外視した、ただ「ネタならなんでもいい」という免罪符を振りかざすためだけの祭り。それまでも、質が駄目でも数で圧倒することで何らかの権威足りうる、という発想はあった。あったが、その多くは自滅した。その自滅具合が明らかになったのも、同じ08年の8月〜9月。以後、質の伴わないタグ祭りはPVにおいては冷たいネガコメを伴う、もはや祭りというより睨み合いのような状況を生み出していく。タグ祭りはそんなわけで、洋楽については根強く残っていくのだけれど、それは逆に視聴者の洋楽MADPV離れを促進はしても改善はしないものであり、他のタグ祭りもどんどん視聴者と無関係な場所になっていく。

 話を戻すと、その一方で、暴力的な量を伴いつつも、一部の良質な作品と熱狂的な評価をもって迎えられたのが「ネタ☆MAD」であり、PVタグ祭りの事情と相まって、PVの時代は終わってテキスト系の時代が来ることが確定的になった。同時に、モラルの保たれる一線を超えて、もはや自浄作用など求めるべくもない、それが今のニコマスだという認識を生み出した。以後、どんなに目を覆うような動画があっても、荒れるどころか嫌な奴は見るなで済まされる時代が来る。

 コミュニティにおける問題提起というものが、もはや成立せず、荒らしがまとわりつくだけというそんな時代。常識を語るものが排斥され、賢明な者は沈黙することを選ぶ。そんな未来を語ってどうなる。私のハシゴはこの時外れたと言える。

 その少し後である08年の10月には、優れたPV動画も多数生まれているのだけれども、その意味するところは、七夕革命がようやくその成果を発揮しだしたのがその時期であると言うことであり、すなわちダンスPVの終焉を意味する。

 以後、どれほど優れたダンスシンクロの動画が投稿されても、第2の「Princess Bride」が生まれることはない。その認識は、アイマス2になってダンスPVの復権が謳われる現在も変わっていない。単純な話、凄いシンクロ動画があっても、それを見て、コメントをつける視聴者がいない。そういう視聴者は今は生放送に行っているだろう。

 私は今もブロガーを名乗っているけれども、以前のblogは、そんな未来を意図して作ったものではなかった。簡単に言えば、著作権の問題が改善されるような、そんな奇跡を期待して運用していたものだ。それが非現実だということはわかっていたし、だからスタート地点から、どこで幕を引くかは考えていた。ただ、何もしないであきらめるのは嫌だったから。それだけの理由で動いていたものだ。

 今は「ニコマスは」と言ってしまうと語弊がある。「俺のニコマスは」と言わないといけない。新着を追わずに好きなPや生主をウォッチリストに入れたりツイッターを参考にする方が適切な動画の追い方。全体がどうなっているかなど、考えても仕方がないと思っている。

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 全体と言えば、昨今では新着がアニマス以前の倍に増えたといっていいと思う。PS3版が出たすぐでもあるから、一時的にはもっと増えるだろう、その先はわかんないけど。しかしその大半は継続してノーマルPVを上げ続ける人たちと、荒らしまがいの釣り動画を大量に上げる輩と、アニマスから入ってきた、とりあえず動画作ってみました的な大量の新人さんで、ぶっちゃけ、これはと思うような動画は以前の半分くらいに減ったという印象があるし、それを探し当てるのも大変だという状況である。

 それでも。それが悪いとは思わない。二次創作の場としてはそれで十分活発な状態であり。マイリスする動画の数は少ない方が見る側の負担も少ない。そういう少数精鋭の場になることを、自分はずっと昔からイメージしてきて、やっと現実が追いついたと言える。

10/25〜10/27


 ラッキP。アニマスを編集してリピート連打で音ハメしたもの、コブラも出てきますが。曲が うんこうPで有名なあれ(sm4264725)なので怒涛の展開で気持ちいいです。



 初夏P。「木枯し紋次郎」OPだそうで、私は知らない曲なんですが、いい曲だし、映像としてもよくまとまってるのです。ラフタイム律っちゃんがうまくはまってる。



 UKCPは検査入院とのことなので、前倒しで上げられたCBF本番動画。コメントを、とあるのだけど、よく考えたら11/18当日にコメントすればいいのよねこれ。焦ることなかった。



 パジャマP。テンガロンハットでアメリカンな洋楽シリーズ。音源が物議を醸し出しております。検討するほど詳しくないやw。スタジオライブかなにかだろうか。それはそれとして、フルですよ6:19もあります。ギターソロの最後のリフレインまで聞いて完結する曲という感じなので実に嬉しい。映像は全体にスローでおっとりと流れていくのでところどころで見れるアイドルのドヤ顔とか、春香さんの憂い顔とかが地味に効きます。



  黄兎図画工作氏。律っちゃんの思い出を、優しく切なく。普段、再生数関係なく動画見てますが、こういうのは、一般受けしてもいいと思うんですけどねえ。



 ATP。765式ミクさんのMADPV。曲は音ゲー、いやDIVAじゃなくてビーマニですけど。ナムコとコナミとセガの揃い踏みですな。素材は1本しかないわけですが、そこはATP、ベテランの職人芸が光ります。



 れのPのマニュアルエディッテッドノーマルPV。コントローラーをリアルタイム操作することでカメラチェンジを駆使したもの。ここぞというところでおおっとなるカット構成が素晴らしい。あと、PS3はキャプチャすると画質に問題ありと言われてますが、そういうことを感じさせないのもいい。



 とうとうここまで作ったという事で、かまちゃんPのシリーズは一旦打ち止めとのこと。このシリーズは髪を後ろから見ると飛行機のようで変形合体しそうに見えて楽しい。しかし色合いといい、造形といい、特に876の3人がいいなあ。



 すずれあ氏。曲がわかりませんが、タイトルと関係あるかな。MADというよりも、美希の可愛いシーンを集めた動画という感じで、実に魅力的です。思うに1話から考えると一番成長してるのが美希であり、彼女がアニマスの主役なんだなあと思わせられます。まあ、雪歩も千早もまだまだ先がありそうではあるんですけど。



 tloP。DIVAと765式ミクさんの比較。モーションが細かいところでいろいろ違っていて、DIVAの方が動きが明確で、キメどころでめいっぱいキメているのがよくわかります。ステージやカメラも派手。一方で765の方はそういうのでは最初から勝負する気がなくて、より自然な動きと表情であっと言わせるものを作り上げているのがちょっと凄いですね。私はDIVAの動きって、かなり遊びがあってゆったりしてるように思ってましたから、この結果にはちょっと驚きました。それだけ765の方が人間的な動きだという事ですね。

10/22〜10/25


 ふにゃてぃんP。発想的には力技だと思うんだけど、**Pのホラー動画をコシミハルのテクノなラブソングにしてしまった動画。ホラーはいろんな読み替え可能ですので、方向としてはありなんだけど、ニコマスでそういう発想があるとは思ってなかったし、実際今までなかったと思うなあ。



 isciaP。曲がパックマニアということで、確かに夢子はPV素材はMMDしかないので、涼夢でPVというものは少なく、かりふらPの動画がそのレアケースなのですが。それをして、動画を食いながら移動するシチュエーションにしてしまったというか、なんなんだこれはw。さいごに涼がぱっくんされて、でも綺麗なオチに見せるというのが、またオシャレで。凄いなあと思う。



 八位Pが普通にハロプロm@sterを作ったら、私がマイリスするわけがありません。今度こそ、これネタとはいえ春香さん関係ないよね、お笑い担当外れるよね? と思ったが甘かった。それどころか765ミクさんまで参入しとるがな。



 パジャマP。全面改修版。前のは速い部分にシンクロ合わせるために高速ダンスで回していたので忙しかったのですが、今回は大胆にスロー中心。ダンスを見せるよりも雰囲気重視になって、それはそれではまっていて、ずっと見易くなったと思います。



 uhhoP。一時期P名がgdgdになってたのが懐かしいですね。そんなわけで名前を戻す記念動画のようですが、ハロウィンネタ3曲メドレー。アイマス2の質感と曲調と、ヴァンパイア衣装が似合うこと似合うこと。5分が可愛いのう似合ってるのう、で2828しながら過ぎてしまいます。きゅんぱいあのダンスって元々可愛いですし、うまくハマると最高なんですよね。



 FRISKP。エンディングというと、1人ずつ登場してカーテンコール、というのはよくありますが、これは切ない感じで、気がつくと1人また1人いなくなるという。そういう意味ではカーテンコールではなくて、本当の意味の「終わり」なんだろうかと。焼き肉Pの「アンインストール」思い出します↓。まあ、このblog見てる人で知らない人はいないんじゃないかと思うけど、今見ても3644再生しかいってないんですねこれ。




 戦前Pのキッズソングm@ster。カボチャのスープの歌という事で、やよいセンターでオレンジの衣装がマッチング。やよいの脇を固めるのが春香さんと貴音さんというのがファンタジックな空気を添えております。



 デウP。ラジオネタ。これが「あずとい」という奴ですね。雪歩の可愛さもジワジワ来ます。



 アゥP。新作はスロー炸裂。特に冒頭の貴音のスロージャンプがすげー。そして、アニマス導入というのでどこに来るかと思ったら、まさかのオチw。



 アドP。トリオでうまくカメラを3人で回して見せる人という印象がありましたが、3:45をソロとはまた、無茶をするなあと。実際前半のカメラワークも鮮やかだけど、こんなにいじって後半どーするんだ、と思ったら。後半もっと凄かった。もう執念のカメラ構成というか。前半でモーションに合わせた細かいカメラ移動に凝っておいて、終盤に向けてジワジワとスーパーロングとドUPの絵作りへと収束させていくのが惚れます。

10/21〜10/22


 パジャマP。イーグルス。うわ、懐かしい。というそのまんまのコメント打ってますが。見えない人は共有NGをオフにw。おっとりと踊る雪歩も曲と馴染んでてよいのです。昔のイーグルスはもっとカントリー色強いけど、ここいらはウエストコーストっぽいですねえ。



  REKKAP。スッキリ画質が凄いのと、ダンスも綺麗にはまってる。シンクロで見せるPという印象ではない人なんですけれど、寡作になってからは、1作1作ダンスが確かで見てて気持ちいいですね。



 リリーP。小町PVと、竜宮衣装のアイドルが混ざっているので不思議な印象で、早回しやリピートとう、変速シンクロで見せ切る1分。一時期を中心に結構あるタイプですけど、やはりうまいと印象に残ります。



 yocch41p。春香ノイドが既にあるとのこと。覚えてない(^^;)。ともあれ、アルカノイドのあのキラ星のようなカコーンッという音の気持ちよさに合わせて舞う亜美というのは絶品だと思います。卓球の演奏の音でMAD作るような感じなのかもですが、いいリズムだわ。



 なみへー氏。ヘンリーカウ。序盤のかりふら素材のセレクトがおかしいw。後半は集大成の大作を、更にエフェクトでぐるぐるにかき回した映像なんですが、曲がそれに負けずにカオスなので調和してるのがおもしろい。こういう音もプログレなんですが、割とどーでもいいかもしれん。



 むきリンP。GREEN DAY。色調がもう少し普通で歌詞も見やすくした版が後から出されてますが、こっちの狂ったテンションが好き。真だけでもゴツい感じなのに、脇が亜美真美でパンク色UP。ド直球にはこのくらいのいかつさが似合う。



 むすひらP。踊ってばかりの国、ってのがアーティスト名なんかな。こう、ウクレレ感というかゆるーい歌でしんみりした歌詞を。妖艶だったり面妖だったりすることの多いお姫ちんですが、この動画は普通に可愛いカットを集めてあってほっこりします。



 5回4失点P。サムネじゃわかりませんが、まあ、人間の顔って五角形ですから…。オチのないシュールさ含めてどうしてこうなったんだと。いや、アニメの作画のせいにしてはいけない。



 UKCP。この名曲をこうもストレートにかっこよく見せられるとか。その上で、かりふらPのあの渦巻きエフェクト動画を使いこなしてしまうあたり、かなり驚かされました。



 ブラッキーP。触発されたというhikaruPの動画は見てるんですが、ネタ元知らないので結局分からないのですがw。それそれとして、カメラワークで変速リズムをフォローしてしまう豪腕さは、単純に爽快感突き抜けてると思います。

10/19〜10/21


 今更氏。例によって微妙にくすぐられるマッシュアップなんだけど、終盤のリフレインから終わりにかけてが特によい。



 リンPの、アニメやらホメやらDSやらSPやらアケやらコミュやらステージやら、あらゆるものをぶっ込みつつ、気がついたら歌詞シンクロしてるすさまじさ。765式ミクまでいるし。なんかもう楽しいので降参。



 izumo氏。手回しオルゴールの動画を専門に上げている人みたい。この手作り感が。



 はにまるP。なんでも我那覇くんつければいいってもんじゃないだろうと思ったが、見てたら可愛いのでよいことにする。いえ、ダンスもいいのよ。



 洋生P。かりふらPの雪歩動画2つ、とのことで、ド傑作を2つ持ってきて、いきなり鉛筆描きのような繊細な質感のエフェクトにもってかれた。圧巻だ。



 カルミナP。わかる人にはタイトルだけで見る前からわかる強烈な出オチ。そのまま最後まで持っていかれる。未完とか言われても十分だわ。こういう時の春香さんの目線の力強さは謎である。一応ソロじゃないのでこっちに入ってます。



 ねおごはんP。フェイクは曲名で、曲の内容に沿った美希のストーリーPVに見えるけれども、もっといろいろ、フェイクと云われればあれもこれもフェイクだよね? と言ってしまえるのが楽しい動画。美希が竜宮に入るという無理が、無理でなければどうなっていたのか? それはSFのようであり、ファンタジーのようであり、ただの妄想かも知れないけれど、それでもいいじゃないかと思わせたら、虚構の勝ちである。だって美希は天才で、その未来は可能性に満ちているはずで。だから、こんなこともできるんだよ? という。



 クマ山P。09年的な表現のMAD。選曲といい、ツボを押さえたむしろストイックにさえ見えるオシャレなギミックがいいなあと。2011年の今になってこんなにセンスのいい抜き合成MADが出てくるというのは素敵だなあと。



 IKEPONGP。またおもしろい選曲を。



 ナファランP。本来は男の歌だと思うので、アイドルが歌うと重過ぎる気がするけれど、要所でかっこいいカットがガツンと来ると、忘れられるというのがただの自己承認欲求からの言葉ではなくなって、モニタの向こうから彼女達もこっちを見てるんだなあという気持ちになるので、これはこれでいいんだろうなと。