Augenblicke

主にニコニコ動画のアイドルマスターMADについてのよしなしごと。

2016年03月

3月13日ミリマス3rd@大阪(2日目)

セットリスト

 今回もレポートというより覚え書き。この2日目で東京に対する大阪がどう見せるのかという点も明確になって、いろいろなことが理解されてきました。

 初日は新参2人抱えていたのに対して2日目は1人、全体では3人減って4人増えて計1名増という、明確な安定志向。セットリストも安定したもので、りえしょんと小笠原さんのソロを序盤でやってしまうし、りえしょんのデュオ曲はオリジナルメンバーで、しかもリーダーと組んでる。戸田さんは自分のデュオ曲がまだ時期尚早ということでなし、まず、大きな問題は起こりそうもない流れです。

 ならば地味で淡々と進んだかと言うと、これがそんなことなかったですね。進行はゆきよさんが、初日よりも更に緊張した感じだったし、2日目ということで大胆にお芝居をやったりましたし、時間も足りるかどうか気にしながらの進行だったんじゃないかなと、りえしょんにあまり好き放題喋らせなかった辺りで(^^;)、感じましたし。単に扱いに慣れたのかもですが。小笠原さんが最初の自己紹介で既に感極まってしまうということもありました。

 でも、それは皆が良いライブにしなくちゃと必死だったということで、それだけのことはあった。つまりは気持ちのいっぱいこもったライブになったと思う。まああれですよ、いつもなら、進行がバタバタするようなら、ぴょん吉さんがビシっと締めてバランス取ってたわけなんです。でも、ぴょん吉さんは、あくまで脇で見守るのに徹して、代わりに皆でどうにかしようとそれぞれに動いていた、それで、落ち着かないけど、横の繋がりがよく見える空気ができあがってたと思います。なんていうか、これまでの、山崎はるかが率いるミリオンよりも、765の、あの、別段センターが他を率いないアイマスのありように近い空気が出来てましたね。TLの感想見てても、他の人も同じように感じてたんじゃないかなという気がします。

 大阪、という土地と、その、バラバラでバタバタなのに、皆で同じ方向を向いてるという感覚、これが私の中でシンクロするものがありました、ああ、大阪らしいなと。

 もう1点、確かにりえしょんも凄いし、スージーさんも凄いし、今回は戸田さんも素晴らしかった。そのありようがね、やはり、きちんとはしてないんですよ。村川梨衣という人は伊達に天才肌ではなくて「夜に輝く星座のように」のような曲でもサラッとこなしてしまう、でもやっぱり、動いたり喋ったりすると、りえしょんなわけで。スージーさんもね、素晴らしい声で、難しい歌をこなしてしまう逸材で。でも、決して器用な人ではない。ましてや戸田さん。見るからに不器用そうに見えるけれど、だからこそ、その本気の歌声はビリビリと響いてきました。こんなにうまい人だったのかと、思ったのは私だけではないように思う。

 で、小笠原さん、パフォーマンスも喋りもチャキチャキしてましたけど、それよりも何よりも一生懸命さが伝わってきました。ウサミンの三宅さんと重なって見えると言った人がいてですね、そこですよ、あの三宅さんのウサミンにかける意気込みと、確かに重なるものがある。

 それで、忘れたくないなと思ったのは、1日目の野村さんも言ってましたけど、1日で終わりなので、また出たいんだと。りえしょんも言ってましたね、私は2回目で、今日が出番のラストだと。戸田さんもスージーさんも、ここで終わりです。

 この人達の、まだまだ伸びしろがある未完の大器たちの、この先を、見たいなと、思いました。

 この感情を、私はツアーが始まる前には、少しも抱いていませんでした。だって、7回もあるんですよ。

 ぴょん吉さんは、何回「素敵なキセキ」を歌うことになるんだろうと。ある意味、machicoさんや、ころあずは、ホリプロでライブを何度も経験して、アルバムも出して持ち歌もたくさんあって、その合間でミリオンやってます。いろんなステージや楽曲の中にミリオンの曲もあるという立ち位置です。同様の声優さんは他にも何人かいますね。765の場合も、各自の持ち歌以外にも曲がたくさんあって、むしろツアーだと多数の曲を覚えるのが大変、ということになる。

 ぴょん吉さんとしては、「素敵なキセキ」は何度も歌っているし、「未来飛行」も、ここぞという時以外、軽々と歌う曲とは思えないですし。さりとて、気持ちを切り替えるような曲を他に多数歌えるわけでもなくて、なかなかしんどいことになっているなあと。福岡しか休まないmachico氏も大変なんですけどね。

 話戻しますと、私はツアーが始まる前は、どちらかというとそんなことを思っていましたから。大阪で2日もやって、その後でまた、東京でも2日やって、もちろん一度しか行かない人を思えば、1回の内容できちんと完結するライブを見せる必要があるし、でもそれを何回もやるってのは、歌う側は大変だし、全部追っかけて見る側も大変よなあと。

 なので折り返し地点の大阪2日目にして、これだけずっしりと重みのあるライブを見た上で。まだまだ終らない、完成なんかしてないじゃないかと、もっと見せろよと。

 そんな感想を持つとは思いませんでした。

 もう1度スージーさん見たかったら、このツアーの、東京2日間が終って、更にその先を見ていないといけない。というか、ライブのあり方も、まだ改善の余地があるでしょう。今回の結果を土台に、まだ変わってゆくかもしれません。

 そう思わせたということ。それが私にとっての今回の大阪公演であり、重要なライブになったと思います。

3月12日ミリマス3rd@大阪(1日目)

セットリスト

 名古屋も仙台も見てますが、それらについては、東京を見た後で、書きたくなったら書きます。どちらも最高だったと思ってますが、現状ではうかつなことは言えない。

 でもって、大阪1日目だけは、今日の内に書いておかないと忘れてしまうような細かい話なのでメモっておきます。

 事前のイメージとして、大阪は混沌とするだろうと思ってました。仙台や福岡みたく、普段やらないことをやる側へ特化するわけにもいかず、かと行ってまだ東京を残している以上、最大公約数ということもないだろうと。ただ、1日目については、2日目と違って攻めた内容になるはず、そこはもう、アイマスである以上、必ず仕掛けてくるだろうと。

 で、序盤の選曲は、意外と無難というか手堅い内容だったわけです。ただ、3rdなんだなあと思うのは、「恋愛ロードランナー」、「スマイルいちばん」という、中盤でも良さそうな安定感のある曲を序盤の炊きつけにつかってしまえる余裕ですね。実際、上田さん、大関さん、共に安定感素晴らしい。上田さん、海美を演じるのに走ったりしないんですよ。あの冒頭、ゆったり階段を降りて来るところから既にオーラが出てました、そして全くの助走なしで点火。貫禄でしたねえ。MCだと全然変わらないいつもの彼女に見えますけども。ゼッキーもね、ほんと大きく見えるようになって。「ドリームトラベラー」で、唯一のオリジナルメンバーとしてユニットを背負ってる感がよかったです。

 で、私は引っ掛かってました。大阪初日がこんな普通でいいのか?と。答えの出る前に、よりにもよって「おとなのはじまり」が始まって唖然としたので忘れてしまいそうになったんですが、まさかの「風花」で再び冷静に。いや凄いですよね駒形さん。machicoさんは例によって困ったときの助っ人代表ですからわかるんですが、「風花」という剛速球を全力で打ち返してみせた駒形さん。やはりミリオン、普通なわけない。他に「自転車」が愛美さんというのは、一度聞いてみたい組み合わせで良かったですね。

 で、気付いたのは、新参組の角元さんも、野村さんも、セットリストのどこにでもポンと放り込めるようなソロ曲ではないということ。序盤を過ぎてしまったら、どこかで大きくシリアス方向に舵を切らないと、この2人の曲は入れられません。そして、ミリオンでシリアスに舵を切ると言ったら、それもうクライマックスしかないじゃないかと。新参のソロ曲を終盤に放り込むかと。ぞわっと来ました。

 片鱗はよりによって、ぴょん吉さんのいない「PRETTY DREAMER」にも見えた。更にはオリジナルが誰もいない「Blue Symphony」、あえて、ゆきよさんを外して3人。で、ころあず、もちょ、駒形さんと、ここでも駒形さん大抜擢です。

 もうここまで来たら、machico氏、ゆいとんのソロも気になります。ころあずの出番が後半に固まるのは不思議じゃない。大阪のメンツでクライマックスを支えられるのは彼女しかいません。愛美さんがいるじゃないかって? 愛美さんには彼女の役割がある。

 machicoさんが、困ったときの助っ人なら、愛美さんはいざというときの火消しです。「愛美さん1日目の法則」、それは彼女の出番までの流れがうまくいかなくて会場のテンションが下がったとしても、愛美さん1人で空気を吹き飛ばしてしまえるというカンフル剤であり、保険としての存在だということ。1日目に彼女がいるからこそ、そこに至るまでを攻めたセットリストにできるというものなのです。

 今回の愛美さんの前がどうなっているか、中盤をシリアス方向へ変えていく微妙なラインになっています。先述の、ゆきよさん抜きの「Blue Symphony」からの、そう、角元・野村2人のソロステージがあります。そして山口さん。今回の山口さんも、なかなか難しい立ち位置にいます。彼女の曲は難しいですが、かと言って難しい顔をして歌ってはだめ、逆に平気な顔して軽く流すように歌うべきものです。1曲なら中盤にスルッと入れられるけど、今回「たしかな足跡」の方がそこに入ってるので、「Be My Boy」の置き場所が難しくて、新参組の重めの曲が2曲続いた後というちょっとやり難い位置にある。息抜きというほど軽い曲でもないし、シリアスを支えるほど重くもないので、うまく繋がる位置ではないです。

 話を戻すと、そのために停滞気味になった空気を吹き飛ばすために、「プラリネ」はそこにないといけない。

 とは言え、角元さん、野村さんはしっかりしたものでしたね。特に野村さん、私は彼女の声は好きです。「恋色マスカレード」はミリオン有数のギターのかっこいい曲でもある。角元さんは、歌声を聴くと、もちょと互換性あるなと思いました。運命が、彼女を星梨花とは正反対の役にしたんだなあと。


 さらに戻すと、私はmachico氏は、逆算すると終盤でも早めに来ると予想してました。これはパズルです。machico氏の助っ人的な役割を反映し、彼女の曲は、基本的に流れを支える位置に来ます、邪魔する位置には来ない。しかし序盤に「恋のLesson初級編」が来なかった以上、新参組の重めの曲と終盤のシリアスな展開を考えれば、それをスムーズに繋ぐのは「Believe my change!」の方であって「恋のLesson初級編」ではポツンと浮いてしまう。そして、ころあずの「Precious Grain」がクライマックスに来るなら、「Believe my change!」がその後ということはないだろう。

 じゃあ、ゆいとんは、いつ「Super Lover」を歌えばいい? 

 「Believe my change!」の前か、後で、「Precious Grain」よりは前だろうと。

 しんどいのは、この3曲が並ぶことです。ホリプロ組2人のガチ曲と「Super Lover」が並んでクライマックスを飾るとなれば、ゆいとん上がり症なのに、ちょっと可哀想じゃないか。なので、machico氏と、ころあずの歌が離れた位置になるほど、ゆいとん楽だろうなと思っていました。「Blue Symphony」の前か後くらいに、ゆいとん、か、でなければmachico氏の出番があるだろうなと思ってたんです。

 なのに、いつまでも「Believe my change!」が来ない。「Super Lover」も来ない。あちゃー、これは大変やなと1人で思ってました。

 遂に「Believe my change!」が来たのはどう考えてもクライマックスで、ああ、ゆいとん、よりによってmachicoと、ころあずに挟まれて歌うのか、可哀想にと思ってたんですよ。

 セットリスト見た人はご存知のように、まさか、「Precious Grain」の後にゼッキーと駒形さんのデュオが来るとか思ってなかったし、そこまでして「Super Lover」をソロのトリに持ってくるとは思わなかったです。ミリオンえげつないわー。これ、2日目はソロのトリに ゆきよさん来るってことですか? あの人も緊張しぃやのに、大変やな。

 ちょうど2ndまで、ゆきよさん、ゆいとんの"ツインタワー"が果たしてた脇をがっちり固める、という役割を、今回はゼッキーと駒形さんがこなしたってことです。「Melody in scape」は素敵な曲で、私はLTDは04が最強ではないかと思っていて、そのクライマックスを担うのがこの曲です。それが、「Precious Grain」と「Super Lover」の間という、到底、普通の曲では埋められない位置に、初披露の形で来る。今回いちばん鳥肌立ったのは、この采配です。

(「Melody in scape」は動画の2曲目)

 後、そこにいないのにネタにされる りえしょんの存在感。

 以上。