セットリスト

 今回もレポートというより覚え書き。この2日目で東京に対する大阪がどう見せるのかという点も明確になって、いろいろなことが理解されてきました。

 初日は新参2人抱えていたのに対して2日目は1人、全体では3人減って4人増えて計1名増という、明確な安定志向。セットリストも安定したもので、りえしょんと小笠原さんのソロを序盤でやってしまうし、りえしょんのデュオ曲はオリジナルメンバーで、しかもリーダーと組んでる。戸田さんは自分のデュオ曲がまだ時期尚早ということでなし、まず、大きな問題は起こりそうもない流れです。

 ならば地味で淡々と進んだかと言うと、これがそんなことなかったですね。進行はゆきよさんが、初日よりも更に緊張した感じだったし、2日目ということで大胆にお芝居をやったりましたし、時間も足りるかどうか気にしながらの進行だったんじゃないかなと、りえしょんにあまり好き放題喋らせなかった辺りで(^^;)、感じましたし。単に扱いに慣れたのかもですが。小笠原さんが最初の自己紹介で既に感極まってしまうということもありました。

 でも、それは皆が良いライブにしなくちゃと必死だったということで、それだけのことはあった。つまりは気持ちのいっぱいこもったライブになったと思う。まああれですよ、いつもなら、進行がバタバタするようなら、ぴょん吉さんがビシっと締めてバランス取ってたわけなんです。でも、ぴょん吉さんは、あくまで脇で見守るのに徹して、代わりに皆でどうにかしようとそれぞれに動いていた、それで、落ち着かないけど、横の繋がりがよく見える空気ができあがってたと思います。なんていうか、これまでの、山崎はるかが率いるミリオンよりも、765の、あの、別段センターが他を率いないアイマスのありように近い空気が出来てましたね。TLの感想見てても、他の人も同じように感じてたんじゃないかなという気がします。

 大阪、という土地と、その、バラバラでバタバタなのに、皆で同じ方向を向いてるという感覚、これが私の中でシンクロするものがありました、ああ、大阪らしいなと。

 もう1点、確かにりえしょんも凄いし、スージーさんも凄いし、今回は戸田さんも素晴らしかった。そのありようがね、やはり、きちんとはしてないんですよ。村川梨衣という人は伊達に天才肌ではなくて「夜に輝く星座のように」のような曲でもサラッとこなしてしまう、でもやっぱり、動いたり喋ったりすると、りえしょんなわけで。スージーさんもね、素晴らしい声で、難しい歌をこなしてしまう逸材で。でも、決して器用な人ではない。ましてや戸田さん。見るからに不器用そうに見えるけれど、だからこそ、その本気の歌声はビリビリと響いてきました。こんなにうまい人だったのかと、思ったのは私だけではないように思う。

 で、小笠原さん、パフォーマンスも喋りもチャキチャキしてましたけど、それよりも何よりも一生懸命さが伝わってきました。ウサミンの三宅さんと重なって見えると言った人がいてですね、そこですよ、あの三宅さんのウサミンにかける意気込みと、確かに重なるものがある。

 それで、忘れたくないなと思ったのは、1日目の野村さんも言ってましたけど、1日で終わりなので、また出たいんだと。りえしょんも言ってましたね、私は2回目で、今日が出番のラストだと。戸田さんもスージーさんも、ここで終わりです。

 この人達の、まだまだ伸びしろがある未完の大器たちの、この先を、見たいなと、思いました。

 この感情を、私はツアーが始まる前には、少しも抱いていませんでした。だって、7回もあるんですよ。

 ぴょん吉さんは、何回「素敵なキセキ」を歌うことになるんだろうと。ある意味、machicoさんや、ころあずは、ホリプロでライブを何度も経験して、アルバムも出して持ち歌もたくさんあって、その合間でミリオンやってます。いろんなステージや楽曲の中にミリオンの曲もあるという立ち位置です。同様の声優さんは他にも何人かいますね。765の場合も、各自の持ち歌以外にも曲がたくさんあって、むしろツアーだと多数の曲を覚えるのが大変、ということになる。

 ぴょん吉さんとしては、「素敵なキセキ」は何度も歌っているし、「未来飛行」も、ここぞという時以外、軽々と歌う曲とは思えないですし。さりとて、気持ちを切り替えるような曲を他に多数歌えるわけでもなくて、なかなかしんどいことになっているなあと。福岡しか休まないmachico氏も大変なんですけどね。

 話戻しますと、私はツアーが始まる前は、どちらかというとそんなことを思っていましたから。大阪で2日もやって、その後でまた、東京でも2日やって、もちろん一度しか行かない人を思えば、1回の内容できちんと完結するライブを見せる必要があるし、でもそれを何回もやるってのは、歌う側は大変だし、全部追っかけて見る側も大変よなあと。

 なので折り返し地点の大阪2日目にして、これだけずっしりと重みのあるライブを見た上で。まだまだ終らない、完成なんかしてないじゃないかと、もっと見せろよと。

 そんな感想を持つとは思いませんでした。

 もう1度スージーさん見たかったら、このツアーの、東京2日間が終って、更にその先を見ていないといけない。というか、ライブのあり方も、まだ改善の余地があるでしょう。今回の結果を土台に、まだ変わってゆくかもしれません。

 そう思わせたということ。それが私にとっての今回の大阪公演であり、重要なライブになったと思います。