セットリスト

 例によっての走り書き。2日目見てから読み返すと、昨日はこんなこと言ってたんかと面白く読めるんですよ、書いておくとね。

 今なら言えます。名古屋見たとき思った、この音質で幕張やれるか! と。名古屋は会場として大きくないし、人数少ないし、特別な演出もない。だからこそ、音がいいし、1人当たりの出番が多いし、機材の不安定さや、音の周り込みなんかも気にせずに見る側もステージに立つ側も、ただ歌に集中してれば良かった。ライブビューイング的な意味でも、そのメリットは大きい。その上で鋼速球なパフォーマンスを見せ付けてくれたのだから素晴らしかった。対する仙台は変化球という感じでそれはそれで良かったですけど、ギミックなしで歌に集中して、それでも十分に魅せるステージができる、ということを知らしめた名古屋は凄い、という結論でよいと思います。

 この印象が大きく動いたのが大阪だったというのは、既に書きました。福岡も、単純に言って主力を欠いたメンツで、勝るとも劣らないパフォーマンスを見せてくれて素晴らしかった。

 さて幕張。音も機材も不安定でしたね。LV組としては、こっちで音が出ないからと言って本会場でも出なかったのか、わからないところもありますが。歌ってるときにしろ、トークの時にしろ、イヤモニを気にしてる人が散見されたので、全体にやりにくかったんじゃないかなと思っております。ゆきよさんのソロとか、妙に不安定だったし、浜崎さんも、緊張してるというよりも、歌いにくそうに見えた。ナンスは「スモーキースリル」で序盤マイクが不通になってたし、恵子さんはトロッコで「MY STYLE! OUR STYLE!!!!」歌ってる時に一瞬、音が途切れてました。あれはイヤモニを気にして自分からマイクを遠ざけたように見えたのですが、LV会場だけ聞こえなかったのなら違うのでしょうけど。

 ぴょん吉さんは「Smiling Crescent」で一瞬途切れてましたが、あれは観客に手を振っててマイクが知らずに口から離れてしまったように見えたので、だとしたら機材のせいではないかもです。

 全体としては、前半はだんだんと音質が悪くなっていった印象があります。休憩時間の後、持ち直したな、と。でも時折不安定になってたかも。これも本会場でもそうだったか、わからないですが。

 自分としては、前半は王道な進行という印象。大抵は中盤の息抜き的に歌われる「トキメキの音符になって」が早い段階で登場したのが意外でしたが、代わりにその辺りの位置にデュオ「Smiling Crescent」があるので、相方のぴょん吉さんの出番の都合かと言う感じです。前半の山場としては「エスケープ」「求ム VS マイ・フューチャー」「素敵なキセキ」の流れが見事でした。

 そう言えば、あまり大きな声では言いませんが、私は元々、ミリオンでいちばんのお気に入りは福田のり子です。劇マスの事とか、木戸ちゃんのこともあって矢吹ちゃんに言及することの方が多いですけど、好きですけど。まあ何をするわけでもないけどミリマスで一応、艦隊作れるくらいSR持ってる唯一のアイドルが福田のり子です。

 なので書いておきましょう。がんばってくれた浜崎奈々さんと、彼女をステージに立たせてくれた全ての人に。ありがとう。

 なんて事がありながら、「鳥籠スクリプチュア」は終盤に放り込まれるんだろうか、種田さん同様に小岩井さんがんばれ超がんばれだなと、LVの音質がじわじわと悪くなっていくのもあって胃がキリキリするような思いをしてたら右肩の筋違えて1人映画館でこっそりストレッチしてました。

 それはそれとして、阿部里果さんといい、斉藤佑圭さんといい、安定感が素晴らしかった。この2人は心配してなかったんですが、浜崎さんは、心配で、ええ「求ム VS マイ・フューチャー」結構、無茶な歌ですしね。でもセットリスト的にもここしかない、という位置だし、伸び伸びとした声で見事にやり遂げて、福田のり子でいてくれまして。このまま無事に済むといいなあと、この時は思ってました。

 前半が終った時には、後半は絶対攻めてくるなと。理由は小岩井さんの出番がなかったという、その1点。小岩井さんのソロもデュオもないまま前半終るとか、彼女のステージを無難に終らせる気がないに違いないわけで。765メドレーの前から思ってましたけど、765の段階で既に攻撃開始でしたね。「キラメキ進行形」から「マリオネットの心」まで、楽な歌がない(^^;)。歌やダンスというよりも表現力の要求される曲ばかりですね。音が悪いのもあって、ちゃんと歌えてたのかどうかよくわからなかったです。それでも「マリオネットの心」のmachico氏、これはピリピリと気合が伝わってきました。

 
 このメドレーは選曲だけで必殺感ありましたが、本日の印象は、なんと言ってもこの後、休憩後から終盤にかけてです。

 小岩井さんは、無事に出番を務めあげたので良かったというか、終ってから見るからに気持ちが楽になったように見えました(^^;)。天空橋さんの夢、叶うといいですね。

 そして。言葉だと一言でまとめてしまえる。彼女達は、このツアーの間に得たものを、幕張にぶっこんで来たなと。つまり、レギュラー陣です。

 machico氏は、名古屋で既にこれまでの自分の全部を燃やし尽くす勢いで「Believe my change!」を歌ってた。あれが完成形だと思う。今日見たのは、完成形は既にやってしまったので、リセットして1から新しい自分を作り上げる、そういうものでした。未完成の初期衝動を爆発させるような歌い方をしてたように思う。

 すなわち、そこにあったのは、「完成のその先」だったというのが私の受け止めたものです。

 machico氏だけじゃなかったんですね、それが。

 そうですね、ナンスは、まだあの難しい「VIVID イマジネーション」と戦っているさなかにあると思います。

 みっくは違いますね。彼女はあの複雑な「空想文学少女」を、既に解体しつつある。完成形じゃなくて、新しい表現を試行錯誤している、今日の彼女はそういう風に見えました。

 天さんも、私は仙台の「ライアールージュ」で究極を見たと思いました。でも、今日見たのはそれを更に超えていこうと言う「生みの苦しみ」のようなものでした。あの曲は、まだ大きくなる、その予兆のようなもの。荒々しい、しかし同時に、より繊細な、その両面がまだ綺麗に溶け合ってはいないけど、別個に見たら、これまで以上の鋭利な断面を持っているようなそんな歌だったと思います。

 愛美さんも、出演する度に、よりジュリアらしく、ワイルドにルーズに、エモーショナルに。ベストなバランスで言えば、大阪2日目の「流星群」だと思う。それは仙台、大阪1日目が、感情が迸りすぎて粗く見えていたのに対して、少し冷静になったところに、ベストなポイントがあったという風に思っています。でもって、そこから更に、そうですね、開き直った(笑)。もっと崩せるはずだろう、そう言いたいかのように再びギラギラしたパフォーマンスに向かったように見えます。今日の「アイル」はそんな愛美さんとmachico氏で、ああなった。

 ころあずも、です。福岡の「Precious Grain」は空気を切り裂く鍔のない日本刀でした。あれがあるべき「Precious Grain」の理想形に思えた。それが再びバスタードソードでぶん殴る歌に戻った。だがしかし、彼女もまた、machico氏と同じく、その刀を1から鍛え直そうとしているように見えます。呼吸を、動きを、喉を、曲を、コントロールすることを止めて、最初から最後までアクセルベタ踏みで、壊れるまで走る。より早く、より強く、より遠くへ。今はそれでいい、いつか、それが再びあるべき形になればいい、そんな歌に思えました。

 幸いにして、というか、ぴょん吉さんも、ころあずも、リーダーになったからと言って、綺麗にまとめようなんてそぶりを最後まで見せなかったですね。むしろ、いちばんまとまりがないリーダーぶりだった気がします(^^;)。「合言葉はスタートアップ!」こんなにふさわしいタイトルはない。どこまで意図されてそうなったんでしょうか。それは2日目を見ればわかるんだろうか。

 ぴょん吉さん、いよいよです。余裕があるようには全然見えない。それはもう、わかりますから、見守ってますから。