羽生善治王将(39)に久保利明棋王(34)が挑む第59期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第5局が10日、和歌山県白浜町のコガノイベイホテルで始まった。

 久保は第4局(2月17、18日)で今期初めて後手番で勝利を収め、3勝1敗と初の王将位に迫った。その後、佐藤康光九段との棋王戦第2局(同27日)でも勝ったが第3局(7日)では敗れ、こちらは1勝2敗とカド番に追い込まれた。

 久保は先手番の本局で、一気に奪取を決めてしまいたいだろう。6連覇を目指す羽生にとっては、ここが踏ん張りどころだ。

 白浜湾が見える対局室に、久保、羽生の順で入った。定刻の午前9時、立会の南芳一九段が声をかけると、久保は7六歩と指した。

 久保は先手番の第1、3局に続き、三間飛車を採用した。羽生は第3局で相振り飛車を選択したが、本局では第1局と同じ形の居飛車で対抗した。【山村英樹】

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