ある金融商品があります。この金融商品は、元本が100、最終利益が5、利回りが5%です。現在、この金融商品に投資しているのは、ある投資会社です。投資会社は、自らのオペレーションコスト(ここでは2とする)を引いて、利益として計上しています。利益は原則全て配当として計上しています。この会社は市場で100の評価を受けています。つまり3%の利回りがこの金融商品に投資している投資会社への市場の評価です。

さて、この会社、金融商品を証券化して売却することにしました。
証券化に当たっては、管理だけを行うオーバーヘッドの少ない小型のSPCを作ることにします。オペレーションコストは1になりました。つまり最終利益は4です。

この金融商品を扱うビークルへの期待利回りの市場コンセンサスは3%ですので、このSPCは金融商品を、4÷0.03=133で購入しました。

しばらくして、この金融商品をある個人が買うことになりました。最終利益が5ですので3%の利回りが得られるならばと、166で購入しました。

100の価値の金融商品は、133の価値でSPCに買われ、166の価値で個人に売却されました。投資会社、SPCはそれぞれ33を利益として計上しましたとさ。

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