在宅介護の勧め

介護福祉士、介護支援専門員として介護職をしておりましたが、両親の介護の為介護離職して現在在宅介護をしております。

介護老人保健施設と言うよりも、「老健」と言ったほうがわかりやすいかと思います。

私も働いたことがありますが、医療と福祉をつなぐ中間施設として以下のような機能をもつ施設です。

①包括的ケアサービス   医療と福祉を統合したサービスの提供。

②リハビリテーション    維持期リハビリを行うことで生活機能の向上を目指します。

③在宅復帰          早期の在宅復帰に向けたサービスをチームケアで提供します。

④在宅生活支援       利用者の家族を支えるサービスを提供し、居宅での生活を支える。

⑤地域に根ざした施設   家族やボランティアへのケア技術の教育。

老健は、在宅生活への復帰を目指す役割りから、上記の機能のうえに、サービスの質の向上と地域ケアの実現が求められています。

職員は医師、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、介護士等々の専門分野の方もおられますので、私は在宅復帰に向けた素晴らしい施設だと思います。    

私がいた施設は3日ぐらいの短期から、3か月ぐらいの長期の利用者の方がおられまして、あくまでも在宅
復帰を目指す施設でしたので、終の棲家としての役割はありませんでした。

施設から自宅へ帰られて、またショートステイ的に施設を利用される利用者の方々でした。

老健がしてるデイサービスのことを、デイケアと言います。
通所リハビリテーションとも言うのですが、専門職の方にリハビリもして欲しいし、入浴、食事、レクレーションと普通のデイサービスのように楽しみたい方は、老健のデイケアに行かれたらいいと思います。

老健はあくまでも在宅復帰を目指す施設であるべきですが、在宅復帰とか関係なくお金が儲かればいいとの経営者の考えで、終の棲家となっている老健もあります。

尿失禁とは、排尿の意識がないのに尿が出てしまうことを言います。
原因により以下のように分類されます。
対応も書いておきます。

①腹圧性尿失禁    
せき、くしゃみ、走ったり跳んだり、重いものを持ち上げる等腹圧が高まるなるような動作をしたときにもれるタイプ。  
女性に多い、一緒に働いてた30代の女性もそういうことがあると言っておられましたので女性の方は若くして症状が出る方もおられるようです。

体操を行うことで骨盤低筋群の筋力を高め、失禁を防ぐ。

②機能性尿失禁
排泄機能に問題はないが、手足の障害や認知症等のためにトイレに間に合わない失禁。

生活習慣を把握して防ぐ。

③切迫性尿失禁
膀胱炎や括約筋の筋力低下により、排尿を我慢できない失禁。

早目にトイレに行く習慣をつけて防ぐ。

④溢流性尿失禁
前立腺肥大のときなど、たまった尿が少量ずつ出続けてる失禁。

膀胱を空にしないと腎機能が低下する。

⑤反射性尿失禁
脊髄損傷等により、本人の意思とは関係なく尿が出たり、出なかったりする失禁。

おむつの使用もやむ得ない場合もあり。

やはり尿失禁の症状が出れば泌尿器科の受診をお勧めします。

それとトイレの回数は昼5回、夜0~1回が平均的な排尿回数です。
昼8回、夜2回を超えて、一日10回を超えたあたりが頻尿の目安です。

施設で夜勤をしてますと、夜間1時間に3回も5回もトイレをされる方もおられます。
これじゃあ睡眠がとれないですね。

頻尿も泌尿器受診をされることをお勧めします。
受診され服薬等されますと、かなりの利用者さんが症状が改善されました。



私が介護職をしてた頃、施設で利用者さんが急変され救急車を呼んで病院受診をして頂いた約8割の利用者の方は脱水が原因でした。

脱水とは、体内の水分が不足してる状態です。

高齢者は若年者に比べ脱水に陥りやすく注意が必要です。
体内の水分は発汗、排泄、また呼吸や皮膚からの蒸発(不感蒸泄)によっても失われます。

人間が生きていくために必要な1日あたりの水分量として。

排泄尿量   1日500ml以上が必要。
不感蒸泄   体重㎏あたり15mlが必要。

よって1日あたり1000ml以上の水分摂取が必要です(発汗、発熱がある場合はそれ以上)。

高齢者はもともと体内の水分量が少なく、口渇(喉の渇き)も感じにくくなっているため脱水に陥りやすい状況にあります。
また、飲水が少ない状況に、下痢、発熱、高血糖等が重なると、たちまち脱水になります。
さらに認知症やADL(日常生活動作)の低下がみられる場合は、自分で飲水することが難しため脱水となる場合もあります。

自覚症状として   口渇、立ちくらみ、頭痛、嘔気、全身倦怠感、食思不振等。

他覚症状として   目のくぼみ、舌の乾燥、尿量減少、体重減少、低血糖、1分間に100回以上の頻脈等。

高度な脱水の場合は、意識障害や痙攣も生じます、私は何回も見てきました。
本当に脱水は怖いんです。

脱水を早期に発見できるように普段から飲水量や体重を把握し、こまめに飲水を勧めるだけでなく、居室の湿度、温度などの環境にも気を配るようにしましょう。

アルコールは利尿作用があり、尿量を増やし水分を体外に出してしまいますので、水分補給にはなりません。
これから暑くなりビールが美味しい季節となりますが、注意して下さい。

繰り返します、1日1000ml以上の水分補給を必ずさせてあげて下さい。

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