好きな2次試験事例をただ書いていくだけの自己満足シリーズ、今回は事例Ⅱ編となります。

ちなみに受験生時代、実際に解いた事例は以下となります。

事例Ⅱ:平成18年、平成23年、平成27年、平成29年~令和5年

なお、個人的に好きな事例の特徴として、
それまでの設問の回答が最終問題で全て回収される」ような流れですね。

ただ、事例Ⅱは設問の一貫性が他の事例よりは薄く、各設問間が
それぞれ独立ているような感じで、また与件にないようなことが
急に設問で登場したりすることもあります。
事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの中では最もトリッキーですね。

それでは今回取り上げる事例に入ります。

令和5年:スポーツ用品店
ギリギリ60点だった事例なので、結果的に好きな事例になりました。

ただ、第2問のプライシングは正直無理やり感が否めませんでしたが。

改めて見返すと、与件の最後の方にある、社長が今後考えている4つの事業展開について、
第2問~4問で助言して解決していく流れは、なかなか良いと感じました。

令和3年:豆腐の製造販売業者
事例Ⅱで言えば、この事例がダントツに好きですね。

まず第1問で課題の移動販売とネット販売を成功させるためのSWOT分析を行い、
第2問でネット販売を、第3問・4問で移動販売の今後のターゲットや方向性を明確にし、
新規顧客を開拓していく設問の流れは事例Ⅱにしては珍しいので、余計にしびれますね。

令和2年:ハーブの加工・出荷業者
この事例は好きというか、自分が事例を解く上で、非常に「教訓」になったということで、
取り上げました。

第2問と第4問が当時、この試験では「事故」と言われる、設問の解釈違いが多発したことで
有名となっております。

第2問では既存ハーブ商品の今後の新しいターゲットや製品戦略を問われているのに、
別の注目されている安眠ハーブに目が行ってしまい、設問には求められていない
安眠ハーブの方で答えてしまったこと。

第4問では「絶景スポットや星空観賞などの観光以外のプロぐらく」という制約条件に対し、
多かった事故が「マリンスポーツや釣り」を提案してしまったこと(結局観光プログラム)。

自分も初めてこの事例を自宅で解いたときに、見事に上記のように事故りました。
この事例で設問の制約条件を、しっかり確認することの大事さを学んだ事例となりました。

令和元年:ネイルサロン
事例Ⅱにありがちな設問の突然感がなく、第2問、第3問(設問1)(設問2)の助言の流れが、
与件で示されている社長やYさんが持っている強みを活かしていく戦略を提案する流れがいいですね。

平成29年:寝具小売業>
第1問のSWOTを元に、第2問でうまく活用できていなかった顧客データベースの活用法、
第3問は強みを活かした地域産業との協業で顧客生涯価値(LTV)向上につなげる施策、
第4問で機会をとらえるための今後の新規事業展開という、非常に事例Ⅱのお手本のような事例だと思います。

個人的に事例Ⅱを始めて勉強するならと聞かれたら、この平成29年の事例をお勧めしたいです。

今回は以上となります。

次回は事例Ⅲ編となります。

皆さんの好きな事例があればコメントいただけると嬉しいです。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ 資格(中小企業診断士)ランキング
良かったらクリックしていただけると嬉しいです。