在宅透析自宅治療マニュアルブログ

在宅透析の自宅治療についてまとめた、在宅透析のマニュアルとなるブログを目指しています。

∇在宅透析マニュアルをまとめました

この小冊子は、在宅で透析治療に取り組んでいらっしゃる方、
あるいは、これから取り組まれようとされている方に、

透析治療とはどういった治療なのか、
その中でも在宅での治療にはどのような特徴があるのか、
在宅での透析治療に当たっての注意点は何か……

などを分かりやすくお伝えし、少しでも治療を行ううえでのお役にたてれば
との思いで作成したものです。どうぞご覧ください

在宅透析自宅治療マニュアルの配布はこちら
⇒在宅透析マニュアル「在宅透析治療の手引き」

▽在宅透析の大きなメリット
・顔や肌の血色がよくなり、黒くなりにくい
・透析後の疲れや負担が軽減される
・より長生きできる可能性が高くなる
・透析不足による合併症が減り、内服薬も格段に少なくなる
・食事制限や取水制限がなくなる
・透析中も自宅でリラックスできる
・毎日短時間で済むようになるため体への負担が少ない
・週3回の通院がなくなり、通院の時間が大幅に減る
・家族との時間が増やせる
・社会復帰をしやすい環境になる


▽在宅透析の注意点
・自己管理をしっかりできる方のみ
・月2~3万円の負担がある
・トレーニングが必要


∇在宅透析について知る
在宅透析とはなんだろう
http://blog.livedoor.jp/zaitakutouseki/archives/866164.html
在宅透析のマニュアルについて知る
http://blog.livedoor.jp/zaitakutouseki/archives/866213.html
在宅透析をすることのメリット
http://blog.livedoor.jp/zaitakutouseki/archives/866261.html
在宅透析を検討する上での費用
http://blog.livedoor.jp/zaitakutouseki/archives/866312.html
人工透析が自宅で可能なのを御存知ですか
http://blog.livedoor.jp/zaitakutouseki/archives/866408.html

【糖尿病】血糖値を下げる藤城式食事法
https://sites.google.com/site/insulintherapycare/xue-tang-zhiwo-xiageru-teng-cheng-shi-shi-shi-fadvd

管理人にご相談はこちら
zaitaku_touseki@chomchom.biz

人工透析を行うための教育の必要性

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人工透析のうち自宅で行う透析を在宅透析といいますが、
これは腹膜透析血液透析どちらも可能です。

ただし現在では在宅血液透析はほとんど行われていないのが実情です。

自宅で透析を行う際には、患者の理解と家族の理解が必要です。
特に在宅血液透析では自分ひとりではできず、必ず介助者がいることが条件となります。
腕に針を刺す穿刺は介助者の助けを借りないとうまくできません。
そのため、患者自身と家族、特に介助者になる人には教育がかかせません

在宅透析を行える病院で医師の指導の下に一定のトレーニングを受けます
器械の扱い方、操作の仕方など熟練の要るものに対しては、短期間の入院をしたり、
通院をしたりして患者が十分慣れるまで教育および実技指導を行います。
これは自宅で透析を行う場合には不可欠なものです。
 
在宅血液透析では器械の取り扱い方、
回路の組み立て方から穿刺のしかたなどを
内シャントを作成する手術をした後の入院期間中に行うことができます。
通常手術後の入院期間は2週間程度で、この間に専門の医師や看護師の指導の下で訓練を続けます。
十分自宅で透析ができると判断された場合に在宅透析を開始することができます。
 
在宅透析を行っている間は自由度が大きく仕事や外出などの時間が取れて楽にはなりますが、
どうしても施設透析に比べて透析作業は煩雑になりがちです。
施設透析では自由度は小さいのですが、患者はただ寝ていればよく、
後はすべて専門のスタッフが行ってくれますので、
患者の中には施設透析に戻りたいと考える人も出てきます。

また在宅透析を続けられくなる原因として腹膜炎等の合併症が起きることがあります。
家族つまり介助者の都合が悪くなり、一人では在宅透析を続けられなくなる場合もあります。
このような場合は施設透析に戻ることになり、在宅透析を中止して施設での人工透析を再開します。
患者の自由時間を縛ることにはなりますが、専門の機関で透析を行うことができ、安心感が得られます。

腎機能低下が原因による体調不良

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腎機能が低下して体内の老廃物が排出されなくなると、
身体にとって不要な老廃物やミネラルが体内に蓄積されてきます。
このような状態になると体調不良の原因となります。

腎機能が低下して正常時の30%以下に落ちた状態を慢性腎不全といいます。
腎不全は第1期~第4期と進行していきますが、

第3期腎不全は腎機能が30%~10%に低下した状態、血清クレアチニン値で3mg/dL以上になります。
この段階では薬物療法と食事療法を併用します。

第4期の末期腎不全になると腎機能が10%以下になり、血清クレアチニン値は8mg/dL以上になります。
この段階では尿がほとんど出なくなり、尿毒症の症状が現れます。
命に関わることもあります。この段階になったら透析か腎臓移植を選択しなければなりません。
 
腎不全の進行をできるだけ遅らせるには、
蛋白質や食塩を制限する食事療法と血圧降下剤などの薬物療法を併用することが多いです。

腎不全が進行し末期腎不全の段階になると
体中の老廃物が体内に蓄積されて全身に尿毒症の症状が起こります。
こうなると透析によって腎機能を代替するか腎臓移植をしないと生命を維持できません
 
血清クレアチニン値8mg/dLまたは血清尿素窒素(BUNが100mg/dL以上が透析開始の目安です。
慢性腎不全で高熱、脱水症状を伴う場合、
医薬品の誤用・誤飲の場合などに急性腎不全を起こす場合があります。
このような場合、医師の診察をすみやかに受け、
原因を取り除くことにより進行を止め改善する可能性が高くなります。
早期発見、早期診療が重症化を防ぐよい方法です。
 
多発性のう胞腎という病気の場合、血尿や蛋白尿が見られ、
時には腰痛や高熱を発することもあります。

腎のう胞というものが膨れて腎臓全体が腫れるため膨満感があります。
高血圧が腎機能の低下を招くことが多いので、治療は食塩を減らし血圧をコントロールします。
また降圧剤などによる薬物療法を行います。

透析と腎臓移植について

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透析患者が最終的には透析が続けられなくなり、腎臓移植を希望する場合があります。
現在もっとも長い人工透析は40年程度ですが、
その間に合併症も起こりやすく、常に体調管理を心がけていなければなりません。

透析が続けられなくなった場合は腎臓移植の道を選ぶしかありません。
透析せずに最初から腎臓移植を選ぶ場合もあります。
 
腎臓移植は、人工透析より生存率が高いとされていますが、
移植後に拒否反応が現れる危険性もあります。
 
腎臓移植を行う場合は、移植に適した腎臓を持つ人を探さなければなりません。
移植を受ける患者と腎臓を提供する人との間で血液型や組織の適合性が求められます。
腎臓を提供するのは左右とも健康な腎臓を持った人であれば可能です。
片方の腎臓を取った人も摘出後、問題なく生活できることが分かっています。

提供者は遺伝子の一致度を考えると親子か兄弟に限られます
この場合親子間よりも兄弟間のほうが一致度合が高いことが知られています。
最近では技術の進歩により、親兄弟だけでなく血液型不適合がある夫婦間でも
移植のできる機会が増えており、実例も蓄積されてきています。
 
腎臓移植に特別な費用はかからず、提供者の費用も移植を受ける人の保険で対応されます。
腎臓移植後の入院は通常1ヶ月~1ヶ月半程度です。
腎臓移植を行った患者の移植した腎臓がダメージを受けた場合、
再度人工透析を行うことも行われており、このため生存率がさらに上がります
 
腎臓移植後は拒否反応を抑える免疫抑制薬を服用しているため、
身体の免疫や抵抗力が弱まって合併症を起こしやすくなる可能性が高まります。

腎臓移植後の通院は1ヶ月に1回だけで済みます。
腎臓移植した患者は人工透析に比べてさらに自由な時間が増え、旅行なども支障なく行えます。

体調もほぼ健康人と同じくらいまでに回復してきます
また腎臓移植後は原則として食事制限、水分制限はなくなります。
ただし高血圧の患者の塩分制限は続くことがあります。
腎不全に起因する貧血症状も改善することが多くなります。

在宅透析自宅治療

管理人 イカリ
在宅透析について体験者の声を詳しくまとめていきます。
副管理人 ヤマノイ 
整体や老人ホームでの数年のキャリアがあります。実際に体験した現場での経験や人工透析などの知識を生かして記事を書いていきます。