体験日:2012/10/21
発売日:2012年10月26日

2012.10.26発売のNavel新作『月に寄りそう乙女の作法』を応援しています!
主人公は大財閥の妾の息子。その生まれ故に本妻に睨まれた主人公は、過酷な環境を生きてきた。
主人公の兄に当たる本家の息子は、極めた選民思考と容赦無い実力主義のエリートセレブ。器用貧乏な主人公は、その能力を見込まれ兄の元で服飾関係の教育を受けるが、早々に才能に欠けると判断され、放り出される。
しかし華やかな服飾世界に惹かれ、尊敬するデザイナーも居る主人公は、諦めきれずにいた。
そんな時に、その尊敬するデザイナーが日本に服飾の専門校を開校させる事を知る。けれど、それは女子校だった。
セレブなお嬢様方も通うその女子校には、出資者のご令嬢を優待するため付き人を一緒に通わせる制度があった。自らの素性のために正規の受験をためらった主人公は、その学院でも一番のお嬢様のメイドとなって女装して学ぶ道を選ぶ。
〜 桜小路を陽が照らす 〜

キャラ、かなりアクの強い濃いキャラをした娘が多いです。気の強い中にも優しい一面も描かれてますし、傍若無人な振る舞いの中にも最低限の気遣いはあります。
素直に可愛いとはいいがたいですが、ユニークで面白いキャラはしています。毒のあるキャラたちの中で、純情可憐な主人公が一服の清涼剤。ま、主人公が一番可憐で清楚っていうのは、女装主人公モノのお約束ですね(笑)。

シナリオ、人物関係の裏設定など意外と凝った設定ですが、説明も上手いですし、セレブな雰囲気もとてもよく出ています。服飾関係のディティールの描写もしっかりなされています。皮肉のエスプリの効いた会話のやり取りも、かなり楽しかったです。
ただ、人間の悪い面、暗い面も出すぎてる気もしますが、人の良い主人公が全体の雰囲気を救ってます。そういう意味でも、よく練れたシナリオです。

絵、鈴平ひろさん、西又葵さん。名コンビ復活?
綺麗ですけど、今作では塗りが白すぎる気がしてます。ルナ=月光のイメージなのでしょうか?

CV、人付き合いが苦手でそれを隠そうともしない尊大なお嬢様。しかし才能に溢れ、時に優しい心遣い見せる小さなアルビノの主人公の雇い主に、卯衣さん。
運送業で一代で財を成した家の娘。お転婆で元気な娘だが、幼い頃に会った主人公に一途な恋をしており、乙女らしい一面を持つお嬢様に、森谷実園さん。
スイスからの留学生。極めて高いプライドと才能を持ち過剰なライバル心を燃やすイジられキャラの貴族のお嬢様に、五行なずなさん。
着物のデザインでは有名な旧華族のお嬢様。男性が苦手でおっとりした優しげな雰囲気だが、意外に押しの強い面もある娘に、星咲イリアさん。
主人公の上役でもあり、学院の講師でもある有能な女性。かなり手厳しい教育役だが、お仕えするお嬢様に心酔しており、時に照れ屋な所をみせるメイド長に、松田理沙さん。
恩義あるお嬢様に過剰に心を寄せるあまり主人公を敵視する根暗な毒舌少女に、丹下葉子さん。
お嬢様の男嫌いを矯正するために男装する付き人。普段はこの中では常識人だが、血が滾ると新大陸で先住民の中で修行した経歴が暴走する女性に、民安ともえさん。
主人公の妹で、毒舌クール系のブラコン娘。主人公の前ではだらしないが普段は楚々とした令嬢を装っているお嬢様に、咲野かなでさん。