体験日:2011/07/20
by CLOCKUP
発売日:2011年06月24日
目を覚ますとそこは見覚えのない白い部屋だった。壁も床も白く飾り気のない無機質な謎の施設に閉じ込められた主人公達7人。
脱出方法は主人公を[鍵]とし、他の6人の女性を[鍵穴]とした[ゲーム]をクリアし、隔壁を開けること。
[ゲーム]への参加を拒絶した委員長は、電気椅子により壮絶な死を遂げる。
主人公は、女性に対する凌辱願望・破壊衝動を隠して過ごしてきたのだが……。
インモラルハードコアAVG。
キャラ、一癖も二癖もあるキャラが多いです。まあ、閉鎖施設脱出系では、ありがちなキャラ設定ですけど。
シナリオ、意外と施設が狭く、左右などの進路の選択肢がないな……と思っていたら、脱出後のストーリーも有ったようです。
脱出モノとして見ると少し肩透かしですね。
視点は基本主人公視点で、その主人公がイマイチ鈍いので、女性の心理の内面への切り込みって点では弱いです。
そっちのシーンは、拘束具・ローター・電極と道具を使ったハードなプレイが多めです。そのプレイは、モニターで別室の参加者も見れるのですが、主人公視点なので見ている様子は描写されず、露出モノとして見ると物足りない展開です。
絵、はましま薫夫さん。繊細な絵柄ですが、肉感には欠けます。でも、そのちょっと人形めいた人物と無機質な白い部屋とが相まって、独特の淫靡な世界観を醸しだしてます。
CV、残酷なゲームを愉しんでいるような余裕な態度を崩さず意味深な言動をする毒舌な少女に、青空ラムネさん。
心優しい面倒見の良い主人公にとって大切な幼馴染みに、ヒマリさん。
常に冷静な判断を下し自他共に厳しい、何か重大な悩みを持つ少女に、杉原茉莉さん。
甘えん坊で人懐っこい少女。何かしてもらって当然と思っている悪い意味でお嬢様体質な後輩に、このはさん。
優しくて気さくな新人の英語教師に、御苑生メイさん。
しっかり者で真面目な委員長だが突発事態には弱くそれが災いしゲーム序盤に脱落した娘に、東かりんさん。