ご注意:
ここで紹介している方法が全ての方に適している訳ではありません。身体的特性と使う楽器に合った構え方がそれぞれあるはずです。構え方の参考例としてご覧下さい。又、痛みや不具合を感じている方は良い指導者さんに適切な指導を受ける事が解決への近道です。



楽器が重いって感じたことありますよね(アルトサックスで約2.5kgだそうです)
演奏していて「親指が痛い」とか「手首や肘に違和感」とか、
 マウスピースが当たる上の前歯に違和感を感じたことはありませんか?
気がついたら、慢性的な痛みが出るようになってたとか、、、

それらを解決するために、
私が現在やっている「楽器の構え方(持ち方)」の基本的な考え方です。


アルトサックスを構えてもらいました。
(写真 モデルはうちの息子)
IMG_0229

私のやっているアルトサックスの立奏の場合の構え方(持ち方)を息子君にやってもらいました。
これって、どんな構え方なんでしょうか?


楽器を手では持たずにストラップだけでぶら下げてみました。
(写真 危ないので決して真似はしないで下さい。もし試す場合は・・・自己責任でお願いします)
IMG_022202
この角度のままでは演奏がやりにくそうですね。
垂直に立ったマウスピースでは演奏にはちょっと無理がありますね。

なので、楽器演奏可能な角度になるように力を加えてみました。
(写真 指1本で押してみました)
IMG_022602
実際には左手の人差し指でここを押しながら演奏はしませんね。

なので、再び息子君登場!
首にストラップを下げた状態を再現しながら右手の親指で押してもらいました。(写真ァ
IMG_022802 青い線は天井からぶら下げたときの楽器の位置です。
支点とか力点、作用点って書いてありますが、あまり気にしないで下さい。(ここでは物理学的な難しい話や計算はやりません)

ここで見てほしいのは、
右手親指を前に押し出すようにすれば演奏がやりやすそうな位置(角度)に楽器を持っていける事です。
(息子君にお願いして、サムフックの下のほうを前に押し出すようにしてもらいました)

写真,棒を引いてみました。(写真A)
(さっきの写真イ箸麓禊崖囘戮違いますが・・・汗)
IMG_022904


どのような構え方(持ち方)かというと
楽器の重量はストラップに任せる
右手親指を前方向(若干下向き)に押してマウスピースを口元に持っていく

・・・基本的にストラップと右手親指の2点で楽器の位置を決めるって事です。
(ほかの部分はあくまでも「補助」それを実現するためにはネックとマウスピースの向きや角度、サムフックが動かせる場合はその位置と角度の調整が必要です)

もうちょっと詳しく書くと

・左手親指は楽器を構えるために力を使っていない(写真ではさわっていないですね)
→左手親指はオクターブキーの操作に専念できる
→2つの動作を同時にする事によって起こるリスクを避ける事が出来る可能性がある

・上の前歯でマウスピース(楽器)を固定しない
→口周辺は音作りに専念できる
→歯、歯茎などに負荷がかかりにくい(マウスピースパッチが破けない)
→首、肩に楽器の重量以上の負荷がかかりにくい(後述)

・右手親指は楽器を持ち上げる方向には力を使わず、
前方向(若干下向き)に押しつつキー操作の補助(つかむ動作)をすることになる
→基本的に同一方向への動きなので、持ち上げながらつかむよりは負担が軽いはず
※ただし、楽器の左右方向も右手親指(とストラップリング位置)で決めなくてはならないので場合によっては負担が増えるかもしれません※

問題もあります
座奏の場合や、大きな楽器(テナー、バリトン)を体の右側に構える場合はストラップと右手親指の2点だけで支えようとしても、必ず左方向には傾いてしまう。
→アルトサックス立奏に比べより「補助」が必要になる。
ブリッジなどのパフォーマンスをしながらの演奏には不向き。
など・・・。


左手親指を前方向に押して、又は、上の前歯をマウスピースにしっかり乗せて(マウスピースを押さえつけて)楽器を安定させるという方法があります
(写真B)
※右手親指は楽器を持ち上げないこと(楽器を前方に押す動きとキー操作のためつかむ動きのみ)が前提です※
IMG_022903
歯でマウスピース(楽器)を下向きに押さえる力と、左手親指で楽器を前に押す力が上手くバランスすれば楽器の位置はしっかり固定されるでしょう。(合計4点で楽器を支える事になる)
しかし、過度に力を加えすぎると、余計な負荷が増えてしまいます。マウスピースにかけた荷重はストラップにかかってしまいますね。(赤い太矢印)注意が必要です。
(この負荷の増え方は楽器の種類、マウスピースやネックの角度によっても大分違ってきますね)


私が現在やっている
「基本的にストラップと右手親指の2点で楽器の位置を決める」
という楽器の構え方(持ち方)についての基本的な考え方を、写真に図を書き込んで2次元的に解説して書きました。
座奏の場合や大きい楽器の場合は「補助」の部分が増える事になります。
それについての詳しい事は機会があれば別に書こうと思います。


最後にもう一度
ここで紹介している方法が全ての方に適している訳ではありません。身体的特性と使う楽器に合った構え方がそれぞれあるはずです。構え方の参考例としてご覧下さい。又、痛みや不具合を感じている方は良い指導者さんに適切な指導を受ける事が解決への近道です。

 

追記
写真△ありませんね(笑)
書いているうちに不要になったので消しちゃいました。
・・・そのうちに「これもいらないじゃん」って記事そのものを消しちゃうかも。