宮苑晶子 月イチ 0-tsumamiライブ vol.29「井上陽水特集」
日時:2018/05/16(水) 19:30開演
会場:赤坂CHANCEシアター
出演:宮苑晶子、Leo Jacks (The Duets)

宮苑晶子さんが、ある作詞家をピックアップして歌う「0-tsumamiライブ」シリーズの第29弾。井上陽水さんという日本のポップス界きっての「奇才」(異次元の天才)に晶子さんがどう向き合うのか、楽しみで行ってきました赤坂CHANCEシアター。


(井上陽水特集)
01.飾りじゃないのよ涙は
02.東へ西へ
03.人生が二度あれば
04.5月の別れ
05.いっそ セレナーデ
06.いつのまにか少女は
07.傘がない
08.嘘つきダイヤモンド
09.長い坂の絵のフレーム
10.帰れない二人 (The Duets)
11.夏の終わりのハーモニー (The Duets)
12.少年時代 (The Duets)

13.愛(アモール)、時に委ねて (The Duets)


冒頭2曲「飾りじゃないのよ涙は」「東へ西へ」はリハの時にCHANCEシアターに遊びに来ていた演出家の中村龍史さんの選曲。

晶子さんの言葉を意訳すると「枝葉は支離滅裂だけど根っこがしっかりしている」井上陽水さんの詞の世界。これまでとまったく違ったアプローチが必要でかなり苦戦したのが伝わってきます。

私が聴いたことのない陽水さんの曲も多く歌ってくれました。私的には思い出の中に埋もれていた「帰れない二人」が懐かしかった。ただ「夏の終わりのハーモニー」はThe Duetsのコーラスが自分的にはしっくりこないんですよね。私の好みとか感覚の問題でしょうけど。


この日、ちょっと気になったのは、「お客さんに気を遣い過ぎている」のではないかと思えたこと。
お客さんは「0-tsumamiライブ」に晶子さんがどんな曲を選んだのか、その曲をどのように歌うのかを楽しみに観に来ている。その歌唱ですべてを表現できてすべてのお客さんに想いのすべてが伝わるか、そんな100点満点なステージなんてよっぽどの天才出ない限り無理なのだから、晶子さんは晶子さんのできることを伝えてくれれば良いのです。歌だけで表現できない部分はMCの中で言葉で補足すれば良いと思うし(←簡潔にできればなお良いけど)、そんな晶子さんの言葉もお客さんは楽しみに来ているのだから遠慮なく話せば良いと思うのです。
やりたいことも、やり方も、お客さんに伝わっているかという観点から言えば、間違っていない。だから、思うように思いっきりやれば良い、と思うのです。


この日のおつまみは、本場・讃岐の饂飩。高松空港近くの「もり家」(←だったと思う)の饂飩。太めの麺でもちもちしていてこしがあって美味しかったです。
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この後、シュークリームもいただきました(写真なし)。いつもご馳走様です。