※ネタバレあり

手堅く面白い、成長物語となっていると思います。
こういうストーリー物のアニメで、こんなに手堅くじっくりと釣りの方法をレクチャーするって、実はものすごいことに思います。
普通なら、打っ付け本番である程度の成果、才能を見せて、と言う展開が多い中、今作のじっくりっぷりは希少価値かと。

今回はハルが失敗や相手の気持ちがわからない行動を取る度に、気持ちを込めずに「ごめんね」と謝っていたことを止める話。
ユキが心の中で思うだけで無く、夏樹に対してしっかりと思っていることを発するようになった。
そして夏樹の家族関係が寄り深く描かれるようになった。
これらを描く中で、シーバスを釣り上げるまで話が進行していました。

ハルが謝ることを止めると決意するところは、説教臭くなく観ている人を諭してくれる無いようだったと思います。
特に巧いと思うのは、ユキの行動の変化ですよね。溺れて般若面になってしまう前にハルを海から救おうと飛び込むようになっていたり、夏樹に言葉を発するようになっていたこと。
この言葉を発するというのがユキというキャラクターの重要な部分となっていて、ものすごく丁寧に段階を踏んで、言葉を発することができるようになっていくよう描かれていました。
こういった心情の変化がしっかり描かれていると、観ていて違和感を覚えることが無いのですごく好感が持てます。

何気にユキとハルが別々に、ケイトへ相談しているところも微笑ましいなと思うわけです。間接的に仲直りをしているというか、意思疎通を図っているというか。

アキラの方もハルを追い出すために釣りをする流れとなるようで、とうとうオープニングの四人が出揃いそうですね。
話が本格化していくのはそれからだと思うので、今からより、期待が深まります。



アニメ感想:2012年春期まとめ



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