※ネタバレあり。
  筆者の方針は元々、「こう考えれば、楽しめるんじゃない?」という脳内補完をするのが原則です。今作でもそれをできる限り徹底していくつもりでいます。
  できない作品ももちろんありますが、極力。


 なにこれ、メチャクチャ面白いんだけど。

++あらすじ++
 プリキュアのことは秘密にすることに。
 はなは図書館に調べたいことがある。それを、さあやに案内してもらう。
 さあやは委員長で、優しく、みんなに親切にしていて、可愛いと思われている女の子。
 彼女は学級新聞も作っていて、はなはそこにプリキュアのことを載せるよう提案。そして、はなは絵を描くのだが、それにもさあやは感動するのだった。
 さあやはパソコンが得意で、わからないことを調べるのが得意だが、そのことをみんなが知りたがっているとは思えない。そんな、自分に自信がないような女の子である。

 大きな木の下で、はぐたん用の家をミライクリスタルの力で生み出す。
 その後、ハリーは美形の男性に変身。アスパワワの重要性を説く。みんなの元気パワー、明日への希望のパワーがアスパワワ、その結晶がミライクリスタル。それを狙うのがクライアス社。ミライクリスタルが奪われたら、未来がなくなる。つまり、時間が止まる。
 ハリーは言う。プリキュアは他に三人。しかしはなは一人の方がかっこいいと言い出す。

 その中、はぐたんが泣き出す。しかし泣き止ませられず困っていると、さあやが家を訪れる。
 はぐたんはお腹が空いており、彼女はミルクの作り方を調べて、はぐたんに飲ませてあげる。

 さあやは自分の事を話す。
 赤ちゃんの泣き声のするところへ行くと、はながいると。
 また、マザーテレサの言葉を引用する。「私にはできないことが、あなたにはできる。あなたにはできないことが私にはできる。力を合わせればきっと、素晴らしいことができる」といった言葉。
 それを聞き、最初は自分一人でプリキュアをすると言っていたはなは、さあやに何かを提案しようとする。

 再びチャラリート登場。
 さあやの前でプリキュアに変身するはな。
 しかしクレーンから変身したオシマイダーに苦戦する。
 その中さあやは決意し、キュアアンジュに変身する。そしてクレーン車は重心を崩せば倒れることをアドバイスしつつ、必殺技で防御をサポート。
 協力して浄化に成功するのだった。そしてはなはさあやに改めて一緒にプリキュアをしようと提案する。マザーテレサの言葉を添えて。
 さあやは快諾するのだった。
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 あらすじはこんな感じ。細部間違っていたら申し訳ありません。もっと簡潔にしたい。

 さあや、良いキャラですね。知的だけど恥ずかしがり屋で、親切。そんな彼女をクラスメートも可愛がりつつも慕っている。ということが、今回だけでよくわかりました。
 なお、「可愛がり」は普通に、可愛いと思われている、愛されているという意味です、相撲のあれではありません、一応。という冗談。

 チャラリートよりもチャラい奴が出てきたのですが、それは大丈夫なんでしょうか。って感じるくらいには、ハリーが美形で驚きました。
 赤ちゃんのお世話ができる美形男子。非常に、ありだと思います。
 彼の言っていることはどうにも、今後の布石を考えずにおれないです。アスパワワが「明日への希望のパワー」なら、それをはぐたんに与えたはなは、その分明日への希望を失ったことになるのではとか、そんなことを考えてしまう。汚れた大人ですね。
 ともかく、一話の不思議な現象の理由がわかりました。アスパワワをたくさん持っているはなとさあやは、時間停止の影響を受けなかったのです。つまりあの一話の中で、時間が止まってしまうほどのミライクリスタルの喪失が起こったと考えられます。

 はぐたんは恐らく、世界の時の進行をするにあたっての要なのでしょう。世界を動かすための時計のようなものと言うか。
 元は女王で、力を失って赤ん坊になってしまったとか、そういうことかもしれません。

 こういう風に先の展開を好き勝手に予想出来る奥行きがあると、個人的には面白く感じてしまいます。
 それに関連して、さあやのキャラクター描写も素晴らしい。マザーテレサの言葉に感銘を受けているというバックボーンがあるため、みんなに親切にしているのだと言うことがわかるという。何故そのキャラクターがそのような性格をしているのかというのが察せられる部分が見えると、楽しくなります。
 さあやが前回何故、はなのことをすごいと思ったのか。その部分も今回補足されていたのが細かいなと思う訳です。つまりさあやは自分の知識を広することに自信が持てないのです。その中、はなのような、初日に遅刻をしているにも拘わらず、それにめげずに自己紹介ができてしまうことをすごいと感じたと。
 ぶっちゃけ底抜けに明るいだけなのですが、それが、そのような性格でない人間にとっては憧れる部分になると言うのが面白いです。

 チャラリートはプリキュアを二人変身させるという失態を招いてしまったわけですが、これは彼が今後何かしらの懲罰を受けることの布石だったりするのでしょうか。
 「プリキュアもミライクリスタルも発見出来なかった」とクライアス社には報告しているようです。ここら辺、1話の内容について嘘の報告をしたと言うことなのでしょうか。今後の描かれ方を見たいところ。もし嘘の報告をしていたのだとしたら、それがばれた途端に彼の処遇が危ぶまれそうだなと。

 何気に2話目からプリキュアの存在が広まっているのも面白い設定ですね。今後プリキュアの存在とその活動が、クラスメートたちに広まっていくこと。そこら辺に影響してくるのかなと。
 色々と今後の展開が楽しみになる要素が多いなと思います。
 最初からプリキュアに変身するためのアイテムが4つあることを説明していたりするのも、面白いです。オープニングなどでは三人しかいないのに、何故4つ変身アイテムがあるのかと、今後を期待させる作りになっているなと。

 あと、余談なのですが、生み出される怪物「オシマイダー」の名前を調べたくてホームページを見たのですが、少し凝っていて面白かったですね。
 経営理念とかがしっかりと書かれていました。見てみると楽しめるかも知れません。

 で、次回は子育てに奮闘する模様。はぐたんがお出かけの際に機嫌を損ねてしまうようです。その機嫌を直してもらうために、ミライパッドというアイテムを使う模様。まあぶっちゃけ販促なのでしょうが、果たしてどう描くのかと言ったところ。



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過去感想は下記より
アニメ感想:2018年冬期まとめ