在来種 花期は8~10月
ウリクサのような気もするが右側にある実がウリの形じゃない。ここから膨らむのだろうか。
今年の春先に近所のカメラ屋さんで中古のデジカメを買った。10年ほど前のものだが今のところ満足している。接写ができるものを買ったが思った以上に役立っている。このカメラがなかったらウリクサに気付かなかったかもしれない。新しい世界が広がったようで嬉しい。
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本記事の写真は10月下旬に撮影したものです。花の盛りは過ぎていますが、今年は秋になっても暖かいので元気に咲いています。
実の形が「マクワウリ」に似ているからウリクサである。「マクワウリ」と限定しているが他の瓜と何か違うのだろうか。マクワウリという名前は岐阜県の真桑村(現在の本巣市)から来ているという話は知っていたが、あらためて調べてみるとなかなか面白い歴史があった。
瓜は縄文時代の遺跡から種が発見されていることから、かなり古くから食べられていたことが分かる。元々は北アフリカあたりが原産地で、そこから各地へ広がっていった。ただ瓜にも品種があってヨーロッパに渡ったのがメロンの原種で、アジアに渡ったのは瓜の原種らしい。それから日本に渡って各地で瓜が栽培されるようになるのだが、特に真桑村の瓜の人気が高かった。やがて真桑の瓜=マクワウリが瓜の代名詞になる。2世紀頃から知られていたと記載しているサイトもあったが、どんな書物に書かれていたかなどの詳細は不明である。ともあれ万葉集にも詠まれているほど有名だったようだ。ブランド品種の誕生である。神戸牛みたいなものだ。
さて、もう一方のメロンは20世紀になってようやく日本にやってきた。栽培が難しく最初は高価だったが、やがて栽培方法が確立して値段が下がった。メロンの方が甘味が強いので、やがてマクワウリは追いやられてしまう。もう半世紀も前の話だが夏になるとおやつに時々マクワウリが出た。塩を振って食べていたが、今思えば甘味が少ないのでそうしていたのだろう。スイカもそうだったな。今ではマクワウリを知らない人の方が多いのではないか。そういえば今年の夏にスーパーでマクワウリが売られていた。見ただけで買わなかったが、今になって味がどう変わったのか少し気になっている。来年は買ってみるか。
ここからようやくウリクサの話であるが、残念ながら面白い話は見つからなかった。とにかくこの花は小さいということだ。もう老眼なので歩いていて気付くということはほぼない。しゃがみ込んでようやく小さな花が見えてくる。そうなると不思議なもので、そこかしこに小さな花が咲いているのに気付く。楽しくなって地面に腰をおろして前屈みになりながら写真を撮っていたりする。
ウリクサとアゼナの花は形も色もよく似ている。だから以下の写真にはアゼナが混じっているかもしれない。悪しからず。
今年の春先に近所のカメラ屋さんで中古のデジカメを買った。10年ほど前のものだが今のところ満足している。接写ができるものを買ったが思った以上に役立っている。このカメラがなかったらウリクサに気付かなかったかもしれない。新しい世界が広がったようで嬉しい。
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写真:zassouneko