在来種 越年草 花期は5〜10月 草丈は100㎝前後
花はタンポポとよく似ているが、花弁(舌状花)の数はタンポポと比べて半分ほどしかない。このような形の黄色の花がついていたら大抵はキク科である。
見るからに痛そうな棘であるが実際に触ってみると痛くはない。肌に引っかかる感じがして、それが髭を剃る時の感覚に似ている。棘はあるが突き刺さってはこない。同じキク科のアザミと比べると、なんと優しいことか。アザミが針ならコウゾリナは剣山である。
名前の由来は、茎から生える棘のような硬い毛は肌に触れれば引っかかり、剃刀のように剃れるのではないかということからカオソリナ(顔剃菜)、カミソリナ(髪剃菜、剃刀菜)となり、それがコウゾリナへと変化したという。だが、この花でいきなり顔を剃る者はおるまい。茎から伸びた棘は無精髭のようにも見えるので、そのだらしない姿を自分自身に置き換えて「そろそろオレも髭を剃らねば」→カオソリナとなったのではないか。と、これは私の勝手な想像である。
↑オニノゲシ 葉に光沢があり、基部が茎を抱き込んでいるのが分かる。棘は鋭く、触ると痛い。私は棘が痛いか痛くないかでノゲシ、オニノゲシを区別している。
◯◯ナと「菜」が付いている植物はだいたい食べられる。ということでネットでコウゾリナの食べ方を探してみた。それによると冬を越したロゼット状の根生葉を春先に採取して、茹でて和え物にして食べるようだ。ただし、シュウ酸が含まれているので食べ過ぎに注意ということだ。結石ができる。シュウ酸はほうれん草にも含まれているが、今のほうれん草は品種改良でシュウ酸をかなり減らしているからあまり気にする必要はない。だが、コウゾリナは野草であるのでシュウ酸が多いということに留意していただきたい。まあ、それよりもロゼット状になったコウゾリナを見分けるのが難しいような気がする。
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