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寒緋桜(カンヒザクラ)/バラ科/サクラ属


鍋屋横丁を歩いていたらサクラが咲いていた。ありゃりゃいつのまに咲いたんだ。気付かなかったよ。(写真は飯田町南で撮影)

2018年のブログでここのサクラのことを書いた。日付は3月10日だ。読んでみるとまだ三分咲きぐらいだったのが分かる。それを考えると今年の開花はずいぶんと早い。3月の頭には満開になるんじゃないか。2018年より2週間以上早い。とはいっても満開になるのは早咲きのカンヒザクラ(寒緋桜)の方で、ソメイヨシノが満開になるのはまだまだ先の話である。

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冒頭の写真を撮った場所から南(高岳駅方面)を撮影


寒い季節に咲くサクラを一般に「寒桜」とよぶ。その中で「緋色」のものは「緋寒桜(ヒカンザクラ)」になる。それを「寒緋桜(カンヒザクラ)」と「緋」と「寒」の位置が逆になるのは、「ヒカンザクラ」と声に出すと「ヒガン(彼岸)ザクラ」と混同するかららしい。

毎年、サクラの開花日が話題になる。開花日の予想ができるのは計算式があるからだという。寒さのピークを過ぎてからの毎日の温度を足していって、ある値を超えると開花するようだ。「最高気温の合計が1,000度」とか「平均気温の合計600度」とか、いろいろあるらしい。つまり気温が高ければ早く設定値に到達するのである。ということは今年は暖冬だったのだ。また植物に教えてもらった。

お花見の季節になると春が来たのを実感して心踊るものだが、今年はコロナ肺炎の件もあって盛り上がりに欠けているような印象だ。「希望者にはPCR検査をしろ」とマスコミはやかましいが、検査して陽性になったら満足なのかねえ。知ったからってどうなるものでもないだろうに。要は風邪なので、感染したと思ったらおとなしくしていることだ。運悪く肺炎になれば念願の検査をしてもらえるぞ。インフルエンザなんかは治療薬があるが、それをいいことに感染しているのに外に出かけて他の人にうつしたら傷害罪で訴えられても文句は言えまい。

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写真:zassouneko