今回は広島バスのQKG-以降の大型車を取り上げます。これまでふそうと日デの2メーカーを導入してきましたが、日デがバス製造事業から撤退したため、代わりにいすゞを導入するようになりました。

1597
広島200か1597
車番:523
QKG-MP35FM
2012年式
LKG-に引き続きQKG-でも導入されたふそうエアロスター。撮影時は21号線で使われていました。広島バスはどの車両もダイヤ固定で運用されており、お目当ての車がどの路線で使われているのかさえわかれば、撮影乗車ともにしやすいです。

1759
広島200か1759
車番:523
QKG-MP35FM
2013年式
2013年に導入されたエアロスターから、側面の行先表示機が中扉戸袋窓内部に設置されるようになりました。この車も21号線で使われていました。21号線はグランドプリンスホテル広島-広島港-紙屋町-広島駅-向洋大原-洋光台団地と、宇品から広島市中心部を通って向洋へと向かう逆U字形のルートになっていますが、実際は広島駅または紙屋町止めの便が多く、通しで運行される便は多くありません。

1823 (2)
広島200か1823
車番:530
QKG-MP35FM
2013年式
2013年は新車が2回に分けて導入されており、2回目導入分からはマーカーランプがなくなりました。個性的だった7Eの頃の広島バス仕様で変わらずに残っているのは、四角いベンチレータのみとなりました。

1919 (2)
広島200か1919
車番:180
QPG-LV234N3
2014年式
広島バス初のいすゞ車となったエルガ。車番はKC-ツーステまで日デ車の車番だった100番台で、キリのいい180から付番されています。ベンチレータが丸型になっているわりにマーカーランプが設置されているというちぐはぐな仕様で、これは4台導入されたQPG-LVの中でも最初に導入された2台だけとなっています。

1938 (3)
広島200か1938
車番:533
QKG-MP35FM
2014年式
モデルチェンジされたエアロスター。エルガは丸いベンチレータでの導入でしたが、エアロスターは四角いベンチレータが継続して採用されています。撮影時は27号線で使われていました。広島バスの路線はJR山陽本線より南側の広島市街で完結する路線が多く、山陽本線北側に向かうのは22,27,29,30の4路線のみで、そのうち29,30号線は郊外線という扱いになっています。

2058
広島200か2058
車番:186
QKG-LV234N3
2015年式
17年ぶりのノンステップバスとなったいすゞエルガ。ノンステはKC-MP以来の導入で、頑なにワンステでの導入を続けていた広島バスにノンステが導入されたとして話題になりました。KC-MPノンステは専用のノンステカラーが採用されていましたが、エルガはワンステカラーでの導入となりました。同時にエアロスターノンステも導入されており、以降はノンステに一本化されています。

2104
広島200か2104
車番:191
QDG-LV290N1
2016年式
モデルチェンジされたいすゞエルガ。2015年の新車までは中扉下部に窓が設置されていましたが、2016年の新車からなくなりました。

2301
広島200か2301
車番:547
QKG-MP38FK
2017年式
エアロスターもノンステに一本化され、中扉下部の窓がなくなりました。7Eの頃からM尺での導入でしたが、QKG-MP38は全車K尺での導入となりました。以前の広島バスらしい仕様は四角いベンチレータが残るのみとなってしまいました。

2306 (3)
広島200か2306
車番:241
QKG-MP38FK
2017年式
これまでのいすゞの車番だった100番台を使い切ったため、日デの低床車に割り振られていた200番台の続番に変更されました。こちらのエルガは広島電鉄と共同運行している「エキまちループ」で使われています。エキまちループは広島バスと広島電鉄の路線再編で運行が開始され、広島駅と広島市中心部を循環するルートで走っています。