今回は岩手県交通生え抜きのエルガミオのうち、PA-の車と早池峰バスからの移籍車を取り上げます。早池峰バスは岩手県交通のグループ企業で、2017年に岩手県交通に業務を移管しました。

919
岩手200か919
PA-LR234J1
2005年式
岩手県交通初の中型ノンステとなったエルガミオ。KK-で大量導入されたエルガミオでしたが、PA-では盛岡都心循環バス「でんでんむし」用にノンステが2台導入されただけで、PDG-以降は1台も導入されていません。なお、この車はすでに廃車されています。

1087
1087-99 (3)
岩手200か1087
PA-LR234J1
2006年式
2006年にでんでんむし専用車として2台目のPA-LRが導入されており、この車以降中型新車は導入されていません。でんでんむしは2000年より本格運行を開始した循環路線です。1乗車100円というわかりやすい運賃で、日中に15分間隔で運行されています。右回りは松園営業所が、左回りは都南営業所が担当しています。

51 (3)
51-99
岩手200か51
KC-LR333F
1999年式
元:早池峰バス
早池峰バスから移籍したいすゞジャーニーK。貸切カラーかつトップドアのF尺という、他の営業所では見られない仕様になっています。1986年に遠野営業所を移管する形で設立されたのが早池峰バスで、長らく遠野周辺で廃止代替バス(貸切免許の旧21条バス)を運行していました。そのため、以前の早池峰バス標準塗装は貸切カラーでした。2000年に江刺営業所を設置して江刺市営バス(現在の奥州市営バス)の運行業務を受託してから業務拡大方針をとり、岩手県交通から一部高速バスを移管されたほか、2004年度から3年間にわたり岩手県交通の盛岡周辺以外の営業所の管理受託も行っていました。

446
岩手200か446
KK-LR233F1
2002年式
元:早池峰バス
早池峰バスでは、2000年代に入るとF尺エルガミオと岩手県交通グループでは唯一となるE尺エルガミオを導入しました。遠野ラッピングが施されているのが特徴ですが、ポンチョへの置き換えが進んでおり、すでに半分程度は廃車された模様。早池峰バスのエルガミオは前面及び側面幕のサイズが一回り小さいのが特徴です。2010年代に入ると、早池峰バスは遠野営業所の路線運行と江刺営業所の奥州市営バス及び奥州市衣川バスなどの運行受託業務を中心に行っていましたが、2017年に全事業を岩手県交通に移管しています。それに伴い、早池峰バスの車両も岩手県交通に移籍しました。

923
923-99
岩手200か923
KK-LR233F1
2002年式
元:早池峰バス
早池峰バスが導入したものの、遠野管内の運用減で2005年に岩手県交通に移籍したエルガミオ。移籍時に遠野ラッピングから国際興業旧カラーへ塗り替えられたほか、側面幕は岩手県交通生え抜きの車に合わせる形で大型化されました。ただし、前面幕の黒塗り部分の大きさは変わっていないため、文字が少し隠れてしまいます。撮影時は大迫バスターミナルに配置されていましたが、2018年末に大迫バスターミナルが閉所となってしまったため、釜石に移りました。