いちおうセマナ・サンタ（聖週間）にちなんで トリッハ(torrija) を作った。
以前の記事 にも書いた通り、私はトリッハは断然バゲット派なのだが、わざわざバゲットを買いに行くのも面倒だし、買ったところで独りで食べ切ることもできない。何で独りだかは 前記事 をお読みください。
そこで、ちょっとお遊びで食パンを重ねて作ってみようと思い立った（なぜって、１枚で作るとフレンチトーストと大して違わないものになってしまうから）
食パンは食パンでも、スペインでおなじみの BIMBO とか PANRICO のものだとフニャフニャすぎてちょっと無理と思うが、たまたま家にあったのが、袋入りの市販ながら "天然酵母で作った" という固めのスライスパンだったので、、ま、大丈夫でしょうと、これはあくまで希望的観測。
結局ふたつ作ったうちひとつは成功、もうひとつ牛乳に浸したあと衣をつける段階で徐々に崩壊し始め、ちょっと悲しい出来上がりに…
トリッハらしい厚みが欲しかったからあえて３枚重ねたこと自体、無理があったとは思う。
真ん中の一枚を固定しようとしてつい力が入り、牛乳を吸って脆くなっている上か下、あるいはその両方のパンが崩れるに至るからである。
でもこういう実験的な試みで安易に走ったら、つまりませんでしょ？
はい、こちらが成功作の側面。
３枚ばらばらのように見えても、しっかり密着している。
体調不調上やむを得ず砂糖断食中だったので、ひと口目食べてその甘さにびっくり…いやそこまで激甘のレシピではないのだけれど、久しぶりだったので。
ほんとうにどうってことのない揚げ菓子だが、これがスペインのセマナ・サンタのザ・デザートである。
レシピに興味がある方は こちら をご覧いただきたい（今回のように２個分だと、材料の５分の１量で十分です）
食パンを重ねて作る場合は、パンは耳つきでフランスパンに近いものを選ぶこと、そして見栄を張らずに２枚重ねでお作りください。
上手くいくと思う。。。
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