日本国内の実質3部リーグにあたる、JFLが全日程を終了した。
Jリーグ準会員の栃木SC、カターレ富山、ファジアーノ岡山が
それぞれ4位以内に入り、来季のJ2昇格を決定している。

Jリーグは1日、東京・文京区のJFAハウスで臨時理事会を行い、
JFL2位の栃木SCなど3クラブの入会を承認した。新たにJ2に
加わるのは栃木と同3位のカターレ富山、同4位のファジアーノ岡山。

栃木、富山、岡山のJ2入りを承認(日刊スポーツ)

これによって来年のJリーグはJ1・J2ともに18チームとなった。
合計36チーム、単純計算でプロ野球チームの3倍である。
リーグの観客動員数は今季も史上最高を更新する勢いだ。
にも関わらず、Jリーグのマイナーイメージが拭えないのは何故か。

まず低迷するテレビ視聴率問題。今年のJリーグ公式戦は
いつになく混戦で面白い展開であると言われているが
Jリーグに関心のない層には、どうでもいい話のようだ。
第32節の大分×鹿島の試合は、1位と4位の直接対決ながら
視聴率は同時期に行われた他のマイナースポーツと大差がない。

・国際千葉駅伝(フジテレビ)。
日本は残念ながら2位。優勝はエチオピア。11.0%。
・フィギュアスケートGPロシア(テレビ朝日)4.5%。
・Jリーグ、大分対鹿島(NHK)。2.2%、ニュースを挟んで2.9%。
・極真カラテ全日本選手権(フジテレビ)2.0%。
・レッドブルエアーレース2008(フジテレビ)2.8%。
・全日本エアロビクス選手権(NHK)4.3%。
・全日本アマチュアボクシング選手権(NHK教育)1.0%。
・「ジャンクSPORTS」(フジテレビ)10.1%。
そして、23(日)ラグビー早慶戦(NHK教育)は1.8%。

さあ、やることがたくさん!!(上田昭夫のひとりごと)

駅伝やフィギュアスケートはおろか、エアロビクスにすら負けている。
「Jリーグの優勝争いはエアロビクスよりつまらない」
と、多くの人が判断した結果であろう。民放なら打ち切りレベルだ。
ちなみに33節の鹿島×磐田の視聴率もわずか3%程度だった。
来年あたりラグビー同様にNHK教育へ飛ばされているかも知れない。

テレビ視聴率を伸ばす為には、不特定多数の関心を引く話題が必要だ。
Jリーグの優勝争いは、もはやそれに値しない。強いて言うなら
Jリーグそのものが、不特定多数の関心を引くことが出来ない。
チーム数が増えすぎてファンの興味が分散し、1つ1つの試合に
プレミア感が薄れている。したがってこうした優勝争いの試合も
マイナースポーツの選手権と大差のない低視聴率に陥ってしまう。

Jリーグを1つの都市に例えるのなら、人口は増え続けるが
スラム街のみが拡大する発展途上国の首都のようなものだ。
経済のパイは同じなので、それを食い合ってますます貧民が増える。
それでも地方の人間は夢を追ってスラム街へ集まってくる。

全国各地でJリーグを目指すサッカーチームが発足し続けており、
またこれからもJリーグは拡大し、観客動員も増えるかも知れない。
それは必ずしも、Jリーグの発展に繋がっている訳ではないことを
リーグの関係者やアホーター諸氏は肝に銘じておくべきであろう。