「フィリピンスラム街大規模火災、ご協力のお願い」

  

13日日曜日午後8時頃、フィリピンマニラのマンダルヨン市、アディションヒルズにて大規模な火災が発生し、300世帯に渡る家屋が全焼する事態が起きました。
  

禅道会フィリピン道場森川先生から現地報告です。
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正確な住民の方の被害は分かっていませんが、現在
1000人以上の住民が避難所へ移り生活をしています。

アダプションヒルズはいわゆるスラム街で、全焼した大半の家はブロック作りか木材やバラックを重ねて作ったものでした。決して広くない土地に、隣の家との間に屋根を付けて材料を重ねて家を作り、数百メートルの通りに何百という家屋が密集した場所でした。

火災の原因となったのは老朽化した電線が切れ放電した状態で風に揺られ、トタン屋根にぶつかって火花が発生、それが古い木材に触れ着火したとのことです。

最初にそれに気づきその火を消そうとバケツに水を持ち向かっていった男性は、風に揺られて迫ってきた電線から身を守ろうと掴んでしまい、感電し亡くなってしまいました。

住民はバケツリレーで水を火にかける作業に没頭しましたが周辺の物に燃え移り、手ががつけられなくなる程巨大化した火はブロック全体にと広がっていき、狭い密集地帯という事で強力な熱風、圧力が発生しブロック立ての建物をどんどんと壊していったそうです。その場にいた方に話を聞くと、10メートル以上離れているのに、熱風が凄くその場にいた人は火傷してしまったと言われていました。

そのまま火災は広がり続け、300もの家々を焼き尽くし、熱風によって破壊されました。

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この地には
20年以上も前から斉藤拳一さんという方が住まわれ、スラム街に住む子供達に空手を教え、その子供達と共に他の恵まれない子供達に食料を配り、チャリティーイベントを開きスラム街に活力を加えるべく武道教育による活動をされてきました。 被害にあった家屋はこの子供達の家も含まれ、斉藤さん自身の家も火災が発生した場所から百メートルトルと離れておらず、全焼、破損しました。
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この地に降り立ち最初の活動拠点として立ち上げた自身の家、家族との思い出、これまで共に暮らし預かって来た子供達、日本や海外からの来訪者、数多くの思い出があった場所が跡形もなく無くなり、無念さは計り知れません。

斉藤先生はそれまで2012年から生徒と共に自分の道場、子供達の為の交流所を手作りで建設を始め、3年。経済状態が許す限り材料を購入し今日までに2階建て、3階部分を作成中の建物にまでなりました。幸いにもここが現在は斉藤先生自身とこれまでその活動を支えてきた子供達の避難所となっています。
 


しかし前述したような密集した地域のため、建物の大きさも限られ十数人にもなる子供達全てを受け入れる事が出来てはいません。同じく被害に遭われた方が
1000人以上も避難所でいつになるか分からない復興を待つ状態で、市もおそらくは予算的に34ヶ月分の食料、飲料の分配は出来るが、それ以上はどうか分からないという状況だそうです。

そのまま火は14日朝方6時まで燃え続けたようです。

7時半頃斉藤先生からメールで現状を知り、皆で支度し午後に我々禅道会フィリピン支部のメンバー全員で救援物資を持って伺い現状を確認したところ、圧倒的に飲食料や医療、家具が足りていない事が直ぐ見て取れました。
 

我々が現場であるアディションヒルズに着いて、入り口すぐに避難所があり、大手テレビ局が大型バンを運んできて物資を持って配っている所でした。

1人水350ml一個とパン。それを横目に進んでいき斉藤先生と合流、上記現状を聞き避難所と被害にあった地域を案内して頂きました。避難所となる場所は二箇所で、アディションヒルズ内にある学校の体育館、屋内バスケットコートにそれぞれ約1000名を分けて入って頂いている状況でした。その為決して広くはなく、写真もありますが全くスペースはなく、皆が眠れる、寝転べるスペースでは無かったです。重なり合い、交代で眠っているように見えました。

フィリピンのこの時期はかなり涼しくなるのですが、人の密集が凄く熱気で汗がどんどん出て、ここにいること自体かなり辛くなります。

電気自体は大きなエクステンションを張り巡らせ、扇風機が使えている家庭もありましたが、それは火が燃え移る前に持って逃げる事が出来た家もあれば、そうでない家もあるようで、誰しもが持っている状況ではありませんでした。

皆に扇風機が行き渡らず、衣料品不足で体調不良が続出し新たな問題となりそうに映りました。 夕食を配っており、味噌汁の茶碗ほどの大きさの器に、ソーパスというマカロニのスープがこの日の夕食でした。

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その後被害にあった家屋群のあるブロックへ案内してもらいました。

アディションヒルズの入り口、周辺は全く火災があったように見えず、テレビ局の大型バンや人の物凄い密集度、端に集められた鉄屑以外からは異変を感じることが出来ませんでした。 しかし、通りを奥に進んでいくと直ぐに景色は一変します。 上記したように全ての家屋が崩れ、屋根は壊れ吹き飛び、家屋だった残った塀の中はブロックと燃え圧力でバラバラになった家財道具がビッシリ広がっています。物をどかせば住める、という家は全くありませんでした。大人達がそれぞれの家で被害状況を確認しています。

火災が発生したという場所も案内してもらい、人がすれ違うのもやっとという細い通りの奥。 他の場所よりもさらに被害はひどく、壊れたブロックにびっしりと黒い塵粉が乗っていました。どの場所も当然人が住める状況では無かったです。 家の中がどの家屋も壊れ燃えたもので床が敷き詰められ、まずは大人達でこれを片付けなければならないと感じます。
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斉藤先生の家屋にも案内してもらい、立ち上げた頃の思い出から昨日火が迫ってくるまでの話を語って頂きました。神妙な顔で聞き入る私とメンバー達。今日見聞きしたもの全てがインパクトが大きすぎ、体の自由がきく我々が何かを始めなければならないと強く思わされました。

斉藤先生自身も被害に遭われ、他住民の方同様に救援物資が必要な状態です。 そんな中ですが、被害の大きい方や老人や子供しかいない家庭に我々の持っていった水などを配っておられました。こういう時にこそ自他共栄の理念を、と御自身の武道教育の根幹となる言葉を語られ実践されている姿に強い感銘を受けました。 これからは斉藤先生自身の協力者の方、その周りにおられる方々が支援の話をしてくださっており、利用させていただき子供達や住民の方々への救援物資、壊れた家屋群の復興を目指して行くと言われておりました。

斉藤先生と私は2009年、他団体の主催する大会にてお互いに生徒を出場させており知り合いました。それ以降も大会で顔を見るたび声を掛けて頂いて、いつもエネルギーに溢れた笑顔で我々に接して頂き、空手界の先輩として多くのアドバイスを頂いていました。大会に出場する子供達と我々との交流は年を重ねるごとに増え、時に我々の主催する交流試合に選手を派遣頂いたこともありました。また個人的にも斉藤先生が私の出場する格闘技興行に何度も応援に来てくださっていました。主催されるチャリティーイベントにも招待いただき、私にも他メンバー達にも物凄く大きく貴重な経験をさせて頂いていました。
 

20数年という途方も無い時間を損得でない活動に従事されてきたこの方には尊敬という言葉では表現しきれない気持ちを抱いています。 そんな方がこんな状況に陥ってまで子供達や地域の為に活動されている事を我々禅道会フィリピン支部は応援していきたく、是非皆様にも義援金、救援物資を募りたく思います。 まだまだ物資は足らず、何とか一刻も早く皆様のご好意にて被災された方々の生活が戻す為に、ご協力頂けないでしょうか。

武道とは痛みと恐怖を伴い、始めるには強い勇気や動機、エネルギーが必要です。 修行を乗り越えてこられた先輩方、現在修行する我々、形や団体が違えど共に修行してきたという意識は我々武道家を近くし、尊敬や尊重を生むと、 特に海外で10年近くに渡り活動してきた我々は感じています。

日本でも異端に見られがちな格闘技、海外で活動するには文化的な理解の擦れから時に大変な思いをする事もありました。武道や格闘技をやられている方は特に気持ちが分かっていただけるのではと思います。

自身が信じて愛してきた日本の武道を持って海外の子供達を助け続けて来られた斉藤先生を、 皆様どうかご支援、ご協力をお願い致します。
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●皆様方からご協力頂きました あたたかいご支援は大切に活用をさせて頂きます。

また3000円以上ご寄附頂きました方には、税制優遇処置の為の寄付証明書(領収書)を発行させて頂きます。

必要な方は寄附金申込書をダウンロードして頂き、ご記入の上、事務局へファックスかメールでお送り下さい。

 

●寄附金振込先

ジャパンネット銀行 すずめ支店(店番号002)

普通預金 口座番号8256453

特定非営利活動法人 日本武道総合格闘技連盟カブヤオ

●事務局

(仮認定)特定非営利活動法人日本武道総合格闘技連盟 

長野県飯田市上郷黒田5530番地 TEL : 0265-24-9688 / FAX : 0265-23-0636

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