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「うちの親に限って」
親の代の百合百合腐れ縁が子にまで続く佐藤・千葉家。ふたばもうかうかしていられない!千葉しんの芽なんか摘んでしまえ!手遅れにならないうちに(BL的な意味で)。

みつどもえ161卵性「神様、もう一冊だけ」
ふたばと抱き合って熟睡できる優等生佐藤信也。天から二物を授かったイケメン優等生に、変態のラベルをびっちり貼り付けてきた親友・千葉雄大。その因縁の関係は母親同士から始まっていたようです。思えば保護者懇談会(135卵性)の時から「あかりちゃん」呼ばわりしていたのですが、どうも先輩・後輩の仲らしい。高校位に始まった関係なのか、しんちゃんママは終始敬語を崩しません。部活の先輩後輩かなと想像します。意外と地縁が濃い所ですね上尾は。

受難の優等生しんちゃんですが、さすがに学校から帰ってきて母親が居間で「や・・・やめて下さい・・・」「子供が帰ってくる時間です!!」なんてやっていたら動揺を隠しきれません。世界が暗転しますよね、普通に。ここで手を緩めないのがのりお神。畳みかけるように親友が「次はSMものとか・・・」「女子高生コスプレとかが見たいっス!!」なんて母親に迫っている!!誤解は解けたそうですが、あかり母がどうやって事情を説明したかを想像するだけで悶絶できます。どんな説明しても納得がいかないでしょうこれ・・・。「違うのよ信也!あれは和実先輩・雄大君が強引に・・・!」「もう聞きたくないよっ!」みたいな感じ?ますますしんちゃんが歪んだ気がする。

しんちゃんがむっつりでしかいられないのは、あかりママの潔癖がだいぶ影響しているようです。難しい問題で、性教育に正解はないのだとは思いますが、漫画誌の水着グラビアを見つけたら捨てる!というのはいかにもやり過ぎ。ちょっと前にネットで「あなたの子供はここにエロ本を隠している」という内容の雑誌記事の画像が流れて深い絶望を皆に与えましたが、隔離・隠蔽で子供がまっすぐ育つわけがないのです。人間の深い本能なのに。まあしんちゃんはむっつりスケベで悶々としているのがいいので、別にオープン野郎になって欲しくなんてちっともありませんけどね。ふたばという将来のお嫁さんまでいるヤツだし!

千葉氏は千葉氏で一見寛容な母親にがっちりソレ方面を把握されているようで、同じ位に気の毒な感じです。拾ったエロ本を吟味されたり秘技用の下着が用意されていたり。「食事がのどを通らなかったぜ・・・」って胸に刺さる位的確な表現です。「分かるよ!!」と叫ばずにはいられない。そういうのは放置して貰うのが一番ですよね。千葉氏もしんちゃんと逆の方向に歪んできているのかも。正しい性の在り方なんて無いにしてもです。この辺の対比のさせ方、性のやるせなさは今回深い表現だなと思いました。色々自分だけの記憶が蘇って、紳士方には笑いつつも口元が引きつる回だったのではないでしょうか。

土手のエロ本の真の神はいまだ不明ですが、エロ本を千切っては投げ千切っては投げの忍者が和実ママだったのは衝撃でした。私はとっさにひとはの孔明の罠が浮かびましたが、多くの方は矢部っちに疑いを掛けてましたね。教育者である前に大量のエロ本に悩む只の男、というのは説得力がありましたし今でもあります。

今回はみつごやいつもの面々が2-3コマだけの完全に背景になっていて、ちょっと珍しい回でした。あとせっかくのしんちゃん姉、もう少しあかりママ寄りに描いてあげて・・・!娘が父親似って良くある話だけれども!!