「3年分の餌付けに成功!」
みつばが3年間で消費するお菓子を一度に渡したら、運ぶのにトラックが必要よ!!と言う事で、一日分ずつ杉崎家で貰えば、毎日が杉みつになって私に良し。あなたにも良し。3年が5年になり、そのうち無期限になるよきっと。(イラストはクリックで拡大されます)
みつどもえ162卵性 メイキャスパー
タイトル絵からして心臓鷲掴みの今回!なんとハロウィン。魔女みつばにオオカミふたば、反則ものの可愛さであります。のりお神が本気になれば、世界を7日間で萌やしてしまう事すらたやすい事を示した今回。充電され過ぎで怖い位です、先生!
一年分のお菓子でハロウィンパーティにみつばを誘い出し、衆人環視の元で赤恥をかかせようという杉ちゃんの罠。節分をよく知らない杉ちゃんもハロウィンは良くご存じの様子です。この西洋かぶれめ!でも筋書き通りにみつば赤っ恥の事態になった日には、結局自分が一番あわあわしてみつば救出に向かうのでしょうね杉ちゃんは。さて、みつばを愛想良く誘った後、暗黒オーラを放ちながらその意図を暴露する杉ちゃんですが、よだれ垂らし過ぎです。何という裏腹の愛情表現。カメラ50台買って立体映像でも作るのか。ヒヒヒのヒのコマで、吉岡さんの目が><からー ーになって諦めてしまっているのも新しい。
みつばはみつばで素直に誘いに乗るのですが、注目すべきは怖い表情作りのためのひとはの真似。髪を振り乱し恨めしげに上目遣いでのコマ。か、可愛すぎる。ナニ瞳をキラキラさせているんだ!!胸にズギュンと来ましたよ。その後自分で「私がやると色っぽくなっちゃう!!」とのたまわってふたばに虚ろな表情をさせますが、何がどうしてみっちゃんベストショットの一枚でしょう。実にいい。やはりみつどもえのメインヒロインはみっちゃんと認めざるを得ない。しかし、こういうあからさまな媚びの表情を登場キャラがみつどもえ作中でするのは大変珍しい。このあたりでいわゆる「萌え」マンガと一線を画している事に今更気付きました。
みつばの自画像も「切腹」から長足の進歩を遂げてもはやキュビズムの領域へ。ピカソの真筆と言われても驚かない。描いたみつばが自信たっぷりな所も見所ですよね。この力作、ふたば画伯が立体化しますが残念ながら公開はかなわず。こんな所で以前の設定を上手に使ってくるとは。今回ふたばさんも大活躍です。
そしてめくるめくハロウィンパーティーの会場へ。みんな可愛すぎでしょう。ふたばオオカミ、杉ちゃん小悪魔、宮下ドラキュラに吉岡魔法使い。立体化されたらフィギュアを買ったことの無いワタクシですら全部揃えてしまうのは間違いない。というか誰か作って下さい。ここでも杉ちゃんよだれ垂らしすぎ。格好も性的過ぎ。みんなの仮装はどれも犯罪的なかわいさですが、強いて選ぶならやはりふたばオオカミか。みんな可愛いけど普段着れない衣装を隠し持っているもんですかね?そうあって欲しいけど。
オチですが、この「女の子のやりすぎちゃった初めてのお化粧」って「子供から思春期へ」を象徴する、繰り返し使われるエピソードですよね。面白いんだけど笑うよりもドキッとさせられます。まず杉ちゃんがその姿を初めて見た、というのも意味があると思うのですが、勘ぐりすぎでしょうか。「初めてのブラ」と一緒で、男が立ち入る事の出来ない思春期の女の子の領域です。女性が読んだらどう感じるのか興味があります。説明されても分からない自信もありますが。杉ちゃんの事だから「一刻も早く帰って」では本当は済まなかったと思うんですがどうでしょう。
今回は吉岡宮下が仲良く同じコマに収まっている事が多くて心が癒されました。グラスを合わせている宮下ドラキュラと吉岡魔法使いのコマ、ミッフィー口(ぐち)になっている吉岡さんは今回の白眉と言えましょう。宮ちゃんは背が高いだけあって男装が似合いすぎますね。タキシードを着て、花嫁ドレスの吉岡さんをお姫様だっこする日も近いぜ!!