草次郎パパと特別警護(SP)たち
Made in USSRからのご提案。平和な家族旅行のために、みつごは電車内ではパパの周囲をがっちり固めて防壁を築いてあげてみてはいかがでしょうか。小学6年女子で囲んでおけば、痴漢冤罪はとりあえず起こらないはず。容疑者の護送にしか見えませんが。あ・・・娘だと信じて貰えないとまずいな。
みつどもえ185卵性 スーパーミラクル☆トレイン
仲良く缶蹴りをしていた去年のゴールデンウィークからはや1年。今年はセレブ杉ちゃんは欧州鉄道の旅。しかし思いがけずアイスランドの噴火でヨーロッパへの航空がメタメタになってしまっており、杉ちゃんが無事に渡欧できたのか、はたまた日本に帰ってこれるのか予断を許さない状況となっておりますね。それともまさかシベリア鉄道で行くのか?
遊園地に行ったり、サイン会に行ったりと個別には時々上尾市外に出かけているらしい丸井家の面々ですが、家族旅行に行く事は余りない様子。みっちゃん曰く、経済状況が理由の一つらしいのですが、もう一つ草次郎パパが抱える重大な問題が明らかになりました。「痴漢に間違われるから電車に乗れない。」まさか、と思いますが、何もしていないのに交番にポスターを貼られるパパの事。おそらくこれは誇張でも何でもないのでしょう。しかし、何が草次郎をそこまで怪人物に見せるのか。昔のイケメン草次郎ならば、手のある位置にそっと女性の胸部や殿部が差し出されそうだというのに(偏見)。しかし、痴漢冤罪で人生破滅、というのは近年決して聞かない話ではありません。育ち盛りの娘3人を抱えてそんなリスクは取れない草次郎に父の悲哀をみた!
このシーン、みっちゃんの「ちゃんと両手あげて乗ってるの」のみっちゃんが可愛くてツボでした。何だかんだでパパの事を考えているんですよね。そのみっちゃんも杉ちゃんに対抗して電車旅行とはこれまた可愛いではありませんか。しかし、吉岡さんが羨ましがらない、と言う所を見るとやはりシベリア鉄道・・・。いや、ロマン溢れていていいとは思います。きっとニューヨークのパパと合流して行くのでしょう。イルクーツクあたりで退屈で死にそうですね。さて、今回久しぶりに親娘4人でリラックスしていてイイ感じ。こういう丸井家の日常がもっと見たいです。みんなが揃うのはおばあちゃんが丸井家に来た時以来でしょうか。おばあちゃんとも行けばいいのに。草次郎パパは留守番で。
そしていよいよ電車の旅。上尾から乗り換え無しで行ける上野動物園に行く事にしたようです。「子供じゃないんだしバッカじゃないの!?」と言いながらワクワクしているみつば、「動物園なんて無意味で無価値だよ」といいながら下調べに余念がないひとはが目に浮かびますね。ふたばは言うまでもないでしょう。そして肝心の草次郎。車内での安住の地は連結部のようです。確かに不審ではあるが、痴漢と間違われる可能性は低そう。
車内には様々な人がいるものです。親切な人、無神経な人、そして不審な人。
みつごの電車の乗り方も三者三様。女性の自意識過剰を糾弾したかと思えば手のひらを返したように無実の人に痴漢の疑いをかけるみつば。でもじっとパパの側にいてえらい。さりげない優しさが光ります。
ふたばはふたばで日本の美しい譲り合いの精神に感化されて、必要もないのに車外に出て閉め出されます。一旦降りて人を降ろして乗り直す、というのは恥ずかしながら私も東京で驚いた事の一つでした。そもそも列車(あえて電車と記さず)はそんなに混まないですし。得意そうに車外に出て降りてこない人を降ろそうとして、その表情のままドアが閉まってしまうシーンは頬が緩みます。その後のふたばの慌て様は直接は書かれませんが、何が起こったのかは新聞で!知る事が出来ます。ふたばらしいと言うか何というか。しんちゃんを常時貼り付けないと危なっかしくて見ていられません。
そしてひとはは、じっと腹痛と闘っていました。都市部の電車で許せないのはトイレがない事が多い事。次の駅まで脂汗を垂らして歯を食いしばるしかありません。高崎線はトイレがあったように記憶していますが、車内が混むと遠い車両のトイレは無いも同然です。腹痛のあまり周りが見えていなかったらしいひとはは、みつばが痴漢扱いした不幸かつ不審な男性をパパだと思ってズボンをまさぐってしまいます。冷静なひとはらしからぬ所ですが、あっと思うのは意外とひとはと草次郎には距離がないのかな、と言う事。あとは腹痛のせいか、もごもご言い訳するだけのひとはがいつもと違う幼い感じで良いですね!
そしてふつつかな娘のために頭を下げ、相手が自分と同じ境遇(痴漢冤罪ホイホイさん)と見るや連結部を譲る草次郎の落ち着きぶりは凄い。いいパパだと思います。そして車内では常に手は胸より上。どれだけ辛い思いをしてきたのでしょうか。やはり男性専用列車は作るべき!
50m走った電車から転落したふたばとどうやって動物園に行ったのかは不明ですが、とりあえず次回の旅行は電車ではなさそうです。大宮まで出て新幹線だと痴漢冤罪もない気もしますが、お金を考えると難しいですね。同じ理由でグリーン車もちょっと。草次郎パパは年間5回くらい電車に乗る以外は基本的に上尾から出ない人のご様子。職業その他いまだ全くの謎ですが、一つヒントが出ました。
来週はGW合併号休み。個人的には去年の23号からチャンピオンを買い始めたのでチャンピオン1周年、このブログもpixivも1周年です。すばらしいみつどもえとチャンピオン、そしてその両方を愛する紳士淑女の皆様に感謝です。
100423 1訂
僕も去年の「バレンタイン・ギスギス」から『みつどもえ』を読み始めましたが、あの頃よりも段違いな成長ぶりですね。
週刊少年チャンピオンは「家族」や「家族愛」をテーマにした作品が多数有りますので、三者三様の草次郎パパへの愛情表現が憎い演出です。
常に真面目な故に激しい落差で笑わせてくれるのが嬉しい限りです。
みつばの優しさには癒されますね。
まぁ、空気クラッシャーっぷりは宮下に匹敵しますが……