「吾輩はミャー下である。下の名前はまだ無い。」
どんな家庭に育ったのかとんと見当がつかぬ。何でも蒸し暑い友人の家でそよそよ風を吹かせていた事だけは記憶している。(後略)・・・個人的には宮下さんがミャーちゃんでもいいのではないかと思いました。
みつどもえ207卵性 裏切りはあたしの名前を知っている
時空を超えてまさかまさかの白いあいつが帰ってきました。143卵性でひとコマだけ再登場し、もはや忘れ去られたと信じられていた丸井家のネコ!1年半弱ぶりの再登場でぐっとネコらしさもアップ!アニメ最終回効果でしょうか。しかも今回は宮下さんの「名前」と絡める際どいネタ。宮下さんの下の名前が判明した時世界が滅亡するとまで言われる程(私の中では)みつどもえ作中の核心的な謎ですが、残念(当然)ながら今回はニアミスです。
繰り返し出てくる「壁新聞」ネタですが、いつも安定して面白いのでのっけから期待に胸が膨らみます。今回のチームはみつご+チーム杉崎(松岡さん除く)という鉄板メンバーです。しかも仕切るのはひとは!しかも普通に宮下さんに話を振っています。応える宮下さんは相変わらずのマイペース。加藤さんに奪われたレギュラーポジションがどうなったのか気になる当方としては鴨橋オリオンズ情報は大歓迎ですが、さすがに却下。返す刀で「杉ちゃん提案の今月のみっちゃん情報」とさらりと爆弾発言を続けるひとはさん。
1)杉崎さんを「杉ちゃん」と呼んだ
2)杉崎さんはまだ何も言っていない
3)なのに杉崎さんは否定しない上にネタがある
という点で色々美味しい発言ですが、宮下さんはみんながあえてスルーしていた1)にガッチリ食いつきました。当然ひとはは逃亡を図るのですが、かつての様に完全に逃げずに赤面しながらもにょもにょ言い訳で済ませる成長ぶり。いいですね。宮下さんも気付いて謝るなどこちらにも成長が窺えます。しかしそこは宮下さん。ひとはに「宮ちゃん」と呼ばせて、これまでの「宮X(Xは任意の文字列)」を一挙に解決しようとします。そしてひとはの衝撃の一言。「宮下さんでしょ ちゃんと知ってるよ」・・・連載200回を超えてついにひとはが「宮下さん」と言う日が来てしまいました。絶対ないと思っていただけにこうもあっさりと言うか、というのが偽らざる心境です。あと「宮ちゃんと呼べ」のコマの吉岡さんの翳った憂いのある表情も気になります。(追記:twitterで宮下さんbotの作者の方が6巻巻末の「ガチレンジャー入門編」で宮下さんと呼んでいるという指摘をされいていました。)
そしてネコの帰還。どうやらこれまでも宮下さん達は普通にネコの姿を見ていたようです。そして語られるネコの名前の謎。ふたばの命名を頑なに拒むネコ。確かに子猫の手触りで命名されるとチクビを超越した極めてアレなスラング的な名前が付きかねません。ネコも人を見るのか、チーム杉崎による命名は大丈夫なようです。下世話ですが、ネコを抱きかかえた宮下さんの体勢が凄く気になります。
そして吉岡さん命名「ミャーちゃん」。ネコ大満足。ひとはもむふぅ。チクビは怒りに震え、宮下さんは眉間に皺が。確かに「宮ちゃんそんなとこ舐めちゃダメ」「宮ちゃんそこらでおしっこするんス」はきわめていけない!小学生の方も読んでいる(要出典)雑誌なんですよ!?これは宮下さんの異議申し立てを認めたい。仕方がないので宮下さんは「宮ちゃん」から「宮下」に。頬を染めながら「宮下・・・」と呼ぶ吉岡さんいいですね。関係が一歩前進みたいな雰囲気が濃厚で。杉ちゃんの入れ知恵もあってネコ=宮下、宮下さん=宮ちゃんで落しどころを探ろうとしますが、ひとはに一撃で葬られてしまいます。ひとはの表情が「宮下さん」の時と揃っていて実にいいですね。宮下さんの両手ブンブンも久しぶりに見ました。
何一つままならず一人疲労困憊しながらもひらめく宮下さん。壁新聞で名前を公募!まさに一挙両得です。多分この時点で宮下さんはネコを抱いてじっとさせているからネコを描け、とふたばに伝えたつもりだったのでしょう。ひとはに自分の肖像を描かせる時も、描線を増やさせたいがために目を見開き口を開け、鼻孔を広げた宮下さんが自分を可愛く描け、と言うとは考えにくい。あの時もふたばに克明に描写されてしまったのでした。
しかし翌日壁新聞を飾ったのは乳首券絶賛大発行の巨乳宮下さん。吉岡さんどころの話ではないボリュームです。ここでふたばが描いた絵を確認しなかったのか!!と突っ込んだら負けでしょうね。しかし、自分で線を足してネコに仕立て直した「よしっ」のコマの宮下さんからすると意外に的外れでもないのかもとも思えます。そして宮下と命名したはずなのにネコを学校に連れてくるふたば。目の前に実物がいながら壁新聞に固執する理由は何なんだ宮下さん!!まあ自分の裸が描かれてたらまずそちらに対処したくなるのでしょうか。ふたばの絵がうまいだけに尚更。
そしてめでたくネコは千葉氏命名による「チブサ」に。チクビと合わせてもサイズ的にしっくり来る良い名前です。努力が報われず傷心のネコと友を得たチクビ。そしてこの夏の松岡さん連続登場を考えると、しばらくチブサが出ずっぱりになりそうな予感!チブサの秋!
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登場のなかったネコだけでなく、チクビのキャラ付けも今まではあまり見られなかった分、とても新鮮でした。
そして、今回頬を赤く染めることの多かったひとはちゃん。宮下さんに対する仏頂面との対比もあり、とても可愛らしかったです。