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バブル期の海江田先生(小学4年生くらい?)

バブルは1991年に終わったそうなので、20年前と考えるとこの位でしょうか。日本の未来も海江田先生の未来も一点の翳りもなくバラ色に見えた頃。もっとも海江田先生に限って言えば、良い人生を送っていると思います。制服も友達も小→中→高のエスカレーターということで。

みつどもえ211卵性 親切な海江田さん

「これでも色々頑張っているんだから!!」のアオリですが…。知ってる!みんな分かってますよ海江田先生!!今回「必死」が「大変必死」に進化した海江田先生。忙しい教職を日々精力的にこなしながら真摯に理想の配偶者を探し求めるその姿勢は、この暗い時代にあって何ら非難されるものではありません。でもちょっぴり嫉妬が過ぎるのが玉に瑕。18歳年下の6年女子にすら常に全力で手加減なし。ほわほわ天然の栗山っちが意外とお姉さん心を発揮して(結果はともかく)何かと親身になってくれるのに対して、海江田先生は常に対等かつガチンコです。生徒たちの細々とした世話を焼くかと思えば、「クリスマスに向けて恋が芽生える可能性を徹底的に摘み取る!」と明言してしまう先生。しかしそれでこその海江田先生です。「目標に向かって一生懸命な人はガチで美しい」のです。ちょっと目標が後ろ向きな気もします。

みんなで仲良く職員室に教材を取りに来たみつば+チーム杉崎。矢部っちの指摘に照れ隠しで顔を真赤にしながらついつい(久しぶりに)みんなを下僕呼ばわりのみっちゃんですが、横で真顔で頷きながら女同士の友情をきっぱり否定する海江田先生。親友の結婚を裏切りと呼んではばからない先生ですが、どう考えても非常に積極的に活動しているのは海江田先生の方。海江田先生に限って友情のために結婚を諦めるなんて想像もできないのに結婚を墓場とまで言い切っています。

取り出される一葉の写真。何と!海江田先生の女子高生時代。親友たちに囲まれた若かりし頃ですが、今の先生もいいけれどこれがまた結構可愛い。高校・大学とそれなりにモテたと思うのですが、選り好みをしているうちに時間だけ過ぎてしまったのか、勝気な性格が敬遠されたのか。そして先生の一言一言に対して的確に塩を塗りこんでいく6年3組女子代表。若さって残酷ですよね。さしもの海江田先生も矢部っちに八つ当たりをする事しか出来ません。ここまで気安くぽかぽか叩ける矢部っちならば攻略すれば良さそうなものですが、そこの所はどうなっているんでしょうか。海江田先生にすると矢部っちは頼りなさすぎるのかも

前述の通り、クリスマスに向けて校内の男女の出会いを身を挺して徹底阻止を実践する海江田先生。みっちゃんに気持ち悪がられ、パシリと思われても徹底的に実践するその姿勢にブレはありません。二人で仲睦まじくクラスの仕事に精を出すふたばとしんちゃんの間も献身攻撃で裂こうとしますが、さすがにこちらは無理。上尾最強のストーカー集団「しょうがない隊」にすらヒビ一つ入れられない「ふたしん」を引き裂ける筈もありません。

自分の後ろ向きな意図は棚にあげて、徒労感に涙する海江田先生をそれでも慕う6年1組の生徒たち。杉ちゃんが言うように「何でもしてくれる」からではなくて、これは先生としてクラスをちゃんとまとめているからだと思います。自分の結婚に絡みさえしなければ、適度に締めるところは締めてくれるいい先生なのでしょう。運動会リレーの時も1組の小金井くんはクラスの結束ぶりを誇っていたほどです。

さらにその姿を遠くから見て認めてくれたPTA会長吉岡紗江子ママと野田校長。最近緩んでいたと思われた風紀チェックは厳然としてあり、特にハレンチな3組女子の様子を苦々しく思っていた様子です。一番ハレンチなのはもちろん紗江子ママです。身を挺して校内の秩序を守る海江田先生が遂に報われた瞬間。生徒に慕われ、父兄に加えて超お久しぶりの野田校長にも認められて教師生活の苦労が一挙に報われたその瞬間。炸裂する千葉氏の秘技。こんな時に限って大成功です。先生には気の毒ですがこのコマの海江田先生はベスト・オブ・ベストでしょう。やはり女教師たる者、エロスのオーラもなければ。という訳でなかなか上手く行かない海江田先生の教師生活と婚活ですが、全身全霊をもって応援する所存です。