Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2009年07月

みつどもえ152卵性 え?えぇぇぇーー?

三つ子の母の事情又は宮下さんの下の名前が明かされた時、みつどもえは終わる—。今でも固くそう信じていますが、もの凄い至近弾が目の前で炸裂した気分です。茫然自失であります。

ザ・おばあちゃん。

比較的近所に住んでいる雰囲気濃厚。ちょくちょく会ってもいる様です。その人柄はまさに三つ子の祖母。三人の誰とも似ていないけれど、三人を足し合わせるとおばあちゃんの輪郭が浮かんでくると言うか。うまく説明できないけれど、親と子供の人格の関係ってこんな感じかも、と思えてしまう上手な描写。確かに何かが繋がっています。むしろ寡黙な草次郎よりおばあちゃんの方が近い。

こんなおばあちゃんがいてこそ、若き草次郎が三つ子をここまで育ててこれたのですね。もの凄く腑に落ちました。今でこそひとはが皆の母親役をしていますが、不器用な草次郎をおばあちゃんが陰に日向に助けて来たのでしょう。でなければ三つ子を育てるなんて無理ですよね。

生真面目な草次郎に対して、年寄りのふりをしてみつばをいじりまくるおばあちゃん。この辺の感覚はひとはが一番近いのでしょうか。みつばも分かっていて同じレベルで切り返して見せたりして。あれ?あの部分は素だったのかな?みっちゃんテカテカしてますね。SEXY GIRL。その方がみっちゃんらしいかも。ともかく、人の好意を無に出来ないところはみっちゃんが受け継いだようです。

しかし、Tシャツを仕立て直してパンツにするひとは・・・。しかもナス柄。パンツは衣服の中でも複雑な立体で難しそうに思えるのだけど、一体どうなっているのか。純粋な興味として見てみたい・・・。穿いていなくていいから。でもあの帽子+Tシャツはいくら何でもナシだと思う。
 
さて、重要なポジションの人物が突如出現したみつどもえ。急に目が離せなくなってきました。 

みつどもえ151卵性 夏はアバンチュールの季節だよ!!

150回突破センタカラー。文句なしの傑作回でした。一コマ一コマの密度がとにかく高い上、セリフ回しの鮮度も抜群です。「痴女痴女しいな」だの「ぴょんぴょんでおなじみの!!」だの、今後自分の中でうわごとの様に言い続けそうなセリフのオンパレードに加え、極めつけは「わぁーみつばちゃん淫売!!」。ちゃんと「いんばい」ってルビ振ってあるよ・・・。雌豚も大概だと思うけど、淫売って・・・どうすりゃいいんだ!!しかも「安い」って。チラ見一回10円、って発想がそうだ、と言えばそうなんですが。

予告通りの市民プールかつビキニ。三つ子+杉崎家+宮×吉という黄金メンバー。逆に言えばいつもの面々ですが、それぞれのキャラのさらに新しい側面を見せつつ、ぴたりと話が進みます。のりお神凄い。

 主軸はみっちゃん+麻里奈ママと杉ちゃん+ひとはさん。これに真夏の太陽に照らされ過ぎて妄想モードにスイッチが入った吉岡さん(いつもか)が鬱陶し目に絡みます。宮ちゃんは青ざめつつ突っ込む常識人ポジション。皆さん新しい水着です。露出度ではみっちゃん優勝。なのに「幅広い」とかギャラリーに言われております。そこがいいのに。

全ページに見所が散りばめられていますが、一番ヒットしたのは杉ちゃんの「カメムシ」モーションでしょうか。続くひとはさんのセリフもイイ。周囲の人間はどう対応すべきなのでしょうか?あとはやっぱり杉ちゃんを案ずるみっちゃん。杉ちゃんを見つけた時の嬉しそうな顔。あとは龍太がふたばに懐いているコマも小さいながらいいですね。吉岡さんの誤解もありましたが、この後みんなで楽しく泳いだんでしょうね。

梅雨前線がいまだに日本上空に張り付いていますが、みつどもえを読んだ私の脳内には夏が来ました。7月の今、まさに読むべき!


 

あずまんが大王 2年生

徹底的な修正で衝撃を受けた「1年生」。
絵柄が近くなってきたせいか、2年生ではそこまでの修正はされていないようでした。榊さんの初夢など個人的に大好きなエピソードも多く、いよいよ全開!という展開で大いに楽しみました。

で、あずま先生のブログを覗いた所、久しぶりの更新がその修正についてのご本人による解説でした。要は全てアナログで作業してます、との事なのですが、添えられた写真の余りの迫力に驚愕。修正のために切り抜かれたコマ・コマ・コマ。コマごと切り抜かれたもの、キャラの顔だけ・・・。セリフも暗記した馴染みのコマが、モノとして切り抜かれて机の上に無造作に並んでいるのです。大昔、切り抜かれた本物の原稿のコマが漫画雑誌のプレゼントになっていた(原稿は消滅しますよね)という記事にびっくりしましたが、この写真も結構ショックでした。情報は実体を持たないようでいて、実際は紙に漫画家がペンを入れ、トーンを貼ったモノなのです。原稿が物理的に切り貼りされた以上、MW版のあずまんが大王は永遠に失われたように感じられ、切ない気分になりました。

デジタルデータも保存メディアが壊れれば消滅するという意味ではモノですが、実際の紙とペンに較べると、画像を際限なくいじれたりする意味で、モノに宿る神性が薄い気がします。デジタルは場所も取らず周りも汚さず、隠れて描いている自分には有り難いものですが、「聖なる一回性」の持つ迫力を心のどこかで羨んでいたりします。

みつどもえ150卵性 生きてゐるチクビ

行方の分からなくなっていた鴨橋小学校6年3組のハムスター、チクビが、埼玉県上尾市の丸井さん宅で生存が確認されました。残る栗山養護教諭、野田校長の安否が気遣われます。あ、栗山っちはバレンタインで出てきたか。デパートのお姉さんも長らくご無沙汰だ。

流しそうめんとハムスターのウォータースライダー。文字で書くと「手術台の上の傘とミシン」だが、のりお神の手にかかると「なるほど似てるね」としか思えない。「チクビがみっちゃんに捕食されそうになる」というアイディアからシチュエーションを考えていらっしゃるのだろうか。ひとはさんも工作技術高過ぎ。そうめんでもところてんでも流してみっちゃんに食べさせるといいのに。低カロリーでアイスやスナック菓子よりずっといい!最近スリムになってきたので余計なお世話か。やはり流しそうめんは回転式よりも一期一会な掛け流しの方がいいですね。

どうやら鴨橋小は夏休みに突入した様子。休みと言えばチクビが矢部っち宅に引き取られ、ひとはさんが入り浸る季節です。この矢部×ひとサイクルに今回はみっちゃんが乱入。ちなみにふたばさんはしんちゃんの家に入り浸り。みっちゃんは杉ちゃん家へ行けばいいんだよ本当は。

今回明らかにされた矢部っちの執拗なまでの乳への執着は何なのだろう。趣味が悪いの一言で切って済ませているひとはさんはともかく、これはフェチの領域ではないか。しかもマザコンを思わせるような。母乳に搾乳って・・・。単純な巨乳好きとはとても言えない。ひとはさんは現在丸井家の母役なので、矢部×ひと的には問題ないのか・・・?。学級懇談の時にあらぬ妄想に取り憑かれていたらどうしよう。ただでさえイケているお母様方が多いというのに。

しかし、男として小学6年女子に家宅捜索されてイヤーンな物件を掘り出されまくったら、プライバシーの侵害を超えて人としての尊厳がずたずたにになることは必定です。隠さないのか矢部先生?それとも見られて悦ぶタイプなのかあなたは?ゴキブリは勝手に繁殖するが、エロ物件は自分が買わないと増えないのですよ!?アマゾンの空箱を部屋に積んでいる場合ではないですよ?データ化してPC内に隠匿してもひとはさんには無駄でしょうが。

次回センターカラーは市民プールの模様!あおり文句の「ビキニだ!」は「スク水だ!」の誤植であると思いますがどうでしょう?それはさておき期待が高まる!

 

チャンピオン確保

最近、夜にコンビニに行ってもチャンピオンが売り切れている事が多いので、朝の通勤時に行ってみた。平積みではなく、棚に2冊のみ入荷している。もう一軒もおそらく2-3冊程度の入荷数なので、最大5冊のチャンピオンを付近の住民と奪い合っている事になるのだろう。ちなみに二軒のコンビニは某大学某学部と附属病院の至近にあり、ライバルは某大学の学生かと思われる。ちなみに某大学附属病院の売店にはチャンピオンは入荷しない。何にせよチャンピオン紳士・淑女が多いのはいい事だ。みつどもえの掲載順序もかなり前方をキープしているのが心強い。
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