Made in USSR bis

桜井のりお先生の「みつどもえ」(連載完結)および「ロロッロ!」(連載完結)について1話ごとに感想を述べております。

2009年12月

みつどもえ170卵性 新春大撮影会/やっぱりいい・・・そそるなぁ~・・・

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カメラマン・みく
杉ちゃんはこのままカメラマンになってしまえばいいと思う。みつば専門の。


みつどもえ170卵性 アレキャン

お正月回です!あけましておめでとうございます。まだちょっと早いですが。
前回のお正月回は初詣、おみくじだらけになった杉ちゃんが実に良かったですね。そして「みつどもえ時空」に一年が流れ、杉崎邸でチーム杉崎(松岡さん除く)とみつばが集合しています。今回は1月1日ではなく、年賀状が届いて一日後と言う事で、1月2日ではないかと思われます。これまでを遡ってみると、1月1日をハッキリとネタにした回は、トイレの中で新年を迎えた77卵性くらいのようです。

ふたばは草次郎パパと正月番組三昧、ひとはは矢部っちと初詣でも出かけているのでしょうか。おばあちゃんが来ているのかも。そこに「いない」事も立派な伏線になるみつどもえ、きっと何かが進行しているはずです。

タイトル絵のドレスアップしてポーズを決める杉みつ、いいですね。ちょっと照れ加減の杉ちゃんが特に。

さて、のっけから話の噛み合わないみつばと杉ちゃんですが、語りたくて仕方のない杉ちゃんは語ります。杉ちゃん衝撃のモデルデビュー(の予定)。年賀状の杉ちゃんと龍太ですが、このために和装して写真館で写真を撮っているみたいで、さすがブルジョワの面目躍如です。でも二人とも可愛いから問題ありません。杉ちゃんのお澄ましぶりにはビビッと来ますよね。しかし、あくまで杉ちゃんの食べた餅の数にこだわるみつば。みつばの食いボケと思いきや、これが後で効いて来ようとは。

杉ちゃんのパパのいとこ(杉ちゃんから見て大叔父さん?)の茂雄さんはカメラマン。龍太を老けさせたらこんな顔?という気もしないではない感じで、未だ見ぬ杉崎父の面影を探してしまいます。一生懸命ウィンクでアピールするする杉ちゃん可愛すぎではないでしょうか。しかし、こんな事があっていいのか、杉ちゃんの盗撮したみつばの写真が年賀状として茂雄叔父さんの所へ行っていたという鬼展開。ここでそれに乗じてモデルデビューを狙うみつばに、みつばちゃん大好き麻里奈ママまでノリノリに!!ノリが良すぎですよおかあさん!しかし、このみつば写真が印刷所に行ったという事は、杉崎家の年賀状はすべてみつばだったという事でしょうか。それはさすがにあり得ないか。あまり深く考えない事にします。

袋が直立しそうな茂雄叔父さんからのお年玉。お札は1万円のようなので、100万円はありそう!!こんなに儲かるカメラマンって一体なんでしょう。単にブルジョワ杉崎一族でお金が余っているのか、よほど売れっ子なのか。この叔父さんもなかなか謎多き人物としか言いようがありません。

そしてだらだら文章で説明する必要のない、お家芸の誤解エスカレーション超展開。杉ちゃんが「女装癖の変態少年」の烙印を押されるのを皮切りに、ちょっとアレなおじさまにひわいな写真のモデルにされそうなみつばを庇って立ち上がる杉ちゃん。モデルが自分でない事に一瞬安堵した杉ちゃんの視界に飛び込む、逆光のみつばの屈託のない笑顔。失われようとする最愛のもの。真剣にみつばを思う杉ちゃんの心の動きがダイレクトに伝わるコマ運びです。身を挺してみつばを救おうとする杉ちゃんは、間違いなく一番輝いています。たとえこの後どんなに落とされようとも。

そしてラーメンを豪快にすすり込む杉ちゃんに、新たな魅力の一面を植え付けられてEND。このポスター、欲しすぎです。これを見たら即座にラーメン屋に走りますよ!杉ちゃん大爆発回でした。新年早々素晴らしい。
吉岡宮下は今回はただいただけ、でちょっと寂しいですが、来年はきっともっと大接近!

 しかし、近所のラーメン屋のチラシ写真を撮っている茂雄叔父さんがくれるお年玉がアレとは・・・。上尾全域が杉崎家の所有地でも驚かないかも。

みつどもえExtra みんなでお見舞いへ行こう!

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みつどもえを読んでいて心動かされるのは、学校の保健室に家にとみんな熱心にお見舞いに行くこと。「みつどもえ+お見舞い」、と言われれば数話がすぐに思い浮かぶ位です。お見舞いは疎遠なキャラクター同士を強制的に近づけたり、病気で弱った思いがけない側面を見せる事が出来たり、家庭環境を見せる事が出来たり、のりお先生はお見舞いを上手に使っているな、というのが今回まとめてみた感想です。

お見舞いまとめ

1回目 2巻22卵性 Dr.写経診療所 見舞われる人:矢部っち
授業中に倒れた矢部っちは、保健室で松岡さんに全身経文を施される。矢部っちに性的な表情で馬乗りになる松岡さん。矢部っちのパンツを被らされるなど徹底したひとは受難回。

2回目 2巻38卵性 お薬のお時間 見舞われる人:みつば
丸井家にチーム杉崎初上陸の記念すべき回。みつばが杉ちゃんに(確信的妄想)座薬を挿入され回復する愛の奇跡。全てはここから始まった!

3回目 3巻44卵性 低気圧ガール 見舞われる人:みつば
体重を気にしすぎる余り絶食を重ねたみつばが倒れ、保健室に。みつばのぱんつを脱がせたくてたまらない杉ちゃん。栗山っちがまともに見える回でもある。

4回目 3巻48卵性 あっSAW 見舞われる?人:みつば
厳密にはお見舞いとは言えないが・・・。栗山っちのヒーリングローリングで保健室に拉致されたみつば。同じく杉ちゃんも捕まったと勘違いして・・・。杉ちゃんの生存を確認して抱きついて喜ぶみつば。

5回目 4巻69卵性 鉄鍋王女 見舞われる人:みつば
調理実習中に指を切ったみつば。ふたばに吸われて失血状態になり、保健室へ。心配してカレーを持ってくる杉ちゃんが吉・宮にピョンピョンされて赤面するのがかわいい。吐血エンド。

6回目 5巻89卵性 LIAR DAY GAME 見舞われる人:ひとは
エイプリルフールにつく嘘を考えるのに没頭する余り電柱に激突するひとは。矢部っちに家に運ばれた挙げ句コロッと騙される。真のオチは4コマの「パーティーナイトだよ!!」だと思う。

7回目 6巻115卵性 のろのろ 見舞われる人:松岡さん
風邪を霊障と勘違いしてあはぁあはぁする松岡さん。呪い人形の効果はいかに。栗山っちに消毒用アルコール(70%エタノール)を飲まされ、憑きものが落ちたように。(死ぬからダメ!!)

8回目 8巻142卵性 吉岡さんちのガーゴイル 見舞われる人:吉岡さん
風邪で休んだ吉岡さんを見舞うチーム杉崎+ふたば+みつばだが、幼女から老女まで全ての女性をライバル視する母・紗江子が立ちはだかる。昼間からワイングラスを傾ける純次パパが素敵。吉岡さんの冷えピタになりたい。(しつこくてすみません)

9回目 165卵性 クッキンアイドル アイ!マイ!見舞い 見舞われる人:麻里奈ママ
ついには杉ちゃんのママにまでお見舞いに。早速お見舞いの目的を忘れて暴走するみつごと龍太に杉ちゃんのムチが炸裂する。杉ちゃん覚醒。

9/169が多いのか少ないのかは何とも言えませんが、印象的な回が多いのは間違いないところです。あと、みっちゃんの見舞われ率の高さは異常。

個人的には「お薬のお時間」が一番気に入っています。みつばに絡むただのイヤミなお嬢様キャラだった杉崎さんが、狂おしい愛を秘めた「杉ちゃん」として再認識された回です。しかも「座薬」ですよ。誰がみっちゃんに座薬を入れたかは書かれていないのですが、どう考えてもこれは杉ちゃんの役目ですよね。心の眼でピロリロリンしたのかは杉ちゃんのみぞ知る、です。松岡さんのアレな魅力満載の「のろのろ」も印象的な回ですね。

逆にお見舞いしてもらえないのは、健康体かつ家族構成が伏せられた宮下さん。臥せった宮下さんがヘアピンを外していたばっかりに、みんなに無視されて号泣する回とかどうでしょう。 

OMG!!今週はチャンピオンが合併号休み

世界的な週刊少年チャンピオン不足により、紳士淑女が皆野獣化してしまうのではないでしょうか・・・!!

チャンピオンが世界に及ぼす影響はすごい!!


悲しいけど元々だと思うの



何か考えて書きたいです。 

みつどもえ8巻が出た!!

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「天空の眉 ヨシオカ」
吉岡さんの眉毛が結んだ4人の絆。ラピュタで言うならば飛行石のような存在。黒々と人々を魅了して已みません。それでもまゆげ呼ばわりされたら泣いてしまうのが吉岡さん。そう言いたくさせるのもまた吉岡さん。
吉岡さんが普通の眉毛だったら、それ吉岡さんちゃう。ふたばや!

みつどもえ8巻 数珠かけて肩が凝るのも霊のせい
表紙は朝の三姉妹。みっちゃんは代謝が良さそう。ところで、みっちゃんの「I ♥ SUGAR」は「私は"サトウ"が好き」→「しんちゃんが好き」という隠されたメッセージなんでしょうか。今後どんな泥沼の多角関係が展開されると言うんだ・・・。

扉ページは順当に松岡さん。しかしちょっとこれは大変に素晴らしいのではないでしょうか。これで三女さんのかわりに久保田君が数珠にトラップされていた日には、嫉妬と憎悪が黒い霧になって渦巻くところでした。どんどんパワーアップしてゆく背景文字は「極楽浄土」「臨兵闘者皆陳烈在前」「南無阿弥陀仏」「破邪」「南無妙法蓮華経」などなど。あとは読めない梵字。誰か解読して下さい。みつどもえ川柳も松岡さんネタ。松岡さんの持ち味が特殊すぎて登場回数が少なめなのが実に惜しくなってきました。

そしていつも地味に楽しい目次ページは、杉ちゃん部屋での楽しいおやつタイム。宮下さんの座り方がお行儀悪いけど、宮下さんらしくてよろしい感じです。あとは吉岡さんと宮下さんのケーキの食べ方。おそらく一口目にイチゴを始末し、ガンガン掘るように攻める宮下さんと、端の方からちょっとずつ食べる吉岡さんの性格の違いが如実に出ています。凸凹ぶりがいいですね。長持ちの秘訣だと思います。杉ちゃんのケーキに手が付いていないのは間違いなくみつばに食べさせるため。その目で見ると、書類棚の上にさりげなく並べて置いてある、ウサギとブタのぬいぐるみの意味するところも知れてこようというもの。あとは椅子が何気に腰に優しそうな高級タイプ。日々盗撮したデータの整理に追われる杉ちゃんには、必需品だと思われます。

さて、8巻は春先から真夏が舞台です。みつどもえはサザエさん時空ながら、作中の季節は連載とシンクロしていて、それに合わせて服装がちゃんと替わっていきます。服のスタイルも以前の同じ時期と変わっていて、多分これはのりお先生の研究の成果として現実世界の流行を反映しているのではないかと。連載が10年続けば10年分の小学6年女子のファッションの推移が記録されるわけで、考現学的な価値があると思われます。それはともかく、のりお先生の頭の中には間違いなく各キャラの洋服ダンスがあって、組み合わせを変えながら上手に着回していたりするので楽しすぎますな。

内容については連載時にあれこれこのブログで書いたので割愛します。みつどもえは何回読んでも面白いし、読む度に発見があるので全部読んでいても単行本は嬉しいものです。7巻が出た後チャンピオンを毎週買い始め、どうしても読みたい回は秋田書店からバックナンバーを取り寄せたので、個人的には完全な初見は千葉氏のエロ本回と一郎太登場回だけでした。千葉氏回の場合、タイトル絵が前週の吉岡さんのポーズを反映していて笑いました。この不良達はその後出てきたのでしょうか。あとやっぱり和実ママは千葉氏を追跡しすぎです。一郎太回は何と良質な杉みつ+宮ひと+ひと松+おが兄回。杉ちゃんをそれでも庇うみつばと、反射的に盗撮せずにはいられない杉ちゃんがツボでした。もはや業。とにかくヘーイヘーイだの夏はアバンチュールの季節だの、読み応えのある回がてんこ盛りです。

そして最も楽しみにしてきたチーム杉崎誕生の瞬間。
「すんごいまゆげ」と言われる度に号泣する吉岡さん。
杉ちゃんは齢4つにして高級品自慢!
宮下さんは吉岡さんを守るために杉ちゃんに正義の鉄拳を振るう!吉岡さんとは初対面なのに!!
松岡さんはさりげなくゴーストTシャツでアピール!

三つ子の魂百までとは言うものの、みんなの行動パターンもこの時に既に確立されています。さすがに吉岡さんがコイバナに眼を爛々と、というのはまだ早いですね。11年前の麻里奈ママは雰囲気が若いなあ。龍太は真っ黒な筈の髪の色が薄いので最初分かりませんでした。0歳児で髪が細いからか。ところで、杉ちゃんの服が142卵性の吉岡さんお見舞い回と同じなのは何でなんだぜ?

そして後書き。良すぎて言葉を失う風呂上がりの宮下さん。後書き絵は「無防備」がキーワードだと思いますが、これはやばい。別に露出が多いわけではないのに、質感がダイレクトに伝わってくるのでかなり来ますね。特にお尻の周囲とか。一体誰の視線なのか気になって仕方がありません。7巻の吉岡さんと対だと思って何とか気を落ち着けています。もしくはのりお神の神の視座、ってことで。うぬぬ。

裏表紙は生ゴミを狙うおがちんと狙われるしんちゃんを、電柱の陰から微笑みながら見守る制服姿の一郎太。公権力すら信頼できない汚濁の街、アゲオシティ!!しんちゃんには千葉家のゴミとすり替えて、SSS隊の殲滅を図る事を提案したい。効果覿面でしょう。

今回出張に乗じて、とらのあなでポストカード付きを入手!このポストカードも素晴らしいものでした。どんぐりの背比べだったはずの二人の胸が明らかにみつば>杉ちゃんになっている!!パッドでなければ。

みつどもえ169卵性 メリークリスマス、アゲイン!/目の付け所が佐藤

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「遠い日の約束」
みつどもえ8巻の巻末書き下ろしはきっとこんな感じかと妄想。これを描いた時点でまだ読んでいないのです。ちびゆきちゃん4歳とちび宮下さん4歳。

みつどもえ169卵性 サンタが廻ってやってくる
1「69」卵性にふさわしい千葉氏回!しかも4巻76卵性「サンタがそこかしこにやってくる」の続編と言うべきクリスマス回!龍太と私達のハートをがっちり掴んだ千葉氏女装サンタが再び降臨です。

巻中カラーはみんなでお勉強中のみつご+チーム杉崎(松岡除く)+しんちゃん。楽しそう!!しんちゃんがなぜか犬ポジションですが。ふたばに餌付けされてる・・・。吉岡さんはみっちゃんのノートに間違いを見つけて突っ込んでいるのでしょうか。宮下さんは楽しげに何を言っているのか。杉ちゃんが携帯の計算機で算数をズルしているのを突っ込んでいるとか?今の小学生って期末テストとかあるんですね。もはや記憶にありません。ひとはは寒いから窓を閉めろ、という表情でしょうか。

さて本編。SSS隊はストーキングまでやっていたようです。クリスマスイブに夜の道を歩くしんちゃんと謎のおさげ女!!怒りに身を震わせる3人の表情が、おがちん=ストレートな怒り、伊藤さん=残忍かつ冷酷な怒り、加藤さん=諦めに似た怒りとして描き分けられています。伊藤さんはヤンデレ寸前です。血の雨が降りそう。そして、実力行使(捕獲!!)に出た三人を指すら上げずに無力化してしまう千葉氏!かっこいい!!そして何だか色っぽい。さすがエロスに全てを捧げる人生。倒れ伏したSSS隊には目もくれず前に進む男一匹。優等生のしんちゃんはさすがに振り返ってますね。でも助けてもらえないところがSSS隊ポジションの辛い所。自業自得でもあります。

そしてクリスマスを心から憎む女教師、三十路こと海江田先生!!一コマだけなのに異様な存在感です。「29歳 クリスマスをつぶそうと企む悪い魔女」。誰か早急に何とかしてあげるべき。大人げなくも龍太に「サンタクロースはパパ」を吹き込んでいる様子ですが、いたいけな小学生の他に敵はもっといる筈。


2年前は気迫と杉ちゃんぱんつで龍太の追求を乗り切った千葉氏ですが、今年は麻里奈ママの寝姿にエロ魂が揺さぶられ、ピンチを招く事に。そこにメシアのごとく出現する和実ママ。キリストの誕生日(の前日)だからか。息子のピンチを救うのはいいのだけれど、やはりこの人もストーカー。息子が夜に女装して出て行く位、多目に見てもいいのでは!・・・ナシだな!!

誰にも千葉氏と和実ママの見分けがつかないようですが、サザエさん時空での杉崎家のクリスマスの難度がどんどん上がっていきます。その間、千葉氏は麻里奈ママの豊かな胸の谷間へ埋没。確かにサンタはいると思います。来年は麻里奈ママのサンタ姿を希望します。

しんちゃんエロ本回では、あかりママに千葉氏が迫りましたが、今回はしんちゃんが和実ママに!「もみり」という擬音がいいですね。もみりもみり。しかもSSS隊と千葉氏の眼前で。母親をスワッピングとは何という乱れきった世界。鴨橋小学校に入学したい。しかし、長い付き合いのしんちゃんに見分けがつかない千葉氏母子ってどこまで似ているのでしょうか。

新情報は杉崎家のパパがニューヨークにいる事。麻里奈ママも子供二人抱えて家を守って実は大変なのかもしれません。パパにラブラブの様だし。

今回アニメ版の三つ子がついに本誌に登場しましたね。携帯の待ち受けとか無意味で不必要と思っていましたが(iPhoneユーザー)、ようやく解消。具体的な情報はこれからの様です。

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